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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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アーメルドへ

アーメルドの町が見えてくると、海軍の軍船に伝えてから、造船所に着陸する

『木材有りますね』

リリシャが微笑みながら木材を見ている

『マルス師匠始めましょう』

エミールが笑顔で言うと、木材屑の方に歩いていき、マルスがマテリアルコンバージョンとモデリングに形を変えて、リリシャ達が船の骨格を作り始めている


日が暮れる頃、アルクオドールとルキアとリーネがやって来る

『やっぱり作ってます』

ルキアがマルス達を見ている

『早いです』

リーネが呟く

『今度は何用の船だろう?』

アルクオドールが大きさを見ながら呟くと、ルシアナがルキア達の方を見ている

『え? フローネ様?』

ルキア達がフローネとルシアナの方に歩いてきて驚いている

『ルキアさんどうかしましたか?』

フローネが微笑みながらルキア達を見ている

『フローネ様、若く見えます』

『マルス達の所為です』

フローネが苦笑いしている

『何か秘訣でも?』

ルキアがフローネの顔を見ながら聞く

『リベリアの英雄の秘密ですね・・・』

フローネが苦笑いしながら説明する

『マルス様ならなんでも作れそうです・・・』

ルキアがフローネを見ながら考え込んでいる。アルクオドールが苦笑いしながらフローネを見ている

(どう見ても20歳は若返っているように見えますが・・・魔法使いだからと誤魔化しても大変な事になりそう・・・)


『ルキアお姉ちゃん、魔法練習場で遊ぼ』

レティナ達がフライディスクを持ってきて言う

『今日は遅いですから、明日でも良いですか?』

ルキアが微笑みながらレティナ達を見ている

『ルキアお姉ちゃん沢山遊ぼう、お兄ちゃん完成するまで終わらないから』

『今回はどんな船でしょう』

ルキアが船の方を見て聞く

『移民用の船だよ』

『移民用の? 客船ですね』

ルキアが微笑みながらレティナ達を見ている

『移民用か・・・海軍に伝えておくか・・・移民を始めるなら、ミーレス公爵様も領地入りをするのか?』

アルクオドールが船を見ながら呟く

『マルスですよ、後の事など考えてないですね・・・移民が目的になってます。丸投げでも騎士達が苦労するだけですから』

フローネがマルス達を見ている

『英雄殿だからで済まされそう』

ルキアがマルス達を見て言うと、みんな頷いている


3日後船が完成すると、マルス達はオルクスの店に向かう

『オルクスいるかな?』

マルスが店員を見て聞く

『え! 少々お待ち下さい』

店員が慌てて奥に行くと、奥さんがオルクスと出てくる

『マルス様、御用ですか?』

オルクスが笑顔で聞く

『これを届けに来たよ』

マルスが透明な結晶をホワイトミスリルに埋め込んだ物を2個オルクスに見せている

『魔石ですか? 透明な物なんて初めて見ました』

オルクスがじっくり見ている

『特殊な物だからね、加工も書き込みも出来ます』

『これなら簡単に取り付けられます』

オルクスが受け取り笑みを浮かべている

『ドレス任せました』

マルスが笑顔で言うと店を出て歩いていく

『これで完成出来るが・・・このドレスの価値は・・・考えない方が良いだろうが・・・』

オルクスが苦笑いしている


マルス達が魔法練習場を覗くと、ルキアがフライディスクを撃ち落としている

『マルス様、ルキア師匠全部撃ち落とすまでやりたいそうです』

リーネが苦笑いしながらマルス達を見ている

『楽しんでいるね』

『フライディスクの構造強化小魔石で書き込み出来るのですね』

リーネが苦笑いしている

『簡単だよ』

『小魔石ですよ・・・普通は不可能と聞いていました』

リーネが苦笑いしている

『え? みんな書き込めますけど』

メトリシアが驚いている

『はぁ・・・マルス、小魔石に書き込みが出来るのは、マルス達だけです。 監視を忘れていました』

フローネが頭を押さえながら呟く

『フローネ先生、簡単ですけど』

マルスが笑顔で言う

『マルス達は、簡単に書き込めますね、今度チャレンジしてみますか・・・』

フローネが考え込んでいる

『師匠の考え方が変わりました』

リシリアがフローネを見ている

『変わってませんよ』

『前ならマルスだからで済ませていました。今回は自分で試して見たいと考えています』

リシリアがフローネを見て言うと、みんなフローネを見ている

『そうですか? リシリアに追い付きますよ』

フローネが微笑みながらリシリアを見ている


『ナセリさん、やっと勝てました』

ルキアがナセリを見て言う

『もっと頑張って、全部撃ち落とせる様になります』

ナセリが笑顔で言う

『あ! マルス様来ていたのですか? 気付きませんでした』

ルキアがマルス達を見て叫ぶ

『集中していたけど、楽しかった?』

『はい! マルス様、子供達にも楽しんで貰います』

『子供達か・・・あれ? 今年は居たかな?』

マルスが考え込んでいる

『預かっているのは、2人です』

ルキアが笑顔で言う

『リベリアに2人残ってます』

ナディアが微笑みながら言う

『え? 魔法学院の願書出さないと』

『マルス様すぐに用意させます。 シルトバスの子供も6人です・・・』

『ミリア、お小遣いすぐに用意しようね』

『お小遣い? お小遣い誰にあげるのですか?』

ミリアが笑顔で言う

『魔法学院に通わせようね』

『え? マルス師匠が出して通わせていますけど・・・あ! 忘れていました』

ミリアが思い出したように言うと、みんな笑っている

『マルス様、毎年良いのですか? 卒業後の事も考えると、申し訳ないような気もしますが・・・』

ルキアがマルス達を見ている

『みんな魔法学院で楽しんでくれれば良いけど』

『ルキアちゃん、良い生徒が集まれば、同級生が全員の手本になりますから、魔法学院の全生徒の為です』

エミールがマルスを見てから、ルキアを見て微笑みながら言う

『え! マルス様の魔法学院改革終わってなかったのですか!!』

ルキアが驚いている

『マルスは嫌味としか考えてないですよ』

リリシャが笑っている

『シルトバス家に対しての嫌味しか考えてないです』

エミールも笑っている

『ミーレスの家臣に何人かする事は考えていたけど』

マルスが笑顔で言う

『やっぱりマルス様です』

ルキアが笑っている

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