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ドワーグニとプクレールとライネーラ

ドワーグニの町が見えてくると、ドワーフの案内でオルセント号とキャス号が着陸する。マルス達がキャス号から降りる

『英雄様、来訪感謝します』

エクラーゼが笑顔で出迎えてくれる

『エクラーゼさん、ちょっと頼みが有るのですが』

マルスが笑顔で言う

『え！頼みですか？何でしょうか？』

エクラーゼが驚いた様にマルスを見ている

『鍛冶職人と家具職人をミーレスの町に移住させてくれませんか？』

マルスが笑顔で言う

『は？移住？良いですが・・・ランドレール達は？』

エクラーゼが驚いている

『リベリアで楽しそうに過ごしています』

メリアが笑顔で説明していると、エクラーゼが考え込んでいる

『ミーレスの町とは？』

『ミーレスは、マルス様の弟子です。復興中の町なので、職人が必要です。町の人がいませんので、これから移民が進み職人が必要になってます』

メリアが笑顔で説明している

『それなら、喜んで移住する者も居ます。すぐに選抜します』

エクラーゼが笑顔で言う

『家具職人はすぐに仕事の山だけどね』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている

『何故ですか？』

『移民が始まったら、家具全部作ってね』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている

『仕事なら喜ぶだろう・・・』

エクラーゼも笑いながら言う

プクレールとライネーラが降りてくる

『エクラーゼ、紹介するね、ライネーラさんとプクレール』

マルスが笑顔でプクレールとライネーラを見て言う

『初めまして、プクレールと申します。マルス様からこの町で回復魔法使いをするように頼まれました』

プクレールが笑顔で言う

『初めまして、ライネーラです。冒険者ギルドの運営を頼まれています』

ライネーラが緊張して頭を下げる

『冒険者ギルドと回復魔法魔法使い！！歓迎します！！これで迷宮に入って怪我しても心配事が減るぞ！！』

エクラーゼが笑顔でプクレールを見ている

『冒険者ギルドを見に行きましょう』

メリアが微笑みながら言う

『案内するぞ！！民も喜ぶだろう』

エクラーゼが笑顔で歩いていき、みんな付いていく。ライネーラがエクラーゼの後ろ姿を見て不安そうにしている

（あのドワーフ偉いのですか？無礼を働いて無いですよね・・・）

冒険者ギルドに向かいながら、町中を説明して進み、冒険者ギルドに入ると、中を案内している

『マルス様・・・冒険者ギルドが何だか凄い建物になってませんか？』

プクレールが苦笑いしている

『あ！！家を忘れていた！！エクラーゼ、裏の土地頂戴』

マルスが思い出したように言う

『良いぞ』

エクラーゼが笑顔で言うと、プクレールが驚いている

『マルス作りますよ』

リリシャが嬉しそうに言うと、歩いていき、みんな付いていく

『え！まさか！！マルス様必要ないです』

プクレールが慌てて言うが、マルス達は無視して外に出ていく

『数日後完成か？』

エクラーゼが笑っている

『プク、何が起きるのですか？』

ライネーラが不安そうにしている

『え！多分屋敷が出来ると思うけど・・・ミドル様の屋敷の様な屋敷が・・・』

プクレールが苦笑いしている

『住む場所ですか？嬉しいです』

ライネーラが笑顔で言う

『家具は任せておけ！すぐに職人達に伝えておくぞ』

エクラーゼが笑顔で言うと、出ていく

『え！家具・・・』

プクレールが嫌な予感に苦笑いしている

３日後屋敷が完成すると、エクラーゼとプクレールとライネーラを案内して説明している

『豪邸だな！！家具もすぐに用意しよう』

エクラーゼが笑っている

『やっぱり・・・マルス様このような屋敷必要有りません』

プクレールが苦笑いしている

『ギルドマスター用の屋敷兼、プクレールの屋敷だよ！』

マルスが笑顔で言う

『マルス様・・・怖いです・・・襲われそうで』

ライネーラが真っ青になっている

『エクラーゼが守ってくれるよ』

『エクラーゼ様は何故守ってくれるのでしょうか？』

ライネーラが真っ青になりながらエクラーゼを見ている

『ドワーフ達の王様だよ』

マルスが笑顔で言う

『え！王様・・・えーーーーーーー！！大変申し訳ありません！！御無礼お許し下さい』

ライネーラが物凄い勢いで頭を下げて叫ぶ

『英雄殿が国王にならないから、預かっているだけだ！！』

エクラーゼが笑いながら言う

『マルス、エクラーゼの屋敷作りましたか？』

リリシャが笑顔でマルスを見ている

『あ！！リリシャ師匠がやる気です！！』

メトリシアが嬉しそうに言う

『この子達は・・・手加減が出来ないのですから』

フローネが呟く

『エクラーゼ、屋敷候補の土地に案内してね』

マルスが笑顔で言う

『は！建ててくれるのか？対価は？』

エクラーゼが驚いている

『国王就任祝いかな？家具職人と鍛冶職人派遣してくれる、お返しかな？』

マルスが笑っている

『エクラーゼ様、抵抗は不可能です。すぐに用意しなさい』

メトリシアが嬉しそうに言うと、エクラーゼが苦笑いしながら表に出ていき、マルス達を案内している

『プクレールさん、ライネーラさん頑張って下さいね』

メリアが微笑みながら言う

『断れないのですか？』

プクレールが苦笑いしている

『不可能ですね、マルス様達ですから、何気にポーション用の工房も作ってましたから・・・魔法練習場も必要でしたね』

メリアが思い出したように言う

『え！必要ないです！！』

『マルス様ですから止まりません』

メリアが笑顔で言うと、部屋を出ていく

『プクどうしましょう』

ライネーラが泣きそうな声で言う

『ライネーラ、言う通りにするしかないけど・・・豪邸なんて必要ない何て言えない！！』

プクレールが大声をあげている

『どうしたら良いのですか？どうしたらーーーー！』

ライネーラが泣きそうな声で叫ぶ