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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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マルスの剣製作

マルス達はリベリアに戻り、迷宮探索等をして過ごしている

『マルスさま、ギレリム様とランドレール様が来ました』

クレカがリビングで寛いでいるマルスの元に来て言う

『じゃあ、出掛けてくるね』

マルスが笑顔で言うと、屋敷を出てギレリム達の所に向かう

『マルス、剣は何処で作るのか?』

ギレリムが笑顔で言うと、リリシャ達も集まってくる

『材料が材料だからね・・・エスカで向かうよ』

マルスが笑顔で言う

『エスカで? もしかして、城ですか?』

リリシャが驚いている

『鍛冶場だからね』

マルスが笑顔で言うと、発着場に向かい、エスカ号に姿を現して貰い、乗り込んでいく


エスカ号が上昇していくと、天空の城の結界内に入り、天空の城が見えてくる

『はぁーーーーーーーーーーー!! そそそそそそ空に城が!!』

ランドレールが目を見開き叫んでいる

『マルス!! この城は』

ギレリムが興奮したように叫ぶ

『守護者がうるさい城だよ』

マルスが笑顔で言うと、リリシャ達が笑っている

『この人でなし魔導王ーーーーーー誰がうるさいのですか!! 人の気持ちもわからない魔導王に言われたくない!! こらーーーーーーーー魔導王聞いてますか!! 大体普段来ないで急に来るなんて何を考えている!! 』

ヴェルダンディーの怒鳴り声がすると、ギレリムとランドレールが顔を見合わせている

『オリハルコンの加工は、鍛冶場じゃないと無理だよね?』

マルスが笑顔で言う

『はぁーーーーーーー! まさか鍛冶の為に来たのですか!! この魔導王!! 天空の城に住みなさい』

『え! 不便だから、迷宮に潜れなくなるから』

『この魔導王!! いい加減にしなさい!! 天空に戻しておいて、無視しているな!!』

ヴェルダンディーが怒鳴り続けている。ギレリムが苦笑いしている

(うるさい・・・・マルス相手に怒鳴る人がいるのか? 無駄だろうが・・・天空の城は、マルスの持ち物なのか? 何処で作ったのか?・・・オリハルコンと聞こえたが・・・伝説上の金属だよな? 存在している訳無いよな?)


天空の城の鍛冶場に到着すると、マルスが金属を出して、ギレリムとランドレールが金属の塊を観察している

『マルス、硬いが・・・加工方法が解らないぞ』

ギレリムが苦笑いしている

『スグルド説明お願い』

マルスが笑顔で言うと、スグルドが現れる

『こんな時だけ呼ぶのですか? ヴェルちゃんが怒りそう』

スグルドがマルスを見ている

『うるさくて、説明が長いからね』

『長い・・・怒りそう』

スグルドが苦笑いしている

『早く終わらせましょう』

ウルズが現れて微笑みながら言うと、ギレリムとランドレールが固まっている


スグルドとウルズが説明を始めると、マルス達が魔力を集めて、オリハルコンを高熱の熱線で温めている。ギレリムとランドレールが色合いを見ながら、ハンマーで叩き始めている


オリハルコンの塊が徐々に剣の形に変わっていく

『マルス・・・この剣の刃を研ぐのはどうするのか?』

ギレリムが剣を見ながら聞く

『研ぐ? スグルドどうすれば良いの?』

マルスがスグルドを見ている

『アダマンタイトで砥石代わりの物を作ります。作ってないのですか?』

スグルドとマルスを見ている

『え! 加工してないよ! 加工するには・・・倉庫から持ってくる』

マルスが笑顔で言う

『え! 今から作るのですか!! 材料集めに何年も掛かります!!』

スグルドが驚いていると、ウルズが爆笑している

『計画性の無い魔導王!! 簡単にオリハルコンの剣なんて作れませんから!! 計画性の無さを思い知りなさい!!』

ヴェルダンディーの愉快そうな声が聞こえている


マルスが倉庫から金属の箱を集めて持って戻ってくると、マルス達は熱線でアダマンタイトを温めて、ギレリムがハンマーで形を変えている。マルスが奥から馬車の車輪の状の物を持ってくると、アダマンタイトの板を外周に巻き付けながら、ギレリムが叩いて形を整えている

『これをどうするのか?』

ギレリムが完成した物を見ながら聞く

『装置に取り付けて、回転式砥石とするよ』

『回転式? どうするのか楽しみだな』

ギレリムが笑顔で言うと、奥に向かい、装置にマルスが取り付けて、回転させている。ギレリムが剣を当てて火花が飛び散っている

『なるほど・・・マルス同じのを作ってくれ』

ギレリムが笑顔でマルスを見ている

『欲しいの? 鉄などなら石で十分だよね?』

『頼んだぞ』

ギレリムが笑顔で言うと、剣を研ぎ続けている


数日後完成すると、マルスが魔石に魔法陣を書き込んでいる

『マルス・・・12個の魔法陣』

リリシャが書き込み終わった魔石を見て呟く

『苦労したよ』

マルスが笑顔で言う

『ズルです・・・書き込み方後で教えてね』

リリシャがマルスを見て言うと、魔力を流して、剣に魔力の淡い光が伝わり、剣全体に光輝いている

『完成かな?』

マルスが剣を見ている

『書き込み方を教えてね』

リリシャが微笑みながらマルスを見ている

『リリシャ師匠、剣の鑑定はしないのですか?』

エミールが微笑みながらリリシャの持っている剣を見ている

『何個付加してあるなんてどうでも良いです! それよりも、12個の魔法陣を書き込み方が重要です』

リリシャが笑顔で言う

『あ! リリシャ師匠が魔法陣の事しか考えてないです』

メトリシアがリリシャを見ながら言う

『当たり前です!! マルスに教えて貰います!! ゆっくり教えて下さいね』

リリシャがマルスを見て言う

『剣も完成したから、帰ろう』

マルスが笑顔で言うと、エスカ号の方に歩いていく

『こらーーーーーーー! 来たのだから、ゆっくりしていけ!! 何を考えている』

『不便だから家に帰るだけだよ』

マルスが笑顔で言う

『このーーーーーー! 人でなし魔導王ーーーーーーーーー!! いい加減にこの城に住めーーーー』

『え! 不便だから、住まないよ』

マルスが笑顔で言うと、ヴェルダンディーが現れてマルスに怒鳴っている

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