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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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キャナ 後編

3日後キャス号で準備をしているとエレスとキャナがやって来る

『マルス様、キャナちゃんは任せて下さい、レスリアが可愛い妹が出来て喜んでいます』

エレスが微笑みながら説明している

『マルス様、本当にありがとうございました』

キャナが深々と頭を下げている

『ウォルゼル何か言ってなかった?』

エビリアが微笑みながら聞くと、クレスタが笑みを浮かべている

『お兄ちゃんは、心配で家に来ましたが・・・逆に不審者としてみんなに捕らえられてました』

キャナが苦笑いして説明している

『ウォルゼル何しているのよ』

エビリアが笑いながらキャナを見ている

『心配無いと伝えたのに』

クレスタが爆笑している

『全員に顔を覚えて貰いましたが・・・不審な行動をしたら、連携してすぐに捕らえる訓練になったと言ってましたね』

エレスが苦笑いしている

『妹離れしなさい』

エビリアが笑いながら言う

『何か有ったら、リーネとルキアちゃんに相談しなさいね』

クレスタが微笑みながらキャナを見ている

『はい、クレスタ様・・・あ! この間ヘリオス様にお会いしました』

キャナが思い出したようにクレスタを見ている

『元気にしていた?』

『お兄ちゃんとご飯を食べに行きましたが、貴族と思えないぐらい話し易かったです』

キャナがヘリオスが来た時の事を一生懸命説明している

『たまには遊びに行こうか?』

マルスが笑顔でエビリアとクレスタを見ている

『ウォルゼルと4人で話をしたいかも』

エビリアが考えながら言う

『ヘリオスをこっちに来て貰いましょう』

クレスタが微笑みながらキャナを見ている

『妹達が仲良くしてくれれば良いですから』

エビリアがキャナを見て言うと、クレスタも嬉しそうに頷いている

『エリカもおいて行った方が良いのかな?』

マルスが考え込んでいる

『エリカはおいて行ったら、相当怒りそうです。マルス師匠に魔法を教えて貰うと喜んでいますから』

エビリアが笑いながら言う

『エリカにも何か仕事を押し付けるかな?』

マルスが考え込んでいる

『子供達の先生をさせれば良いです。 ナセリちゃんもいますから』

『魔法学院を卒業したエリカと魔法学院に入れなかったナセリの生徒達にしよう』

マルスが笑顔で言う

『クララちゃんも居ますよ』

クレスタが微笑みながら言う

『クララとライオスか・・・そろそろ自立も必要なのかな? 居てくれると助かるけど』

マルスが考えている

『多分今が楽しくて、出ていく事を考えてないと思いますけど』

クレスタが微笑みながら言うと、エビリアも頷いている


馬車が到着すると、ルキアとアルクオドールとシルトバス伯爵夫人が降りてくると、メリアがミリア達を呼びに行く

『マルス様、どうしても話がしたいと言われて連れて来ました』

ルキアが申し訳なさそうに言う

『伯爵夫人としてではなく、ミリアを見捨てた母親として参りました』

夫人が微笑みながら言うと、アルクオドールが苦笑いしている

『どのような御用ですか? 子供達の事ですか?』

『子供達の事は任せます。養うことも不可能ですから・・・ミリアのお小遣いで魔法学院に通わせるなんて・・・予想外の事で、あの人も頭を抱えていました。 シルトバス家の人が一人も合格の出来ない魔法学院に全員入学して、アーメルドではルキア様に魔法から勉強までしっかり教えられている事に家臣達も驚いています・・・自分達が見捨てた子供達なのに・・・呼び戻そうとしていますが・・・ミリアのお小遣いで通っている事でミリアが何者かと騒いでいます』

夫人が笑みを浮かべながら説明している

『呼び戻す? 呼び戻すなんて出来るのですか?』

『不可能です。 子供を捨てた親が文句に来ましたが、呼び戻したいなら、魔法学院の学費と教育費を払うように伝えてます。 その上、王妃様に呼び戻す為に理由の説明もしなさいと言い含めています』

夫人が笑みを浮かべている

『それなら良いかな? 無理矢理連れ戻そうとするなら・・・カミラに何か準備して貰おうかな?』

マルスが笑みを浮かべている

『ふふふ、すでに1人無理矢理連れ戻そうと魔法学院に向かいましたが、助けを求めた子供を助ける為に上級生達に捕まったそうですが・・・牢屋に入れられています』

夫人が笑みを浮かべている

『魔法学院を襲ったのですか!! 許しません』

ルキアが大声で言う

『王太子妃クレシア様の妹様に無礼を働いたとの事で捕まったので、ついでに追放して、私財没収にしました・・・ふふふ、無能な人は次々と捕まると良いですね』

夫人が笑みを浮かべている

『クリス様がいる間なら良いけど・・・王都に行ったら、頼んでみんかな?』

マルスが笑みを浮かべていると、ルキアとアルクオドールが顔を見合わせている

(マルス様が企みをしています・・・何をするつもりですか? メトリシア、ミリア何を企んでいるか教えて下さい)


ミリア達がキャス号から出てくる

『お母様、何か用ですか?』

ミリアが驚きながら夫人を見ている

『約束やぶりですか?』

リリシャが微笑みながら見ている

『ミリアの母親として、挨拶に伺っただけです。リリシャ様』

夫人が笑みを浮かべて言う

『会わない約束では無かったのですか?』

『そうですが、一言だけ言わせて欲しいですわ』

『何ですか?』

ミリアがリリシャを見てから、夫人を見ている

『良くやりましたわ!! 第3夫人ではなく、第2夫人を狙いなさい!!』

夫人が笑顔で言う

『え! お母様!!』

『早く孫の顔を見せて下さいね』

夫人が笑顔で言うと、みんな夫人を見ている

『え! 孫ーーーーー! ミリア許さないです』

メトリシアが大声を上げている

『女の戦いは子供を早く産んだもの勝ちですわ!』

『ふふふ、黙らせましょうか?』

リリシャが笑みを浮かべて睨んでいる

『あ! リリシャ師匠の顔が・・・』

メトリシアがリリシャを見て後退りしている

『奥様、遊びに参りましたか?』

アニーが微笑みながら夫人を見ている

『アニーも楽しそうですわ・・・アニー、孫を頼みますね』

『手出しはしませんが・・・争奪戦が繰り広げられます』

アニーが微笑みながら言う

『争奪戦?』

『マルス様の子供の世話をしたい人と教育係になりたい人が多いですから、子供達の夢の一つです』

アニーが微笑みながら説明する

『マルス師匠、争奪戦が始まるのですか? ライバルが・・・』

ミリアがマルスを見ながら考えていると、みんなミリアを見て爆笑している

『はぁ・・・この性格が無ければ、問題にならなかったのかもしれませんが・・・マルス様、ミリアの教育をお願いします』

夫人が頭を押さえながら言う

『みんな家族ですから、ミリアの性格も解っています』

マルスが笑顔で言う

『ミリアの所為で家族が襲われたらどうしますか?』

『勿論、叩き潰す!!』

キリシアが大声で言うと、みんな頷いている

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