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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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エレストリアクレイス王国で散歩 中編

町中を歩いていると、数人の兵士と笑みを浮かべた男がやってくる

『おい! 邪魔だ! どけ!!』

青年がルメリアとクリスを見て怒鳴り、ルメリアを睨んでいる。後ろの兵士達がクリス達を見ている

『ん? 何? なんか用ですか?』

クリスが青年を見ていると、青年が怒りにクリスを睨んでいる

『無礼者がーーーー! 俺様を誰だと思っている!』

『俺様? ナディア先生、愚か者が現れました! お仕置きして良いですか?』

クリスが笑顔でナディアを見ると、レティナ達が笑っている。青年がクリスを睨みながら手を握りしめている

『このーーー! 成敗してやる!! 無礼を働いた事を後で後悔しても遅いぞ!!』

青年が怒鳴ってクリスに殴り掛かり、クリスがよけると、青年が何度かクリス目掛けて拳を振っている。青年が急にルメリアを見て殴り、ルメリアが地面に倒れる

『あ! ルメリア御姉様!! この愚か者!! 許しません』

クリスがルメリアを見てから怒鳴り、青年を睨んでいる

『俺様に無礼を働いたからには、容赦しない!!』

青年が怒鳴り、クリス目掛けて殴り掛かり、クリスがかわしながら腕を掴み、投げ飛ばすと、そのまま腕をへし折っている

『ギャーーーーーーーー!!』

青年が腕を抱えて、泣き叫び兵士が慌てている

『ルメリア御姉ちゃんを殴ったからには、許しません』

クリスが青年を見下して言う

『お前達!!この女を捕まえろ! 抵抗するなら、斬れ!! 死刑だ』

青年がなきながら兵士に命令をすると、兵士達が剣を抜きクリス達に剣先を向ける

『無礼者! 許されないと思って下さい』

シンリーがキョロキョロしながら慌てて叫ぶ

『黙れ!! 命令が下ったからには、覚悟しろ!! グレゼウスエレストリア公爵家に楯突いては許されない。覚悟!!』

兵士が怒鳴り、クリス目掛けて剣を振ると、キリシアが兵士の腕を掴んでいる

『喧嘩買った!!』

キリシアが笑顔で言う

『シンリー様、この人達反逆者として、ボコボコにしてから捕まえても良いですか?』

マルスが笑顔でシンリーを見ている

『え? マルス様、はい!』

シンリーがマルスを見ていると、キリシアが笑顔でシンリーを見ている

『命令をしてくださいね』

マルスが笑顔で言うと、全員シンリーを見て笑みを浮かべると、騎士達が苦笑いしている

『シンリー・エレストリアクレイスとして反逆者を捕らえて下さい』

フローネがシンリーに何かを伝えると、シンリーが大声で言う

『お仕置きだ!!』

キリシアが笑顔で言うと、兵士を蹴り、倒れそうになると、腕を引っ張ってぐるぐる回し始め、兵士達が驚いて後退りしている。キリシアが手を離すと、兵士が壁まで飛んでいき、壁に当たり倒れる


飛んでいった兵士を見ていた兵士達が急に倒れて踠き苦しみだす

『あ! みんな私の獲物』

キリシアが兵士達を見ている

『愚か者なんて久々ですから』

ミリアが笑みを浮かべていると、リシリアとエビリアとクレスタとエミールとエレーヌも笑みを浮かべている

『出遅れましたね』

リリシャが兵士達を見ていると、メトリシアが青年を浮かしている

『ルメリアちゃんの痛み、仕返しは、1000倍にしましょうか?』

『なっなっなっなっなっなんだ・・・ギャーーーーーーーー』

青年が足をバタバタさせながら、宙に浮いていると、くるくる回り出して叫んでいる

『メトリシア様、やりたい』

レティナ達が笑いながら見ている

『風で回して下さい』

メトリシアが笑顔で言うと、レティナ達が相談しながら魔法を使い、青年を回し始めて徐々に早く回り、青年の悲鳴が聞こえなくなると、回復させて、再び相談しながらいろんな方向に回転させている


キリシアが投げ飛ばした兵士の足を持ってリリシャの前に投げる

『回復させて! こいつだけは私の分だからね』

キリシアが大声で叫ぶ

『キリシア、回復させます?』

クララが笑顔でキリシアを見てから兵士に回復魔法を使って、兵士が驚いたようにクララを見ていると、キリシアが兵士を蹴ってから腕を掴み、へし折っている


町中の住民が驚いたように見物していると、騎士や兵士が慌ててやってくる

『何をしている!! 貴様ら・・・は? 英雄殿・・・』

騎士がキリシアを見て呆然としている

(え! 英雄様に何かしたのか? あの兵士公爵家の私兵だよな?)

『ん? 何? 用?』

キリシアが騎士を見てから兵士の足を砕いていると、クララが回復魔法を使っている

『え! どうしたら・・・』

騎士が苦笑いしていると、シンリーの護衛の騎士が近付き状況を伝えると、騎士と兵士がため息をして兵士達を見ている

(喧嘩は売らないでくれ・・・報告を・・・どうしたら? シンリー様に剣を向けたら・・・反逆罪で終わりだが・・・グレゼウスエレストリア公爵家が相手だと大問題に・・・クライドルト王国が相手だと、グレゼウスエストリア公爵家もどうにも出来ないかも・・・)


暫くして放心状態の兵士と青年がロープで拘束されて騎士と兵士に連行されていく

『マルス、何とか公爵家に乗り込むよ』

キリシアが笑顔で言うと、みんな爆笑する

『1人じゃ足りなかった?』

『全然足りない! 手応え無いから』

キリシアが笑顔でマルスを見ている

『ルメリア御姉ちゃんを殴ったから許しません』

クリスが笑顔で言うと、レティナ達も口々に言っている

『ふふふ、乗り込みますよ』

リリシャが微笑みながら言う

『折角だから、先に散歩楽しもう』

マルスが全員を見てから言う

『仕方無いですね。マルス様の勇姿も見たいですけど、デートも良いです』

セクラがマルスを見て言う

『相当な外交問題です。 その前に反逆者をシンリー様の命令で捕らえていますので、マルス様の知恵も素晴らしいです』

メーレシアが笑顔で言う

『ふふふ、これからが楽しみです』

メーレスが微笑みながらマルスを見ていると、騎士達が青ざめている

(この人達に剣を向けたら・・・宣戦布告・・・それも数ヵ国に・・・国王陛下に報告も・・・公爵家対英雄殿の戦争になるのか? 公爵家殲滅されるだけだが・・・民は守れるのか?)

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