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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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お風呂の魔道具

翌日マルスは工房の2階で風呂用の魔道具化する準備をしてから、リリシャに確認して貰っている

『一度テスト書き込みをしてから書きこむね』

マルスはそう言って魔方陣を発動して、魔石に魔方陣を書き込みを始めると魔力三段制御貯蔵構造強化型と中級火属性加熱発熱微熱を完成させる

『リリシャ、これでどうかな?』

『複雑になりすぎだけど、綺麗だね』

リリシャは微笑みながら言うと

『本番の書き込みをするね』

マルスは魔道具を中心に置いてから魔方陣を発動して、魔石に書き込みを始める。そして終わってから

『リリシャ、確認して』

『魔方陣、綺麗に出来ているね』

リリシャはそう言って魔力を流して魔道具を発動すると、全体に魔力が流れて淡く輝く

『上手くいったみたいだね』

マルスが微笑みながら言うと

『フローネ先生、なんて言うかな?』

『またとんでもない魔道具を作ってって言うかな?』

『そう!そう言うね』

リリシャは笑い出す


『キリシア、完成したよ』

『え?本当に!直ぐに試してみよ』

キリシア笑顔で言う

『まだ風呂が完成してないでしょ』

『あ!そうだった』

キリシアは苦笑いしている

『試しに外で、どのぐらい発熱するか試してみる?』

マルスが笑顔で言うと

『そうしましょう?どのぐらい発熱するかな?』

リリシャはマルスを見て言う

『どのぐらいかな?鍋の倍以上だと思うけど』

マルスはそう言ってリリシャと一緒に魔道具を持ってくる

『じゃあ発動するよ』

マルスはそう言って微熱から始めていく

『あ!熱気感じるね』

キリシアが微笑みながら言うとマルスは発熱に変更する

『え?暑い!』

キリシアが驚き見ていると鍋に水を入れてアニーが持ってくる

『置いて確かめても良いですか?』

『あ!お願いねアニー』

マルスが言うとアニーは鍋を置いて見ていると、どんどん暖かくなって沸騰し始める

『加熱にするよ』

マルスが言って加熱に変更すると凄い勢いでどんどん蒸発し始める

『え?これって不味くない?』

『凄い熱量だね・・・これならすぐに風呂も沸くかな』

『え?これって・・・沸くより、水が全部蒸発しないかな?』

『あ!放置したらそうなるね』

マルスが苦笑いして言うと

『風呂で試してみないと解らないと思います』

リリシャが笑いながら言う

『倍どころじゃ無いかな?』

『肉でも焼けるかも』

キリシアは笑いながら言う

『じゃあ止めるよ』

マルスはそう言って停止する

『あ!これって冷めるまで触れないよね』

『あ!そうだね触れない・・・』

マルスは苦笑いしている

『これならパンを焼く釜が出来そうですね』

アニーが言うと

『どのぐらい熱があれば出来るのかな?』

マルスが言う

『今の熱量で密閉出来たら、出来るかもしれません』

『調節出来た方が良いのかな?』

『出来れば・・・』

『それならば、加熱を何個か使って個数で調節はどうかな?』

マルスが言うと

『え?凄いと思います』

アニーは微笑みながら言う

『窯を作って貰ってから、追加で魔石を設置しようか?』

『それは出来ないと思います』

『え?どうして?』

『窯の中で落ちてしまう可能性が有りますから』

『あ!そうだね。そうすると、魔道具化した魔石を作りながら設置する他無いね』

マルスはそう言ってから

『糸で魔石を繋いである程度長くするしか無いね』

マルスは微笑みながら言うと

『それしか無いですね』

アニーは微笑みながら言う


マルスは魔石を繋ぐ糸を長くしてから魔方陣を発動して、魔石に魔方陣を書き込み始め、魔力制御貯蔵構造強化型と火属性加熱を書き込む、そして魔方陣を確認してから魔力を流して魔道具化すると、マルスは魔石を皿の上に置いてから加熱を発動すると、魔石から火が出る。そしてしばらくしてから停止しようとして置いて有った魔石が輝いているのに気が付く

『え?何で輝いているんだろう?』

糸をどかして確認しようとすると消えて砕け散る

『え?何故?』

もしかしてと思い付き、停止してから小魔石に光属性輝きを書き込み持ってくる。そして糸に触れさせるが発動はしない

『魔力が流れていなかったらそうだよね』

加熱を発動してから、魔石を糸の上に置くと輝き出す。そして糸から離すと消えて砕ける

『危険かな?糸に魔力が流れた時に魔石があると発動しちゃうのは危険だよね』

マルスは考え始めると「だけど一緒に魔道具化しなくても良いのかな?それならば色々変えられる。魔力制御貯蔵構造強化型を作ってから魔石を付け替えれば良いし・・・・」


『リリシャ、加熱は出来たけど、問題が発生したよ』

マルスがリリシャに言うと

『え?マルスが問題ってことは大変な事だよね』

リリシャは驚きながら言うと不安な顔付きになる

『1つずつだったら問題ないけど、糸に魔力が流れたら、他の魔石にも魔力が流れて発動するから気を付けないといけない』

マルスが説明すると

『くっつかない用に置かないといけないのかな?』

『そうだね!だからどうやって設置するかが問題だよ』

マルスが言うと

『かなり難しくなる・・・』

リリシャは考え始める

『その反面・・・魔石に付加だけしてから繋ぐ事も出来るかもね』

『え?それって・・・・』

『新しい魔道具を作る時に魔道具を作ってから、魔石を後から取り付けが出来るかもしれないから、役に立つよ』

マルスが笑いながら言うと

『それは良いけど、魔石はどうなるの?』

『離れたら砕けてしまうよ』

『完全使い捨てになるのね』

『それが、まだ研究しないといけない所だよ』

マルスは考えながら言う

『何か考えているの?何か悪巧み?』

キリシアが微笑みながら言うと

『まだ、どうやって追加しようか考えているだけだよ』

『本当に?』

『これって応用次第で凄い事が出来るのかな?』

リリシャが考えながら言う

『ランプなら後から魔石を追加して臨時的に明るく出来るよね』

『あ!そう言うこと!』

『更に離れなければ壊れないのであれば複数の魔石を制御出来るかもね』

マルスが言うと

『それって、数ヶ所の光を付ける事が出来るって事だよね』

『そうだよ。だからランプとしてじゃなくて廊下の天井に設置して、下から制御する事が出来るよね』

マルスが微笑みながら言う

『それ!作って!!』

キリシアが言うとリリシャが頷きながら微笑んでいる

『研究するね』

マルスが微笑みながら言う


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