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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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フライディスク 中編

マルスとリリシャが屋敷に戻り、日が暮れる

『マルス様、メトリシアとミリアとケニスが帰ってません』

アニーが食事の準備を終わらせてくる

『帰ってないの? 遊びすぎだな』

マルスが呟く

『ロメイルに呼びに行かせましたが、何をしているのですか?』

アニーが少し考えながら聞く

『円盤を投げて遊んでいるよ』

『円盤を? ライオちゃんが楽しかったと言っていた円盤ですか? 今日もライオちゃんとルシアナちゃんが遊んでいましたが・・・』

アニーが思い出しながら言う

『明日はレティナ達の番かな? 塗料来たら、色を塗って完成させよう』

マルスが笑顔で言うと、アニーが微笑みながらマルスを見ている

『楽しいのですね・・・マルス様ですからきっと良いものですね』

アニーが微笑みながら言う


ロメイルに連れられてミリアとメトリシアとケニスが帰ってくる

『ミリア、メトリシア何をしていたのですか? ご飯に帰ってこないなんて・・・ケニスさんが付いていて』

エミールがミリアとメトリシアを見てからケニスを見ている

『メトリシアが勝てないからって、何回も勝負していたから・・・』

ミリアが笑顔で言うと、みんなミリアとメトリシアを見ている

『勝てなかったから!! 何回でも勝負します!!』

メトリシアが笑顔で言う

『御飯には必ず帰ってきなさい! 子供じゃあ無いのですから! アニーさんが困るでしょ』

エミールがミリアとメトリシアを見ていっている

『言うことを聞かないから怒られるのですよ、手の掛かる子供ですから』

ケニスが呆れたように言う


『レティナ、明日は遊んできてね・・・感想も聞かせてね』

マルスが笑顔で言う

『どんな遊びなの? 円盤を投げて受け取るだけでしょ?』

レティナが笑顔で言う

『ナディアから頼まれた、動く的だよ』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑みながら説明していると、ミリアとメトリシアも楽しそうに説明をしている


『マルス様、本当に作ってくれたのですか? アロー系なら良い練習になるのですね』

ナディアが微笑みながら言う

『楽しいです!! 明日レティナちゃん勝負しましょう』

メトリシアが笑顔で言う

『ご飯に遅れたから、メトリシアとミリアは、明日、宿舎で講師していてね』

マルスが笑顔で言う

『えーーーーー! 嫌です!! 勝負したいです』

メトリシアが大声をあげる

『メトリシア、今日沢山遊んだのですから、明日は勉強を教えてきなさいね』

リリシャが微笑みながらメトリシアを見ている

『え! リリシャ師匠・・・』

メトリシアがリリシャを見ている

『ミリアも解りましたか?』

『はい、エミール御姉様』

ミリアが笑顔で言う

『メトリシア様、子供に更に嫌われますよ』

ケニスがメトリシアを見て言う

『え! 嫌です!! マキリクちゃーーーーーーん! 御姉様を嫌わないで下さい!!』

メトリシアが大声をあげると、みんな笑っている


翌朝、レティナ達が出掛けると、マルスとリリシャが工房に向かい円盤を作っている

『マルス、作るのは良いですが・・・この数は』

フローネが円盤の数を見て苦笑いしている

『大きさが3種類有るのは何故ですか?』

リシリアが円盤を見ながら聞く

『小さい方が当てにくいからです。この大きさなら、詠唱魔法でも打ち落とせます』

マルスが笑顔で説明している

『飛んでいる間に当てれば良いのですね・・・こんな魔導具考え付くのですね』

フローネが呟くと、リリシャが微笑みながら説明している


『子供の遊びから・・・こんな魔導具にするなんて思いませんね』

フローネが呆れたように言うと、メリカが入ってくる

『マルス様、シュルト様が呼んでいます』

メリカが笑顔で言うと、円盤の数を見て驚いている

(え! こんなに作っても使いきれないと思いますけど・・・)


マルス達がシュルトの馬車に向かう

『マルス様、用意出来ましたが、扱い方が難しいので職人も連れてきました』

シュルトが笑顔で言うと、男がキョロキョロしながら待っている

『じゃあ早速塗りたいな』

マルスが笑顔で言うと、男がマルスを見ている

『家を塗るのか?』

男がマルスを見ている

『これを塗りたいだけです。 模様を付けると面白そうだから』

マルスが笑顔で円盤を見せる

『このぐらいなら、簡単だな・・・すぐに塗ってやる』

男が笑顔で受け取り、リリシャがどのように塗るか伝えている


『これで乾いたら、裏を塗るしかない』

男が塗り終わって笑顔で説明している

『マルス、職人さんに任せますか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『そうだね・・・子供達にやって貰おうか? 裏は・・・文字だけにしても良いかも』

マルスが考えながら言う

『そうですね・・・楽しんでやって貰いましょう』

リリシャが微笑みながら言う

『文字だけなら・・・印みたいに押した方が早いかな?』

マルスが笑みを浮かべている

『あ! そうしましょう』

リリシャが笑顔で言うと、男とシュルトが顔を見合わせている

『汚れるが良いのか? 服に着くと落ちないぞ』

男がマルスとリリシャを見て言う

『やり方を教えて下さいね・・・エプロンを着けて貰えば良いかな?』

マルスが笑顔で言うと、工房から円盤をリシリア達が運んでくる。シュルトと男が円盤の数に絶句している

(は? この数塗るのか? 何に使うか解らないが・・・どこに向かうのか?)


マルスとリリシャとリシリアとフローネの案内で宿舎に向かうと、シュルトがエプロンを買いに走っている

『マルス様、何か用ですか?』

ライオスがマルス達を見て聞く

『子供達から何人か貸してね』

マルスが笑顔で言うと、リシリアとフローネが微笑みながら説明していると、興味を持った子供達が集まってくる

『模様を考えて塗るように、職人さん塗り方教えてね』

マルスが笑顔で言うと、レイナールとクセリオも興味津々に見ている

『解ったが・・・』

男が苦笑いしてから、塗り方を見せながら、注意点を教えている

『魔導具にするなら、魔力が通らないと意味ないですね』

リリシャが塗料を見ながら呟く

『あ! そうだね・・・魔石を混ぜた方が早いかな? マジックポーションを混ぜた方が早いかな? 取りに行こうか?』

マルスが考え込んでいると、フローネが微笑みながらマルスを見ている

『準備しましょう』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスとリリシャが屋敷に帰っていく

『マルスですね・・・気が付いたらすぐに行動しますね』

フローネが微笑みながら言う

『子供達の描くものを決めましょう・・・レイナール様、クセリオ様も一緒に考えてくださいね』

リシリアが微笑みながらレイナールとクセリオを見て言う

『はい! 楽しそうです。 どのように使うものですか?』

レイナールが笑顔で聞くと、リシリアとフローネが説明をしている

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