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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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サトメルの送迎

キャス号に荷物を乗せて準備をしていると、システィーニ達がやってくる

『英雄様、飛空艇に乗せて頂けるなんて一生の思い出になります』

システィーニが満面の笑顔でマルス達の方にやって来て言う

『システィーニ王女様、狭いですが良いのですか?』

『はい、長旅していますから、山道から帰るよりもリオンド・ベラクード王国に寄れるなら大変嬉しく思います』

システィーニが満面の笑顔で言う

『今回の件が件だから、公爵領を通って帰るのも大変だからね』

マルスが考えながら言う


国王達がやってくる

『マルス殿、公爵家の取り潰しは確定したが、今回の件は内密にする為に、シンリー王女誘拐・暗殺未遂として、処理することになった・・・派閥も今回の事の大きさに文句が言えないので、早々に片付くだろう』

国王が笑顔で言う

『シンリー王女の暗殺?』

マルスが意外そうに聞き返す

『暗殺未遂なら誰も文句言えない! 事実を知っている者が、裏で公爵派の者達を脅しているから、文句は言えないだろう・・・シンリーの今後を考えるとそれが1番だ』

王太子が事情を説明している

『え! 人質? 何故?』

『王族の務めだ! ・・・クライドルト王国なら安心もしている』

王太子が笑顔で言う

『王族は面倒だな・・・余り関わらない様にしないと』

マルスが嫌そうに言うと、全員マルスを見て笑っている

『ここに王族が何人いるのか解っていますか? リベリアの英雄様だから何でも許されるとは言え、王女が多すぎるだろう?』

王太子が苦笑いしている

『レセナ様の結婚式の帰りだから仕方無いです』

『マルスが言うことですか? 早く帰りますよ』

リリシャが微笑みながらマルスの腕を引っ張ってキャス号に入っていく


キャス号が飛んで行くと、オルセント号が後を追って飛んでいく

『ふふふ、レセナの外交能力凄いですね・・・隣国三ヶ国の王女様とお友達なのですから』

王妃が微笑みながらキャス号を見ている

『今後が大変だな・・・レセナの影響が無くなれば、外交関係が崩れる可能性も有るが、平和な解決だったな』

国王がキャス号を見上げている

『英雄様相手に喧嘩を売る方が愚かですから、バゼルノアス王国との戦争で国中の人が知ってますから、誰も文句を言えないですね・・・平和が1番ですね』

王妃が笑みを浮かべながら言うと、国王も頷いている


リオンド・ベラクード王国の王都が見えてくると、城門に挨拶をして、王城の裏に着陸する


イーケルとアーゼラストリアが出迎えにやって来る

『イーケル様』

サトメルが嬉しそうに言う

『サトメル、楽しかったかな?』

イーケルが嬉しそうにサトメルを見ている

『はい、レセナ御姉様も凄く幸せそうでした』

『楽しかったなら良かった。何か問題は起きてないかな?』

『はい、エレストリアクレイス王国で少し絡まれただけです』

サトメルが微笑みながら説明していると、イーケルが頷いている

『親書も書いておくよ』

イーケルが微笑みながら言う

『あれ? イーケル様、もしかして何かトラブルが起きる事が前提でしたか?』

マルスが疑問そうに言う

『はい、多少の事が起きても英雄様が一緒ですので安心していました』

イーケルが笑顔で言う

『イーケル様がトラブルが起きる事が前提と言った』

メトリシアが笑顔でイーケルを見ている

『国が滅びなかっただけ良いです』

イーケルが笑いながら言う

『もう喧嘩売ってくる国はオルセント王国の東側しか無いですけど』

メトリシアが呟く

『喧嘩を買いに行きましょう』

リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑っている


システィーニがキャス号から降りてくる

『イーケル国王陛下、お久し振りです』

システィーニが笑顔で挨拶をしている

『すぐに親書と護衛の手配をします』

イーケルが笑顔で言うと、システィーニの髪を気にしている

『はい、よろしくお願いします』

システィーニが笑顔で言う

『システィーニ様は可愛いですのーー』

アリシアが笑顔でシスティーニを見ている

『アリシア様、何か?』

システィーニが驚きながらアリシアを見ていると、みんなシスティーニを見ている

『寝癖直すの忘れていますの』

『え? 寝癖? あーーーーーーーーー!』

システィーニが慌てて叫びキャス号に入って行き、暫くすると真っ赤な顔をして戻ってくる


『アリシア様、先に教えて下さい』

システィーニが泣きそうな顔で言う

『可愛いですのーーー窓際で外を見ながら寝ていたからですわ』

『アリシア様!! 内緒にして下さい!! 噂になったら大変な事になります』

システィーニが慌ててアリシアに叫んでいると、イーケルとサトメルが顔を見合せて笑っている。アーゼラストリアがシスティーニを見て微笑んでいる

(馴染んでいるな・・・この面々に遊ばれていたのか? 王女達が仲良く良いことだな)


数日間リオンド・ベラクード王国でゆっくりしてから、カーレスト諸島とレトリアル・クレトリア王国に寄ってから、王都に向けて飛んでいる

『マルス師匠、久々にお婆様の墓参りしたいのですが』

エミールが海を見ながら言う

『あ! そうだね。リリシャ良いかな?』

マルスが笑顔でリリシャを見る

『はい、エリゼトスに寄りましょう』

リリシャが微笑みながら言うと、みんな同意している

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