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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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キャナ

マルス達が魔法練習場を出ると、魔法のランプの商会から怒鳴り声が聞こえてくる。マルス達が入口から覗く

『さっさと魔法のランプを出せ!!』

貴族風の男が怒鳴っている

『貸出品は全部貸出中です』

『貴様! ここまで足を運ばせて、その言葉はなんだ! 早く出さないとお前達全員牢屋に入れるぞ!!』

『無いものは無いです。お引き取り下さい』

店員が丁寧に頭を下げながら言う

『貴様!! そこに有るだろ!!』

『すでに貸出先が決まっている物です』

『さっさと渡せ!! 許さんぞ』

『まず国王陛下からの許可証を持ってきて下さい』

『は? 貴様、国王陛下からの許可証だと!! 無礼にも国王陛下からの許可証を必要と言うとは!! 無礼な言葉、この店を没収するぞ!!』

貴族風の男が怒鳴っている

『あ! 面白そう』

メトリシアが笑顔で呟くと、男の方に歩いていき、兵士や魔力補充している人達がメトリシアを見ている


『何偉そうに怒鳴っているのですか?』

メトリシアが微笑みながら言うと、ヒストリアとケニスがメトリシアの後ろに立って微笑みながら見ている

『何だ!! 女! 邪魔だ!!』

『店の邪魔をしている人が何を言っていますか? 知能も無いのですか?』

メトリシアが笑顔で言う

『女!! 無礼者が!! 捕らえよ』

貴族風の男がメトリシアを睨み怒鳴ると、従者がメトリシアの方に近付く

『無礼者はあなたです。メトリシアとして、あなた達を取り調べます。 礼儀作法も知性も無い愚か者』

メトリシアが微笑みながら言う

『メトリシア? 何様だ!! 後悔させてやるぞ』

貴族風の男が怒鳴り、従者がメトリシアを捕まえようとすると、メトリシアが避けている

『無礼者!!』

ケニスとヒストリアが従者の腕を掴み、投げ飛ばしている

『ヒェーーーーゆゆゆ許されると思うなよ』

貴族風の男が驚いて後退りしている

『どうしたのですか? さっさと無礼を働いて下さい』

メトリシアが笑顔で言うと、兵士達が笑いを堪えている

『貴様ら本当に牢屋に入れるぞ!!』

『それしか言えないのですか? 何者ですか?』

『ガベラス王国を敵に回したいのか?』

貴族風の男が慌てた様に言う

『メリアさん、どうします?』

メトリシアがメリアを見ている

『愚か者ですね、御父様に手紙を書いておきます。捕らえて送還しましょう』

メリアが微笑みながら言う

『送還ですか? 折角の愚か者なのにお仕置きしましょう』

『送還です。 お仕置きしてからでも、みんなの練習台にしてからでも良いですね』

メリアが微笑みながら言う

『今日はこの辺りで許してやる』

貴族風の男が慌てて言うと、逃げ出そうとしているが、兵士達が入口で立ち塞がっている

『愚か者が逃げ出そうと・・・許しません』

メトリシアが慌てて言う

『ガベラス王国王族に無礼だろう』

貴族風の男が慌てて怒鳴る

『捕まえて下さい、ガベラス王国メリアとして命令します』

メリアが微笑みながら言うと、兵士達が男を捕まえている

『貴様ら!! 無礼者がーーーーー ガベラス王家を敵に回して許されると思うなよ!!』

貴族風の男がメリアを睨みながら叫んでいる

『王族は全員知っています。 徹底的に調べて下さいね』

メリアが微笑みながら男を見ている

『へ? 知っている? 商会の人間が知っている訳無いだろーーーー 絶対に許されないぞ!! 妻のメリアが絶対に貴様らを許さないぞ』

貴族風の男が慌てて叫んでいると、全員爆笑している

(本人に向かって、嘘を付いても意味有りません)

『妻も見付けて捕らえてきて下さい』

メリアが笑いながら男を見ている

『ほほほほっ本当に許されないぞ!! 大問題になるぞ』

貴族風の男が慌てた様に叫ぶ

『もう黙れ!! 後は牢屋でじっくり聞いてやる! 反逆罪と不敬罪で連行する!!』

兵士が怒鳴る

『捕まえるのは逆だろうーーー』

『メトリシア第2王女様向かって捕らえようとしたのだから!! 許されると思うなよ!!』

兵士がロープで縛りながら怒鳴る

『へ? おおおおおおおおお王女!! ギャーーーーーーー』

貴族風の男が急に悲鳴をあげながら苦しんでいる

『ちょっとうるさいな・・・パンシー』

メトリシアが微笑みながら言うと、男が苦悶の表情をしている

『連行しても宜しいでしょうか?』

兵士が苦笑いしている

『え! 今からお仕置きです』

メトリシアが兵士を見て言う

『メトリシア様、商会の邪魔ですから、造船所に連れていきましょう』

ケニスが微笑みながら言う

『仕方無いです。連行して下さい』

メトリシアがケニスを見てから言うと、兵士達が男と従者を連行していく


メトリシア達が店を出ていくと、キャナがマルスの方に歩いてくる

『マルス様、相談があります』

キャナがマルスを見て言う

『どうしたの?』

『一人暮らししたいのですが・・・お兄ちゃんが許してくれなくて』

キャナがマルスを見て説明していると、エビリアとクレスタが微笑みながら聞いている

『一人暮らしか・・・メリア部屋無かったかな?』

『え! 用意してませんけど、用意しますか?』

メリアが、考えながら言うと、ウォルゼルが慌てた様にマルス達を見ている

『一人暮らしも危険かな? 誰か居ないかな?』

マルスが考えている

『部屋が空いている人ですか? ゼオンは?』

リリシャが微笑みながらマルスを見ている

『エレスさんなら任せられるね、家もみんな近くだし』

マルスが笑顔で言う

『ウォルゼル、キャナちゃんの家決まりました』

エビリアが笑顔で言う

『は? 決まった? 何故?』

ウォルゼルが驚きながら呟く

『マルス師匠の言葉は決定事項です』

クレスタが微笑みながら言う

『ゼオン様? エレスさん?・・・』

キャナが驚きながらキョロキョロしている


ゼオンとレスリアがやって来る

『マルス様御用とは?』

ゼオンがマルス達を見ている

『ゼオン、家の部屋空いているよね?』

マルスが笑顔で聞く

『え! エレスだけだから空いてますが・・・何か必要な事ですか?』

『この子を頼んだよ』

マルスが笑顔で言うと、キャナとウォルゼルが驚いている

(は? 頼んだよ? はーーーーー、一言)

『え!・・・女性なら良いですが・・・エレスには伝えておきます・・・命でも狙われているのですか?』

ゼオンがキャナを見て言うと、レスリアがキャナを見て微笑んでいる

(可愛いです)

『ウォルゼルさんとアルスカさんの新婚生活の邪魔だから、家出したいみたいだからね、ゼオンの家なら安全だから』

マルスが笑顔で言うと、エビリアとクレスタが説明している


『マルス様、エレスと相談しますが・・・養女として養育します』

ゼオンが笑いながら言う

『キャナちゃん時々お散歩しましょうね、御姉様と呼んで下さいね』

レスリアが微笑みながら言うと、ウォルゼルが驚いている

(は? 養女に? 決定なのか? 簡単に引き受けて良いのか? 何でも話が早すぎる・・・どうやって断れば・・・キャナ家出したいのか? 心配だ・・・あの女性が一緒なら安心も出きるが・・・)

『え! 御姉様? よろしくお願いします』

キャナが驚きながらレスリアとゼオンを見ている

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