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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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フライディスク 前編

マルスがドワーフの子供が皿を投げて、遊び始めているのを見て笑みを浮かべている

『マルスどうしたのですか?』

リリシャがマルスの横顔を見ている

『木の皿なら結構飛ぶね・・・帰ったら試そう』

マルスが笑みを浮かべていると、ランドレールがドワーフの子供達を見て苦笑いする

『皿を投げて遊ぶのは止めろと言ってあったが・・・』

ランドレールが苦笑いして呟く

『投げて遊ぶのも良いよね』

マルスが笑顔で言うと、工房に入って行って、木材の屑を持ってきて、マテリアルコンバージョンとモデリングで形を変えている。円盤系にして外周に縁を作っている


『マルス投げて遊ぶ物ですね』

リリシャが嬉しそうに見ている

『大きさを変えて・・・どの大きさが良いかな?』

マルスが笑顔で次々と大きさを変えて作り始めると、ランドレールが苦笑いしている


ドワーフの子供に順番に投げて貰う

『良く飛びますね・・・マルスが子供用の玩具作りをするなんて』

リリシャが笑顔で見ている

『子供の力であの距離か・・・速度もこのぐらいなら良いかな?これなら構造強化して・・・』

マルスが笑みを浮かべながらブツブツ言っている

『マルスが何かするのか? 』

ギレリムが興味深くマルスの作った木の円盤を見ている


翌日マルスは、円盤を何個か作り、魔石を埋め込んで構造強化を書き込んでいる

『マルス何故円盤を魔導具化しているのですか?』

リリシャが不思議そうにマルスを見ている

『発着場に向かうよ』

マルスが笑顔で言うと、円盤を持って出ていき、リリシャも付いてくる


発着場に着くと、マルスは円盤を投げて落ちてくる方向に走り、キャッチしている

『マルス1人で遊ぶ為ですか?』

リリシャが不満そうに言う

『飛ぶか試しただけだよ! 練習場で試すからね』

マルスが笑顔で言うと、魔法練習場に入る

『マルス何をするのですか?』

『リリシャ、投げたらアローで打ち落としてね』

マルスが笑顔で言う

『え!打ち落とす? 魔法が当たったら・・・構造強化で耐えられるかですか?』

リリシャが驚いている

『ナディアが動く的が欲しいと言っていたからね』

マルスが笑顔でナディアからの頼み事の説明をしていると、リリシャが微笑みながら聞いている


マルスが円盤を投げる

『ファイヤーアロー』

リリシャが魔法を放ち、円盤に当り、円盤が地面に落ちてくる

『角度が無いとつまらないかな?』

マルスが笑顔で端に歩いていき、円盤を投げていると、リリシャが次々と打ち落としている


『マルス、2個外しました・・・楽しいですね』

リリシャが微笑みながら言う

『詠唱魔法でも打ち落とせるかもね・・・これならもっと作ってレティナ達に試して貰おうかな?』

『喜びますね・・・その前に全部当てるまで付き合って貰いますよ』

リリシャが嬉しそうに言うと、マルスが円盤を集めてきて、円盤を次々と投げている


ミリアとメトリシアが魔法練習場に入ってくる

『え! 何して遊んでいるのですか?』

メトリシアがリリシャが円盤を打ち落としているのを見ている

『動く的を打ち落とす、練習ですよ・・・楽しいですよ』

リリシャが満面の笑顔で言う

『リリシャ師匠やりたい』

ミリアが笑顔で言う

『え! 楽しそう』

メトリシアが笑顔で言う

『ミリア対メトリシアかな?』

マルスが考えながら言う

『え? 競うですか?』

メトリシアが驚いている

『ミリアが投げて、メトリシアが打ち落として、メトリシアが投げたらミリアが打ち落とせば、良いからね・・・何個打ち落としたか、勝負ね』

マルスが笑顔で言う

『ミリア絶対に負けません』

メトリシアが大声で叫ぶ

『メトリシアには負けません』

ミリアが笑顔で言う


ミリアとメトリシアが交代で円盤を投げて、打ち落としている

『負けた・・・』

メトリシアが悔しそうに呟く

『結構難しいです・・・アローだけだと外します』

ミリアが呟く

『マルス、作るなら色も塗りますか?』

リリシャが微笑みながら言う

『そうだね、盗まれない様に刻印も必要かな? カミラにも送っておくかな?』

マルスが笑顔で言う

『これは楽しいです! ミリアもう一回勝負です』

メトリシアが笑顔で言うと、円盤を拾い集めている


マルスとリリシャは、円盤を何個か作り、シュルトの店に向かう

『シュルト居る?』

マルスが店を及位ながら言うと、店員が出てくる

『何か御用ですか? 店主に伝えます』

店員が笑顔で言う

『ちょっと、シュルトに相談だけど・・・マルスが来たと伝えてね』

『相談? マルス様!! しょしょしょしょっ少々お待ち下さい』

店員が慌てて奥に向かいシュルトが出てくる

『マルス様、リリシャ様御用ですか?』

シュルトが笑顔で聞くと、マルスが持っている円盤を見ている

『これに色を塗りたいだけど・・・職人か何か手立て有るかな?』

マルスが笑顔で円盤を見せている

『木材ですか? 塗料ですか? 何色か集められますが・・・布を染めるのと違い、乾く油に色の元を混ぜて色を付けます・・・すぐに手に入れますが、刷毛も必要ですね』

シュルトがマルスの顔を見てから考えながら言う

『費用どのぐらい?』

『銀貨・・・5枚で大丈夫です』

シュルトが考えながら言うと、マルスが硬貨を渡している

『乾く油なので、日持ちしませんので気を付けてください』

『じゃあ木材屑も集めてね』

マルスが笑顔で言いながら硬貨を渡している。リリシャが微笑みながらシュルトを見ている

『すぐに配達します』

シュルトが笑顔で言うと、マルスとリリシャが帰っていく

『これは早く集めないと・・・今日木材で明日塗料を配達か? 交渉に行ってくる』

シュルトがすぐに出かけていく

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