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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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出発準備

マルス達が出発準備をしていると、アリシアが嬉しそうに歩いてくる

『メトリシア楽しみでしたのーーー』

アリシアが嬉しそうにメトリシアを見ている

『アリシア御姉様、転ばないで下さいね』

メトリシアが笑顔で言う

『転びませんのーーー シィーですの!!』

アリシアが慌てて言う

『ウテリアとステリア、アリシア様の暴走は止めるのですよ』

ソリナが微笑んでいる

『はい、ソリナ様』

ウテリアとステリアが笑顔で言う

『このままウルシナ公国まで行ったらウテリアとステリアが警護の要ですからね』

『少し自信は有りません』

『不安なら取り敢えず、愚か者はみんな投げ飛ばしなさい! 後始末はアリシア様がしますから』

『はい、ソリナ様』

『ソリナ言い過ぎですわ』

アリシアが慌てて言う

『ウルシナ公国も護衛を用意してないのですから』

ソリナが呆れ気味に言うと、メトリシア達が笑っている


王妃と前国王とヘルトがやってくる

『アリシア、メトリシア楽しみだったぞ』

前国王が笑いながら見ている

『最初は何処に寄りますか?』

王妃が笑顔でマルス達を見ている

『アーメルドで材料が有れば、ミーレス用の帆船を作りたいです』

マルスが笑顔で言う

『帆船か? 楽しみだのぅ』

前国王が笑顔で言う

『ふふふ、帆船作りも見物しますね』

王妃が笑顔でマルスを見ていると、ヘルトが苦笑いしている

(観光気分で視察は止めて下さい・・・完全に遊びに行く事が重要になってないですか? 王族の結婚式なら外交に重要な話し合いも沢山有るはずです)

『あ! 御母様、もしかして旅を楽しむ事しか考えてないのですか?』

メトリシアが笑顔で言う

『子供に嫌われる娘を笑っている母親ですから』

王妃が笑顔で言う

『家出孫娘達と楽しく休暇を楽しむお爺さんだからな』

前国王が笑いながら言う

『え!! 嫌われてません!! どうしたら泣かないのですか!!』

メトリシアが大声で叫ぶ

『泣かれないようにしなさいね』

『もぅーーーー御母様ーーーどうしたら好かれますか!! 教えて下さい』

メトリシアが泣きそうになりながら叫ぶと、前国王とヘルトとアリシアが爆笑している


メーレシアとアーセルと騎士団長達がやってくる

『メーレシア様、お茶会しますよ』

王妃がメーレシアを見て言うと、キャス号に入っていく

『あれ? 問答無用で連れていった』

ヘルトが苦笑いしている

『待ってくださいですの』

アリシアが追いかけていく

『マルス様、アーメルドに魔法団の人を準備させてます。 エリカちゃんの指示を聞く人を中心に集めていますので、公爵領の警備に使って下さい』

アーセルが微笑みながら説明する

『魔物の心配は無いと思うけど、港の警備と結婚式場の警備が必要かな? プライゼナスさんに任せよう』

マルスが考えながら言う

『若い卒業生の練習場が少ないので、土地が有るなら魔法練習場作って下さいね』

アーセルが笑顔でマルスを見ている

『アーセルさんがおねだりです!! 既に建てて有ります! ミーレスちゃんの魔法練習場ですから』

メトリシアが笑顔で言うと、前国王が笑っている

『アーメルドに寄ると思いますので、海兵の準備と海軍の出発準備をさせてあります』

アーセルが微笑みながら言う

『アーセル師、最初から造船される事が前提で準備をしないで欲しい』

ヘルトが苦笑いしている

『マルス様ですから、材料が有れば遊んでくれますから』

『あ! アーセルさんがマルス師匠の考えをよんでいます!!』

『騎士団だけは、準備をしてませんから』

アーセルが騎士団長を見ていると、騎士団長に視線が集まる

『は? ヘルト殿下の指示で既に30人派遣済みだぞ』

騎士団長が慌てて言う

『足りますか? 海軍は4隻の軍艦が既に配備されてます。 魔導船団と共に交代の軍艦が向かってますが、騎士団は交代要員の準備は?』

『え! 交代要員・・・』

騎士団長が苦笑いしている

『秘密にしていても、マルス様ですから、城に収まると思ってますか? 先程の魔法練習場を作っている時点で移民の準備を終わらせている可能性も有ります。早く治安維持の騎士団の増援が必要と思いますけど』

アーセルが騎士団長を見ながら言うと、ヘルトと前国王が顔を見合せている

(前提が城で無くて、町なのか? 移民が決定しているから・・・アーセル師考えすぎでは?)

