リベリアの休日
マルス達はリベリアに戻り、数日間迷宮に潜ったり、ゆっくりして過ごしている
『マルス、ギレリムの所に行きますよ』
リリシャとルシアナが笑顔でリビングに入ってくる
『ライオは?』
『アニスとセニスが先に準備させています。ライオちゃん凄く嬉しそうでしたよ』
リリシャが微笑んでいる
『完成していたら良いな』
マルスが笑顔で言うと、出掛ける準備をして外に出ると、ライオとアニスとセニスが待っている
『ライオ、もう行けるかな?』
マルスがライオを見て言う
『うん! お兄ちゃん』
ライオが嬉しそうに言う
『ルシアナお姉ちゃんと仲良くしてね』
『うん!』
ライオが笑顔で言うと、マルス達がドワーフの工房に向かい、工房の中庭に向かう
工房の中庭に入ると、ギムとカセティがドワーフの子供達と待っている
『ライオちゃん』
ギムがライオを見て言うと、ライオが笑顔で走っていく
『ライオちゃん待って』
ルシアナが慌てて追いかけていき、仲良く話をしている
『マルス君、リリシャさんギムも楽しみで待っていましたよ』
カセティがライト達を見て微笑みながら言う
『仲良しで良いですね』
リリシャが微笑んでいる
『アニスとセニスが見ていてくれるから、安心も出来るからね』
マルスが周囲を見てから言う
『レイナも店番をしてくれるし、弟子達もかなり腕をあげてますから、良いことしか無いです』
カセティが微笑みながら言うと、ランドレールがマルス達に気が付いて出てくる
『マルス、全部加工できたぞ』
ランドレールが箱を持ってきて言うと、マルスが受け取り、中をじっくり見ている
『綺麗だね・・・宝石に見えるね』
『このぐらい簡単だ! 家具も一式作って有る』
ランドレールが笑顔で言う
『家具は、20セットぐらいかな? メリアに確認してくださいね』
マルスが笑顔で言う
『すぐに用意させるぞ』
ランドレールが笑顔で言う
『ドワーグニに鍛冶職人と家具職人まだいるよね?』
『ん? もちろんだが、このぐらいの家具の数なら全然平気だぞ』
ランドレールが笑顔でマルスを見ている
『ミーレスの町に移住して欲しいから、誰か紹介してね、今なら家具で町1つ分必要だからね』
マルスが笑顔で言う
『町1つか? 無理だな! スケールが違いすぎる』
ランドレールが笑いながら言う
『魔法のランプの外装早く作ってね、アーメルドと同じ物だけど、書き込む文字は通し番号と、町の名前を書き込んで欲しいから』
『わかった!! 任せておけ! いくらでも作ってやるぞ』
『じゃあ取り敢えず、3000個作ってね』
マルスが笑顔で言う
『3000個ぐらいならすぐ・・・は? 3000!! すぐに作り始めるが・・・数が多くなったな』
ランドレールが苦笑いする
『よろしく、ギレリムと相談して決めてね』
マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑んでいる
『ギレリムに王都の分とリベリアの分合わせて2000個用意と伝えて下さい』
マルスが笑顔で言うと、カセティが苦笑いしている
『え! ギレリムに2000個・・・少し時間が欲しい』
ランドレールが青ざめている
『早く作るようにね』
マルスが笑顔で言う
『早く作るように努力はするぞ』
ランドレールが慌てている
(3000個簡単に手配するのか? 桁が違うぞ・・・ギレリムに手伝いをして貰えないから、大変な事になるぞ)
『マルス用か?』
ギレリムが笑顔でやって来る
『ちょっとリベリアと王都の分を合わせて2000個欲しいだけど』
『それなら、リベリアの分は2000個出来ているぞ! 王都の分も1000個有るぞ』
ギレリムが笑いながら言うと、ランドレールが驚いている
『は? もう作って有るのか!』
ランドレールがギレリムを見ている
『すぐに必要になるからな! 弟子達も作れる様になったから、このぐらい楽だぞ! すぐに追加を言ってくるからな』
ギレリムが余裕そうに言う
『流石ギレリム、アーメルドの分を2000個作っておいてね』
マルスが笑顔で言うと、リリシャが笑っている
『任せておけ! 材料をライオスに持ってきて貰う様に伝えてくれるか?』
ギレリムが笑っている
『キリシアじゃなくて良いの?』
『キリシアだと、デカイ方持ってくるからな』
『エリカも一緒に迷宮に行って貰うかな? 警備隊も手伝いかな?』
マルスが笑みを浮かべている
『良いですね、エリカちゃんも喜びますね』
リリシャが笑顔でマルスを見ている
『レティナ達も遊びに行くから、一緒に成長してくれるかな?』
マルスが笑みを浮かべている
『ランドレールは、何を頼まれた?』
ギレリムが笑顔で言う
『ミーレスの町の分、3000個だ!』
『アーメルドの分2000個と交換するか?』
ギレリムが笑いながら言う
『2000個か・・・頼む! 新しい町の分は任せるぞ』
ランドレールが笑顔で言うと、ギレリムが笑っている
『ギレリム、ミーレスの紋章メリアから教えるね』
マルスが笑顔でギレリムを見ている
『任せておけ! 弟子達が喜ぶぞ』
ギレリムが豪快に笑っている
『あ! ギレリム、今度1本特別な剣を作って欲しいだけど』
マルスが思い出した様に言う
『剣か? 任せろ! どんな剣にするのか?』
ギレリムが嬉しそうに言う
『特殊な金属で作るから・・・ドワーグニから帰ったら教えるね』
マルスが笑顔で言う
『ん? いつもと違うのか?』
ギレリムが考えている
『金属の固さが固さだからね・・・多分ここで作れないから準備したら教えるよ』
マルスが笑顔で言うと、リリシャが驚いている
『任せろ!! どんな金属か楽しみだな!』
ギレリムが嬉しそうに笑っている
『ん? 伝説級の金属か?ヒヒロイカとかアダマンタイトとかか?』
ランドレールが考えながら聞く
『近い金属だね』
マルスが笑顔で言うと、ランドレールが驚いている
(近い金属? 伝説級の金属だぞ!! そんな剣作れるなら・・・何でもするが・・・ギレリムから仕事を奪えない・・・)