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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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魔石泥棒の末路

マルス達はロイドとガシリオと合流して王都側の門から並んでいる馬車を調べて回ると

『あの二台で反応が有ったよ』

マルスが言うと

『じゃあ、あの馬車から調べるか』

ガシリオがそう言うと馬車の人に光属性の魔道具を確認して貰う

『えーと、これですか?』

『この魔石は?』

『暗い道を行く時用に知り合いから買ったものです』

商人が言うとリリシャが鑑定していく

『全て輝きの魔石です』

リリシャが微笑みながら言う。マルスは他に反応が無いか確認していくが反応は無かったのでガシリオに伝える

『わかった。協力感謝する』

ガシリオはそう言って馬車から離れる


『次はあの馬車だな』

ガシリオが言うと

『どうも貴族っぽいですね』

『事を荒立てたく無いが、聞くだけ聞こう』

ガシリオが苦笑いしながら言うと馬車に近付き、馬車に声をかける

『光属性の魔道具や魔石は持ってないか?』

『はぁー無いです!』

『本当に持ってないのだな!』

『愚弄するつもりか!これだから田舎の兵は困る!王国研究院の者に向かっての口の聞き方がなってない!!』

男はそう言って笑い出す

マルスは魔力視を使い馬車の魔力を調べてから

『リリシャ、魔力視で丸見えだね』

リリシャも魔力視を使い、どこに有るか確認すると

『間違いなさそうだね』

リリシャは微笑みながら言うと

『ロイドさん、魔力視で魔力の反応がここに有ります』

リリシャがそう言ってから光属性反応の位置も見せると

『じゃあ乗り込みます』

ロイドはそう言って馬車に乗り込む

『何を貴様!王国研究院の馬車に無断で乗り込んで、ただで済むと思っているのか!!』

男は怒鳴りながら言うがロイドは無視して魔石を鞄に向けてから、鞄を持ち出してリリシャに渡す

『確認してください』

『貴様、この事問題にするぞ!!!』

『どうぞ、王国騎士団員の臨時検査を受けたと報告してください』

ロイドは紋章を見せて言うと

『は!・・・・・』

男の顔色が変わる。リリシャは鞄を開けて、中から魔石を取り出して鑑定すると

『間違い有りません。魔力制御貯蔵構造強化型で間違い有りません。それとこのマークも!』

ロイドに見せるとロイドは苦笑いする

『盗んだのはこいつらと言うことで、間違い無さそうだな!』

ロイドがそう言って男達をを見ると男は馬車を飛び降りてマルスにナイフを突き立てて

『動くなよ!動けばこのガキを殺すぞ!!』

『よくやった!魔石をこっちに渡せ!!早く!』

男達はそう言うが

『はぁ・・・お前達、助けないから地獄を見てこい』

ガシリオが苦笑いしながら言う

『マルス、殺さない様にね』

リリシャも苦笑いしながら言う

『マルスを人質とは馬鹿だ』

キリシアは笑い出す

『はぁー!貴様ら、状況を解っているのか!!』

男が言うと

『今ならまだ間に合う!武器を捨てて早く投降しろ!!そんなに地獄を経験したいのか!お前達は!!』

隊員達が次々と言う

『ふざげるな!小僧を見殺しにしたいのか!!』

男達が言うマルスがため息を吐いてから

『・・・・・パンシー』

『ギャ・・・・』

ナイフを持っていた男が崩れ落ちると、マルスはナイフをガシリオの方に蹴飛ばしてから

『・・・ポイズン』

男は苦悶の表情になって涙目になる

『なな何をした!!』

男は驚き、転がる仲間を見る

『ままさか魔法使い!!杖無しで魔法なんてあり得ん!!』

『次はあんたかな?泥棒さん』

マルスは微笑みながら言うと

『小僧!!』

男は剣を抜いて斬りかかるが、マルスは腕を掴み、そのまま地面に叩きつける

『ガァッハ・・・』

マルスは何度か地面に叩きつけてから、両腕を折って転がす

