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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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探知魔道具

マルスは部屋で魔方陣を考え始める。

『光属性反応制御型、これがベストかな?』

マルスは呟きながら考えて【ドローイング】を発動して、魔方陣を手のひらの上に描き始め、魔力の維持を調整して魔方陣を作成すると完成する

『これならば出力に問題ないかな?』

マルスは呟き魔方陣を書き写していくと早速部屋を出て工房に向かおうとすると

『マルス師匠、どうしたのですか?』

『アニー、ちょっと思い付いたから、工房で魔石に書き込みしてみたいだけだよ』

マルスが微笑みながら言う

『私も一緒に行きます』

アニーは真剣な顔で言うと付いてくる。マルスは工房の2階で魔方陣を発動して、中魔石にさっきの魔方陣を書き込むと

『安定している』

マルスは頷きながら呟くと

『私にも見せて頂いても良いですか?』

マルスはアニーに魔石を渡してからランプ用の魔石を取りにいく

『え?これが新しい魔方陣ですか?複雑ですね』

『結構複雑になるけど、これならまだ書き込める』

マルスはそう言って、魔方陣を発動して魔石に魔方陣を書き込み、内容を確認してから、魔力を通して魔道具化してから

『出来たから確認してみようかな?』

マルスはランプに魔石を向け、小魔石が光るのを確認してからアニーの腕輪や短剣に向けるが、光らない。そして、ブーツには反応するのを確認すると

『方向と距離に問題が有るけどこれで良いかな?』

『凄いですね、マルス師匠!これなら光属性を見つけられます』

『光属性の魔石に反応するけど、光属性が無い魔道具には反応はしないから成功かな?』

マルスは満足そうに言うと

『外装が必要ですね』

『ギレリムに急いで作って貰おう。10個位直ぐに必要だから』

マルスは微笑んでいる

『門番と警備隊に持って貰うのですか?』

『次々と捕まれば抑止力になるからね』

『やはりマルス師匠は素晴らしいです。弟子になれたことに感謝します』

アニーは微笑みながら言うと

『アニーがいてくれて本当に助かっているよ。ありがとう』

マルスはそう言って部屋に帰ることにする


翌朝、マルスは木を加工して簡易的に魔石を固定すると

『ブーツや光属性の魔石に反応させて確認していく』

『凄い!これならランプの魔石に確実に反応するよ』

リリシャが微笑みながら言う

『凄いです師匠!一晩で完成させてしまうなんて!』

ミリアは目を輝かせて言う

『ギレリムに早速外装を作って貰おう』

『それが良いね!』

キリシアが言うと、出かける準備をする

『ちょっと何個か付与魔法してくるね』

マルスは工房に向かい、魔方陣を発動させて魔石に魔方陣を書き込み出し、4つ出来上がったのを持ってギレリムの所に向かう


鍛冶屋に着くと

『あ!おはようございます、直ぐに呼んできます』

レイナはそう言って中に入っていくと

『どうした、何か有ったか?』

『ちょっと外装を作ってほしいのだけど!』

『え?外装を?どんなやつだ?』

ギレリムが不思議そうに言うと

『こんな様にして貰っても良いかな?』

マルスは木で固定した魔石を見せると

『どんな効果が有るんだ?』

『光属性に反応してこの魔石が輝くよ。光属性のランプの魔石にも反応するよ』

マルスが言うと

『なるほど!門番に渡すのだな!』

ギレリムが笑い出す

『流石ギレリム、余計な説明はいらないね』

『これがあれば、光属性は全て調べられるんだな!』

『ちょっとテストもしたいんだよね』

『2日で作るぞ』

ギレリムが微笑みながら言う

『よろしくね』

マルスはそう言って商会に向かうことにする


『あれ?何か騒がしい?』

『何か有ったみたいだね』

マルスとリリシャが話しながら商会に入ると

『あ!リリシャ様、マルス様、キリシア様』

店員が気が付き言うと

『リリシャ、マルス、ちょうど良い時に来ましたね』

フローネが言うと

『フローネ先生、何か有ったのですか?』

『これを見てください』

壊されたランプが置いてある

『え?魔石を盗まれたのですか?』

『その通りです。それも領主の館からです』

フローネが言うと

『何時ですか?』

『昨夜も使っていたので・・・見付けて直ぐに門番に通達しましたので町からは出ていません』

領主の家臣が暗い顔をしながら言うと

『じゃあ、門に並んでいる馬車から調べないといけないのですね』

『その通りですが、無闇に調べても見付けられるかは解りません』

領主の家臣が言う

『これが早速役に立つかもね』

マルスが言うと

『それは何ですか?』

フローネが不思議そうに言うとマルスは微笑みながら、魔石をランプに向けて近付くと輝き出す

『こうなります』

『まさか!ランプに反応!!』

『光属性に反応します』

『え?これなら光属性を見付けられる・・・ランプの魔石に反応すると言う事ですね・・・』

フローネは呆れながら言う

『試作品ですので、まだ距離と構造強化が付いてないのでまだまだですけど・・・』

マルスが言うと

『もしかして盗難対策を考えて作ったのですね』

フローネが苦笑いしながら言うと

『はい!その通りです。まだ試作品なのでテストしながらになります』

『素晴らしいです。早速並んでいる馬車を調べましょう』

領主の使いが言うと

『この頃、貴族がほしいと言ってきていると聞いていますので、ロイドさん達王国騎士団員に一緒に来て貰っても良いかな?』

マルスが警備隊隊員を見ながら言うと

『直ぐに呼んできます』

隊員は直ぐに出ていく



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