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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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カーレスト諸島の休日 前編

数日間ゆっくりしてから、セレメトを乗せて、カーレスト諸島に向けて飛んでいき、領主の館の裏にキャス号が着陸する。ジエルとメーレスが出迎えにくる

『ジエル御兄様、視察に来ました』

リリシャが笑顔で言う

『視察ではなく、迎えだろう・・・海で遊びに来たの間違いだろ?』

ジエルが呆れた様に言うと、メーレスが笑っている

『メーレス様、早く乗って下さいね』

王妃が笑顔でキャス号から出てきて言う

『え! 王妃様!!』

メーレスが慌ててキャス号に乗って、王妃とキャス号に姿を消す

『王妃様の来訪か・・・リリシャ・・・視察か』

ジエルが苦笑いしている

『別荘で遊びますよ』

リリシャが笑顔で言う

『ウンディーネ号は待機しているぞ』

ジエルが呆れながら言う

『早速別荘に向かいます』

リリシャが笑顔で言うと、キャス号に乗り込み、ジエルも慌てて後を追うと、キャス号が上昇していく


食堂に向かい、中を見たジエルが苦笑いしている

『ジエル御兄様、どうしたのですか?』

リリシャが笑顔で言う

『王族の集まりか? サトメル様の式だからか? 本当に海で遊ぶのか?』

ジエルが苦笑いしている

『当たり前です。楽しみにしている人もいます』

リリシャが笑顔で言うと、ジエルを連れて前国王の方に行く

『ジエル、領地はどうだ?』

前国王が笑顔で聞く

『前国王陛下、順調に運営できています』

ジエルが頭を下げて言う

『カーレストの蒸留酒たまには送ってほしい』

『必ず献上します』

ジエルが慌てて言う

『楽しみだの』

前国王が笑顔でジエルを見ていると、メーレスがジエルを見て笑っている

『前国王陛下視察をなさいますか?』

ジエルが緊張しながら聞く

『孫娘と孫達の付き添いの爺さんだから何もしないぞ』

前国王が笑いながら言うと、ジエルがアリシアとメトリシアを見て苦笑いをしている

(やっぱり王族が集まりすぎだ! 何人集まっているか解らないぞ・・・遊びに来たと言ってほしい)


別荘に到着すると、みんな着替えに向かい、マルスは沖のウンディーネ号に飛んでいく

『マルス様、準備は終わってます』

レスリアが笑顔で言うと、海兵達が浮く輪っか等を甲板に並べて、水上バイクを下ろし始めている

『準備していてくれたんだね』

『はい! ここで遊ぶのは解ってましたので、準備してあります。 実は少し遊ばせて貰いました』

レスリアが笑顔で考えながらマルスを見ている

『みんな楽しんだなら、良いよ・・・レスリアさんも浜辺で遊ぶ?』

『え! 遠慮します。王妃様と前国王陛下まで居ますから・・・沖から監視しておきます。 王族の安全を守るのも大事な任務です』

レスリアが笑顔で言う

『騎士や兵士じゃないから、任務じゃないよ・・・義務も無いし』

『あ! そうですが・・・大事な御客様ですから』

『遊ぶ時は沢山遊んでね』

『いつも自由に鍛練させて貰っているので、みんな監視の任務も楽しんでいます。 普段ウンディーネ号の警備と造船所の警備しかやることが無いので・・・』

レスリア考えながら言うと、周囲の海兵達が頷いている

『たまには、ゆっくり遊ぶのも大切だからね』

マルスが笑顔で言うと、浜辺の方を見てから考え始めて、ウンディーネ号に入っていき、レスリアがマルスが入っていった扉を見ている

『え? 何を始めるのでしょう? 何か作られるのですか? マルス様も沢山遊んでほしい』

レスリアが呟く

『レスリア様、マルス様ですから遊びと思ってます』

ホセが笑顔で言うと、海兵達が頷いている


マルスが木材とガラスを浮かせて持ってくると、ガラスで半球状の物を作り、台の上に置くと周囲に木材を取り付けている

『マルス様乗り物ですか?』

レスリアが興味津々に見ている

『アーメルドで作った船を円形にした物だよ、海底を見たいからね』

マルスが笑顔で言いながら考えてから、上に笠型の屋根を作り、木材にフロートの魔道具を埋め込んでから、紋様魔法と紋章魔法を書き込み始めている


リリシャがルシアナを抱っこして飛んでくる

『マルス何を作っているのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『海底を見る船だよ』

『ルシアナちゃん、一緒に見ましょうね』

『はい! リリシャ御姉様』

ルシアナがスゴく嬉しそうにリリシャを見ている


マルスとリリシャが円形の船を浮かせて海に落とすと、リリシャとマルスがルシアナと手を繋いで飛んで船に降り立ち、海底を見ている

『お魚! 海の中も綺麗』

ルシアナが嬉しそうにリリシャに海底を指差しながら話している


エミール達が集まってくると、ルシアナの姿を見て微笑んでいる

『マルス師匠、勝手に作らないでください!! 作るところ見たかったのに!!』

メトリシアがマルスを見て言う

『思い付いたから作っただけだよ、みんなで順番に見れば良いよね』

『マルス師匠が作っている所を見学したかったのに!! マルス師匠!!』

メトリシアが剥れていると、エミールが笑っている

『あ! 大きな貝!』

ミリアが笑顔で指差すと、ルシアナの方に歩いていく

『ミリアお姉ちゃん、あのね・・・』

ルシアナが笑顔で隣に来たミリアを見て、海底を指差しながら話し始める。リリシャが微笑みながらミリアを見ている

(ミリアもルシアナちゃんと同じ目線で話していますね・・・ミリアも人懐こいからルシアナちゃんと話が会うのですね)

『マルス師匠、あのロブスター美味しそう』

ミリアがマルスの顔を見上げて言うと、みんなマルスを見ている

(マルス師匠ミリアに甘いですけど、ミリアのあの笑顔反則です)

『おかず増やしてくるよ』

マルスが笑顔で言うと、海に飛び込んで潜っていき、ロブスターを手掴みで捕まえて浮上してくると、ミリアが嬉しそうにロブスターを見ている

(美味しそう・・・)

『マルス御兄様、手掴みスゴくかっこ良かったです』

ルシアナが満面の笑顔でマルスを見ている

『後でアニーに料理して貰おうね』

『はい! マルス御兄様』

ルシアナが満面の笑顔でロブスターを見ていると、レティナ達が近付いてくる

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