『いくらなんでも、数ヵ月で町は無いだろう!! 建物だけ建てても、そんなに数は無いはずだ!!』

騎士団長が慌てて言う

『港には、倉庫しか無いですから』

メトリシアが笑顔で言うと、ヘルトと前国王が苦笑いする

『は? 港に倉庫しか? 交易を前提に?』

『勿論です!! マルス師匠ですから』

メトリシアが笑顔で言うと、騎士団長が驚いている

(本当に結婚式場だよな・・・港を作ってあるのか? そんな早く復興しないよな?)


クリスとレイナールとクセリオとミーレスとレーゼンとテシウスとレティナ達がやってくる

『ヘルト殿下、前国王陛下、今回も結婚式に参加を認めて貰い感謝してます』

レイナールが笑顔で頭を下げている

『レイナール殿も楽しんでくるように』

ヘルトが笑顔で言う

『ヘルト殿下、騎士団長様、本当に騎士学院を休んで行っても良いのでしょうか?』

テシウスが不安そうに頭を下げている

『テシウス君、王族の結婚式の警備を知るのも良い経験だろう、騎士達や学生が文句を言うなら騎士団長が全部責任を取るから心配は要らない』

ヘルトがテシウスを見てから騎士団長を見ている

『騎士団長、テシウス君とどっちが強いのか? 一騎討ちして、どちらが強いか示してくれ』

前国王が笑みを浮かべて言うと、全員騎士団長を見る

『え! 勝てません!! キリシア殿の弟子に勝てません』

騎士団長が慌てて言う

『ラーザとライオスの教え子だよ』

『実質英雄殿の関係者です』

騎士団長が慌ててマルスを見ている

『仕方無いな・・・レーゼン君だったか? ミーレスを守れるか、実力を確認したい』

前国王が笑顔で言うと、ヘルトが笑いを堪えている

『え! レーゼン君・・・何者だったか・・・』

騎士団長がレーゼンを見ている

『誰か訓練用の剣を持ってきて』

マルスが英雄騎士に言うと、持っていた訓練用の剣を持ってくる

『は? 準備万端・・・忙しいので』

騎士団長が青ざめている


レーゼンと騎士団長が訓練用の剣を受け取り、準備をすると、騎士団長が闘気をまとい構える。レーゼンも闘気をまとい構える

『は? ちょっと待て!! 何故闘気をそれも完璧にまとっているなんて、キリシア殿鍛えすぎだ!!』

騎士団長が慌てて叫ぶ

『キリシアは関係無いよ、カミラだから』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている

『英雄殿の関係者に勝てるわけ無い!!』

騎士団長が慌てて叫ぶと、マルスが合図をして、レーゼンがゆっくり打ち込み、騎士団長が慌ててかわして、レーゼン目掛けて剣を振り始める


徐々にスピードをあげて、騎士団長が防戦一方になると、レーゼンが振り抜いた剣が騎士団長の腹に当たり弾き飛ばされ、キャス号に当たり騎士団長が地面に転がる

『この実力なら問題ないな!! 騎士団長をしないか?』

前国王が笑顔でレーゼンを見ている

『え! ミーレスちゃんを守るので』

レーゼンがミーレスを見て言うと、ミーレスが嬉しそうに微笑んでいる。ナディアが騎士団長に回復魔法を使い、騎士団長が起き上がる

『騎士団長、久々に一騎討ちした感想は?』

ヘルトが笑顔で言う

『英雄殿の関係者は鍛えすぎだ!!』

騎士団長が慌てて叫ぶ

『まだまだ半人前にも成れないので申し訳有りません』

レーゼンが慌てて頭を下げている

『騎士団長も無用心だ!! 数年前に負けた相手との成長の差を良く考えるだな!!』

ヘルトが笑顔で言う

『数年前に? 数年前と言うと・・・少年・・・まさか門番の少年!!』

騎士団長が慌ててレーゼンを見て叫ぶ

『騎士団長が負けすぎだろうが・・・若くて良い人材が居るのは良いことだな!! ミーレス公爵安心したぞ』

前国王が笑顔で言うと、騎士団長が苦笑いしている

(背が伸びて解らなかった・・・半人前と言うな! もう英雄殿の前で一騎討ちはしたくない!!)

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