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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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ミリアのお小遣い稼ぎ

メリアとエミールとエレーヌ達がキャス号に乗り込み、北に向けて飛んで行くと、マルスとミリアとリリシャとケーレスとレーゼンとロメイルとケメルとメリカとクレカが迷宮に向かう

『レーゼン、ケーレス先頭は任せた』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス様』

ケーレスとレーゼンが嬉しそうに言う

『ミリアのお小遣い稼ぎだから、気楽に進むよ』

『マルス師匠、お小遣い稼ぎなのですか?』

ミリアが驚いている

『今年分のお小遣いを用意しないとね』

マルスが笑顔で言う

『え! 去年の残りではダメなのですか?』

ミリアが驚いていると、リリシャがマルスの顔を見ている

『え! 残っていたかな・・・ここまで来たら稼がないとね』

マルスが苦笑いしている

『マルス、早く殲滅しましょう』

リリシャが微笑みながらマルスの腕に抱き付いて言う

『クレカとメリカに殲滅させるつもりだけど』

『はい、危なくなったら、早いもの勝ちですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ師匠、殲滅します』

ミリアが笑顔で言うと、迷宮を最短距離で進み21層に到着する


『ここからは殲滅開始ね、ロメイルとケメルも本気で殲滅してね』

マルスが笑顔で言う

『任せて下さい! 今日はキリシア様がいないので本気で殲滅できます』

ロメイルが笑顔で言う

『魔石拾いが多いですから、今日は思いっきり戦います』

ケメルが笑顔で言うと、剣を抜いている


ケメルとロメイルとレーゼンとケーレスが連携しながら次々とモンスターを倒して進み、24層まで到着する

『クレカとメリカ限界かな?』

マルスが魔力視でメリカとクレカを見ている

『え! 限界ですか?』

メリカとクレカが驚いている

『メリカちゃん、クレカちゃん結界で待ってましょうね』

リリシャが微笑みながら結界の魔導具を出している

『はい、リリシャ様』

クレカとメリカがリリシャを見て言う


マルス達は24層を進み、大部屋に到着する

『あ! 大きなスローグがいます』

ミリアが大部屋を覗きながら言う

『あ! クレカとメリカ連れてきていないから、剣士だけだと難しいかな? ミリア吹き飛ばしてね』

マルスがミリアを見ている

『セイントファイヤーテンペスト』

ミリアが魔法を放ち、白い炎の玉が無数に現れて、スローグに当たり爆発している


炎が収まると、マルスが中を確認している

『殲滅完了です』

ミリアが笑顔で言う

『みんな、魔石と魔晶石拾い集めるよ』

マルスが笑顔で言うと、レーゼンとケーレスとロメイルとケメルが魔石と魔晶石を拾い集めて袋に入れているから、リリシャ達の所に戻っていく


『マルス終わりですか?』

『休んだら帰るよ』

マルスが笑顔で言うと、休憩をする事にする

『マルス様、こちらを』

クレカがサンドイッチをマルスに差し出す

『作っておいてくれたの?』

『はい、侍女の仕事ですから』

クレカが笑顔で言う

『ここでは冒険者ですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『侍女です。 魔法も未熟者ですから』

クレカが笑顔で言うと、ケーレスとレーゼンが顔を見合わせている

(普通の魔法使いになってますけど・・・そもそもこの階層に居るのだから未熟者ではなく、半人前です)


迷宮の出口に向かって歩いていくと、14層でカミラ達を見付ける

『あ! マルス様、帰りですか?』

カミラが微笑みながらマルス達を見ている

『カミラ達は?』

『御一緒します』

カミラが微笑みながら言うと、ヒストリア騎士隊隊員達と魔法使い達がマルス達を見ている

『無理はさせてない? ミーヤ』

『はい!マルス様、カミラ師匠が居ますから、無理なんてしません』

ミーヤが笑顔で言う

『カミラなら安心して任せられるよ、帰るよ』

マルスが笑顔で言うと、迷宮出口に向かって歩いていく


迷宮を出ると、冒険者ギルドに向かい、カミラ達を外で待たせて中に入る

『マルス様!! 奥の部屋にどうぞ』

冒険者ギルド職員がマルス達を見付けて案内してくれると、冒険者達がマルス達を睨んでいる


部屋で待っていると、ヘザーネとオイゲルとバイルが入ってくる

『マルス君、リリシャさん、ミリアさん、ロメイル君、ケメル君、レーゼンさん、ケーレスさん、クレカちゃん、メリカちゃん、お帰りなさい』

ヘザーネが微笑みながら言う

『ヘザーネさん、これをお願いします』

マルスが笑顔で言うと、テーブルに魔石の袋を置いている。 ヘザーネが袋を開けて、魔石を出しながら数え始めると、他の職員達がヘザーネから魔石を受け取り、袋にしまっている


魔石の数を数え終わる

『大魔石が824個と階層主が1個です。 相談なのですが、大魔石の依頼がいくつか溜まっていますので、回しても良いですか?』

ヘザーネが微笑みながら言う

『任せます』

マルスが笑顔で言う

『5件で、合わせて50個と代行の手数料が金貨1枚です。 残りが金貨3869枚になります』

ヘザーネが依頼書を確認しながら言う

『ミリアのお小遣いの金貨が必要だから、持ち帰ります』

マルスが笑顔で言う

『すぐに用意して貰います』

ヘザーネが微笑みながら言うと、職員が出ていく

『スムーズだな』

オイゲルが苦笑いしている

『ヘザーネですから、このぐらいでは手間取りません』

バイルが微笑みながら言うと、ヘザーネが書類を作成している


『マルス君、この魔石は、オークションに出しますので、こちらの書類にサインをして下さいね』

ヘザーネが書類を作り終わると、マルスに差し出している。ミリアに確認させて書類にミリアがサインをしている。書類の確認が終わると、職員が魔石を持っていく

『依頼に合わせて魔晶石20個程有りますが、譲ってくれませんか? この依頼に対しての代行の手数料は、特別に頂きません』

ヘザーネが微笑みながら、依頼書束を見せている

『ちょっと待っていてね』

マルスが笑顔で言うと、マルスが外に出ていき、オイゲルが目を見開いている

(え! 譲ってくれるのか? 一言で譲ってくれるのか? あのマルス様が!! これが信頼関係か? 凄すぎる!!)

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