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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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塔と錬金術 後編

精霊薬の瓶を持って、ティオラ達の所に向かう

『ティオラ、完成したから試してみてね』

マルスが笑顔で言うと、エミールが瓶をティオラに見せる。ティオラが瓶を観察してから、エミールが瓶を開けて中の匂いを嗅いで貰う

『精霊薬なのでしょうか? こんな量見たことも無いです』

ティオラが迷うように言うと、妖精達が集まって瓶を見ている

『マルス師匠、やっぱり瓶が大きすぎです』

ミリアがマルスを見て言うと、みんな妖精と瓶の大きさを見比べて笑っている

『リリシャ、瓶作り直して』

マルスが苦笑いして言う

『妖精族の大きさですから・・・』

リリシャが微笑みながらガラスを変形させて瓶を作ろうとしている。妖精達が驚きながら見ている


瓶の詰め替えを終わらせると、瓶に残った液体を妖精が手に取って飲んでいる

『えーーーー! 傷が消えた!! 力が沸き立ちます』

妖精が驚いたように叫び、妖精達が消えた傷の場所を見て、驚いたように話し合っている

『精霊薬・・・だけど効果が高過ぎる』

ティオラが驚きながら呟く

『作り立てだからかな? 』

マルスが考え込んでいる

『我が主様!! 精霊薬を錬金術で作ったからです』

ドリーの声がする

『材料は同じだから』

『ポーションと上級ポーションを同じポーションと言ってまーーーーす』

エスカが笑いながらマルスの周りを飛んでいる

『あ! マルス師匠が上級精霊薬を普通の精霊薬として見ています』

メトリシアが笑いながら言う

『精霊薬だから解らないよ』

『マルスだから仕方無いですね、妖精族も安心できますね・・・沢山使って下さいね、マルスが追加を作ってくれますから・・・練習もしたいです』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ師匠、頑張ります!! 沢山練習して作れるようになります』

ミリアが笑顔で叫ぶ

『ミリアに作らせません!! 私が先に作ります!』

リリシャがミリアを見て言うと、みんな笑っている

『え! 才能が無いのに偉そうな事を言ってごめんなさい』

ミリアが頭を下げて涙目になっている

『作れる様になったら、作り方のコツを教えますね』

リリシャが微笑みながら言う

『はい! リリシャ師匠』

ミリアが笑顔で見ている

『リリシャ師匠が作りたいだけですけど』

エビリアが呟くと、クレスタが驚いている

『エビリアさーーーーん、何か言いましたか?』

リリシャがエビリアを睨んでいる

『あーーー! エビリアさんが失言しました!! 本当の事でも言ったら怒られます』

メトリシアが嬉しそうに言う

『メトリシア様、何か言いましたか? もう知りませんよ』

リリシャがメトリシアを睨んでいる

『え! ごめんなさい』

メトリシアが慌てて頭を下げていると、エビリアがホッとしている

(よかった、リリシャ師匠の睨み怖いですから)


ドワーグニの町に戻って、シルフィード号から降りていると、セクラがマルスを見付けて走ってくる

『マルス様何処に居たのですか? 急に居なくなって寂しかったです』

セクラがマルスの前に来て言う

『ちょっと作り物をしていましたよ』

『作り物?フライディスクも凄く楽しいです』

セクラが笑顔でフライディスクで遊んでいた事を説明している

『ルシアナちゃんと遊んでくれたのですね』

『はい! 凄く楽しいです。 いつか・・・マルス様の子供とフライディスクで遊んで・・・エヘヘ』

セクラが妄想を始めている。ルーセントが頭を手で抑えながらため息をしている


マルス達はフローネの元に向かう

『帰ってきましたか? 精霊薬作れましたか?』

フローネが微笑みながらマルス達を見ている

『これなのですが、フローネ先生にプレゼントです』

マルスが小瓶を差し出す

『効果有るか解らないですけど、使って下さい』

リリシャが微笑みながら言う

『伝説上のポーションです』

エミールが笑顔で言うと、フローネが瓶の液体をじっくり見ている

(この色合い、魔力の輝き・・・相当なポーションですが・・・何ですか?)


フローネが瓶の液体を恐る恐る飲み、フローネの体が光輝く

『あ! あぁーーーーーー』

フローネが驚いたように叫び、暫くすると光が収まる

『え! 師匠』

リシリアが驚いてフローネの顔を見ている

『力が沸き立ちますね・・・』

フローネが呟き、全員がフローネを顔を見ている

『凄い・・・』

リリシャがフローネの顔見ながら目を見開いている

『マルス師匠、とんでもない薬です』

エミールも驚いたように呟く

『シワが無くなってます』

ミリアがフローネの顔を見て呟く

『フローネ先生・・・綺麗になりました』

ルシアナが驚いたようにフローネを見ている

『あれ? 若返り過ぎた? 分量が多かったのかな?』

マルスが呟く

『は? 若返り過ぎた? 何をしたのですか?』

フローネが驚いている

『フローネ先生跳び跳ねられますか?』

マルスが笑顔で言うと、フローネが立ち上がり跳んだりしている

『関節の痛みが無いですね・・・何のポーションですか?』

フローネが驚いたように体を動かしている

『この半分で良かったのかな?』

マルスが呟くと、鏡をフローネが見て驚いている

(え! 肌が・・・シワも・・・とんでもないポーションを作ったのですか? この事が広がれば大変なことになります)


『生命の雫も効果良かったから、次はエクサリーを試したいな』

マルスが笑顔で言う

『エクサリー!! 作ったのですか!!』

フローネが驚いて叫ぶ

『錬金術で作りました。結構簡単に作れました』

マルスが笑顔で説明している

『マルス、作れたのは良いですが、内緒にしましょうね・・・エクサリー何て伝説上のポーションですから・・・作れたのを知られたら大変な騒ぎになります』

フローネが少し呆れぎみに言う

『あれ? フローネ先生の考え方が変わりましたか?』

エミールが不思議そうに言う

『師匠・・・若返り考え方も変わりましたか?』

リシリアが驚いていると、みんなフローネを見ている

『え! そうですか? 聞こえる様になりましたが・・・頭もスッキリしましたね』

フローネが考えている

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