『ばっ化物!!』

男は逃げようとするがマルスは回り込み、素手でボコボコに殴り、足を砕き、投げ飛ばして転がすと苦しんでいる男に

『・・・・パンシーリカバー』

『アギャーーー!』

『・・・・ポイズンリカバー』

『リリシャ、回復魔法で回復してあげて。もう一度ボコボコにするから!後、数百回で良いかな?』

マルスが微笑みながら言うと

『人が見ているからほどほどにね』

『訓練所に連れていってからやり直して良いかな?』

マルスが微笑みながら言うと

『好きにして良いぞ!』

ガシリオが笑いながら言うと

『ガシリオ良いのか?やらせて・・・』

ロイドが苦笑いしながら言うと

『死ななきゃ良いと思うぞ、どうせあとで拷問だろうから』

『確かに拷問になるが・・・・』

『マルスは拷問許可証を持っているから大丈夫だ!』

ガシリオが笑う

『は?拷問許可証?何故だ?』

ロイドは驚く

『事情は後で解る!』

ガシリオが笑いながらリリシャをチラ見する

『王国研究院の人をこんなにして良いのでしょうか?』

領主の家臣が言う

『ただの泥棒に手加減は不要だろう。もしこれが王国研究院の仕業だと言うとそこも調査対象になります。国王陛下に献上されている魔道具泥棒ですし、騎士団員の臨時検査から逃亡もしています・・・人質も取ったけど・・・愚か者ですね』

ロイドが苦笑いしながら言う

『文句言ってきたら、王国研究院に魔石や鉱石は回さないし、献上も中止するよ。良いかな?』

マルスが笑いながら言う

『あー言われちゃったな!これで研究院も国王陛下に報告しないといけないか!』

ガシリオが大笑いする

『そうなると・・・・研究院の調査をする羽目に・・・』

ロイドは苦笑いしてマルスを見る

『マルスを怒らせた方が悪いと言うより、泥棒が悪い!』

キリシアがつまらなそうに言う

『それ以前に、ロイドの目の前で捕まっているから、騎士団権限で徹底的に調べてね』

マルスが笑いながら言う

『さっさと連行して訓練所で続きしよー、この百倍の痛みを与えないと』

キリシアが笑いながら言うと警備隊隊員は、男達を連行していく


『まだ来ないの?』

『連れてきたぞ』

ガシリオが言うが男達はガシリオにしがみついて涙を流しながら何か言っている

『じゃあ始めようか?』

マルスが近付くと、男達は恐怖の余り気絶してしまう

『え?まだ始めてないのに』

マルスは苦笑いする

『・・・・・スウォーンリカバー』

『まだ始まってないのに寝ちゃダメだよ』

マルスが微笑みながら言うと

『ギャァーーーー!化物!!たたた助けてくれ!!たたた頼む・・・・』

『あれ?また寝ちゃった?』

『これはダメだな』

ガシリオが苦笑いする

『・・・・スウォーンリカバー』

マルスは少し離れて待つことにすると

『全て吐けば牢屋の中で守ってやる。牢屋には来ないから大丈夫だぞ』

ガシリオが言うと

『研究院院長の指示で盗みに来た・・・侍女に手引きして貰った・・・・貴族からも依頼が有った・・・』

男達は泣きながら次々と話していく

『研究院院長・・・・貴族・・・証拠が無いと捕まえられないか』

ロイドが呟くと

『研究院院長からの指示された証拠は無いのか?』

ガシリオが言う

『馬車の中に・・・・手紙が有ります』

男は涙目で必死に伝える

『馬鹿だな・・・犯罪の証拠を残すなど・・・・』

ロイドがそう言って馬車に向かう

『つまらないから隊員と訓練していても良いかな?』

キリシアが微笑みながら訓練用の槍を持っている

『していて良いぞ』

ガシリオが笑いながら言い、キリシアは訓練所の中央で待つと隊員達が笑顔で列ぶ。訓練を始めて、弾き飛ばされた隊員を見て男達は震えながら青ざめていくと、リリシャとミリアとアニーが回復魔法で回復させて訓練が再開されていく

『お前達の番がくる前に全て吐いとけよ』

ガシリオが笑いながら男達を見ると男達は必死に色々訴え始める


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