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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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クレゼオルド・リオンドの町 後編

マルス達は町中で建物を作り、アーメルドからの船の到着を待っている。全員マルス達が建てている建物を見学に来たり、町中や屋敷を見て回っている

『マルス様、海軍が到着しました。 ミーレス号も接岸しています』

メリアがマルス達を呼びに来る

『もう到着したの? もう少しゆっくりで良かったのに』

マルスがメリアを見て言う

『マルス様、この建物大きいですが・・・何故この大きな建物を?』

メリアが周囲を見て言う

『キリシアの鍛練場だけど、ミリアの設計図面白そうだから選んだけど』

マルスが笑顔で言うと、リリシャ達が笑っている

『観客も多く入れるのですか? 凄い建物ですが・・・闘技場ですよね?』

メリアが笑顔で周囲を見ている

『闘技場? そうだね、キリシアが本気で戦うならこの大きさ必要だよね?』

『はい!マルス様キリシア様なら必要です。 観客はどのぐらい入りますか?』

『数千人かな? どうでも良いけど』

マルスが興味無さそうに言う

『マルス、結界はどうするのですか?』

リリシャが笑顔でやって来て聞く

『最初の結界の魔導具覚えている? 範囲を決めて結界を張りたいから、8ヶ所に柱型の魔導具で結界を張るようにするよ』

マルスが笑顔で説明している

『マルス楽しみですね』

リリシャが嬉しそうに言う


港に向かうと、騎士達と魔法団員が並んでアーセルから説明を受けている

『マルス様、全員にここの事は秘密にするように約束させました』

アーセルが微笑みながら言うと、マルス達を見て魔法団の人達が嬉しそうにしている

『騎士は闘気使えるの?』

マルスが騎士達を見て聞く

『はい! 学んでいます! まだまだ未熟纏えませんが・・・鍛練は続けています』

騎士達が姿勢をただして言う

『レーゼン、ちょっと全員と鍛練してね、魔法団は、エリカしつけてね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャ達が笑っている

『マルス様、最初から叩き潰すのですか?』

アーセルが驚いている

『レーゼンも鈍っているから、相手が欲しかっただけだよ』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている

『こらーーー! 私の相手は!!』

キリシアが大声で叫ぶ

『ルメイルとケニスとヒストリアで足りないの? ヒストリア隊もいるよね?』

『楽しいよ!! 根性叩き潰したいだけ』

キリシアが笑っている

『闘技場に行くよ』

マルスが笑顔で言うと、マルス達が飛んでいく

『あ! マルス、飛んでいくの反則!! 待てーー』

キリシアが笑顔で言うと闘気を纏い、走っていく

『決定ですね・・・走って行きますよ』

アーセルが諦めた様に言うと、騎士と魔法団の人達が顔を見合せてから、走って追いかけていく

(空を飛んで行くなんて・・・人が飛ぶなんて・・・魔法なのでしょうか? 闘気纏ったらあんなに早く走れるなんて・・・人なのでしょうか?)


騎士達が闘技場に到着すると、魔法団の人達はまだ走っているのが見えている

『遅い!! もっと早く走れ』

キリシアが笑顔で言うと、騎士達が肩で息をしながら苦笑いしている

『ふふふ、騎士の実力をしっかり見学しますね』

王妃が微笑みながら言う

『楽しみだのう』

前国王が笑顔で言うと、騎士達が慌てて姿勢をただしている

(何故王妃様がここに!!)


騎士達が闘技場の中に入ると、キョロキョロしている

『レーゼン、取り敢えず叩き潰して! 潰せなかったら叩き潰す』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア様、頑張ります』

レーゼンが笑顔で言うと、訓練用の剣を片手に闘技場の中央に歩いていくと、ヒストリアの説明で騎士達が鍛練用の剣を受け取り、レーゼンの前に並んでいる


合図と共に騎士達がレーゼン目掛けて突進していき、レーゼンは、闘気を纏い騎士達を次々と弾き飛ばしている


騎士達が全員地面に転がると、エミールとミリアが回復魔法を使い回復させて、再びレーゼンが近付く騎士を弾き飛ばしている

『レーゼン君は、強いの・・・騎士団長になってくれないか?』

前国王が呟く

『ふふふ、国境の町の守りは完璧になりますね・・・マルス殿の弟子ですから強いのは解ってましたが、羨ましいですね』

王妃が微笑みながら見ている

『遅いな・・・早く来ないと・・・もっと鍛練が必要かな?』

マルスが呟く

『マルス殿、誰が遅いのですか?』

王妃が微笑みながらマルスを見ている

『魔法団の人達、早く来ないと回復魔法の練習が出来ないのに』

マルスが真顔で言う

『あーーーーマルス師匠が本音を言った』

メトリシアが大声で言う

『マルス様ですのーーー 最初から騎士を魔法の練習台にするつもりでしたの』

アリシアが笑いながら言う

『マルス、少しは回復される側の事も考えなさいね』

フローネが呆れながら言うと、みんな笑っている


魔法団の人達が息を切らせながら、入ってくると、騎士達を見て青ざめている

(え! 簡単に弾き飛ばしている? あの人あんなに強いのですか? 護衛必要なのですか? いったい何者ですか?)

『もう終わりです!! 遅いです』

メトリシアが魔法団の人達の方に行って言う

『メトリシア様、これでも走ってきたので』

アーセルが苦笑いしている

『マルス師匠が折角回復魔法の練習をさせようとしていたのに』

『え! もしかして・・・その為に走らせたのですか? 魔法使いでこの距離走るのは大変です』

アーセルが苦笑いしていると、全員苦笑いしている

『もっと早く走れる様に鍛錬しなさい! ミーレスちゃん達走って到着してましたよ』

メトリシアが笑顔で言うと、王妃達がやって来て笑っている

『メトリシア、虐めていると、後で仕返しされますよ』

王妃が微笑みながら言うと、魔法団の人達が頭を下げている

『え!仕返し? お仕置きします』

メトリシアが笑顔で言う

『王女として恥ずかしいですね・・・レセナ様、こんなにはしたない王女になったのでしょう』

王妃がレセナを見て言うと、アリシアが爆笑している

『え!御母様、酷いです』

メトリシアが慌てて王妃を見ている

『ケニス、苦労かけましたね・・・』

『はい、王妃様、この頃増えましたから大変ですね』

ケニスがセクラを見て言う

『え! 何ですか? マルス様の騎士ではないのでどうでも良いですけど』

セクラが驚いて言う

『セクラ様は王女の仕事をしていますから・・・アリシアとメトリシアも見習って欲しいですね』

『酷いですのーーー』

アリシアが王妃を見て言う

『御母様!! 王女の仕事もしています』

メトリシアが慌てて叫ぶ

『どんな仕事ですか?』

『え! ・・・・』

メトリシアが考えながら黙り込んでいる

『メトリシア様、自爆ですね・・・もう少し考えてから発言して下さいね』

ケニスがメトリシアを見て言うと、全員が笑っている

『ケニスーーーー御母様が虐めます!!』

メトリシアがケニスに抱きついて叫んでいる




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