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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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クレオルとレセナの結婚式

結婚式当日になり、マルス達が着替えて準備をしている

『あ! お兄ちゃん準備出来たの?』

食堂に入ると、レティナ達が待っている

『レティナ、みんなは?』

『まだ出て来てないよ。リリシャお姉ちゃんと歩いてよね』

レティナが笑顔で言うと、イリアとシーリスとクリスとミーレスが笑っている

『マルス師匠、やっぱり礼服似合います』

エミールが微笑みながら入ってくる

『エミールも準備出来たの? 1人?』

『ミリアは、キリシア師匠の着替えを待ってます。エビリアとクレスタが化粧手伝っていますよ』

エミールが微笑みながら言う

『鎧姿で外で鍛練していて、リリシャお姉ちゃんに見付かって捕まってました』

レティナが笑いながら言う

『キリシアもリリシャには、文句言えないからね・・・』

マルスが思い浮かべながら苦笑いしている

『マルス、お待たせ』

リリシャが微笑みながら入ってくる

『リリシャ、キリシアは?』

『用意してあるドレスに着替えてます。 エビリアとクレスタがやる気ですから、すぐに来ますよ』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスの左腕に抱き付いている

『リリシャお姉ちゃん、当然のように横に』

レティナが嬉しそうに言うと、みんなリリシャを見ている

『エミールもワザワザ右側に居ましたからね』

リリシャが微笑みながら言う

『はい、リリシャ師匠の定位置ですから』

エミールが笑っている


全員着替えて待っていると、キリシアが嫌そうに入ってくる

『キリシア様・・・綺麗です』

セクラがキリシアを見て呟く

『こんなヒラヒラ嫌いなのに』

キリシアが嫌そうに言う

『2度も王族の結婚式に参加するなんて思いませんでしたね』

フローネがキリシアを見ている

『レセナ様だから・・・』

キリシアが赤くなりながら呟く

『師匠は何回目の式ですか?』

リシリアが微笑みながら聞く

『王族の結婚式に参加なんてしませんよ。この子達が有名になりすぎたからですね』

フローネが微笑みながら言うと、メリアがレセナ達を連れて入ってくる


『メリアどう言う事?』

キリシアが王族全員を見て苦笑いしている

『キリシア様、説明します。オテリオス王国では、教会が無いので、国王などの権力者に宣誓して結婚式をします。クレオル様とレセナ様の希望と、オテリオス王国とエレストリアクレイス王国の希望で、リベリアの英雄様に誓いを立てたいそうです』

メリアが微笑みながら説明している

『え! これって面倒事に? 有名になりたくない』

キリシアがメリアを見て言う

『ここに居る人以外に知られません。この後各国の使者や貴族の達の前でもう一度行いますので、有名にもなりません。レセナ様の頼み、断りますか?』

『んーー レセナ様だから良いよ』

キリシアが考えてから言うと、クレゼイドとビレストが安堵の表情になっている


クレオルとレセナが並び頭を下げている

『偉大なリベリアの英雄様、オテリオス王国の民を導き、クレオル様を支えながら平和な国にする事を誓います。この腕輪を誓いの印として永代に引き継ぎます』

レセナが頭を下げながら言う

『偉大なリベリアの英雄様、レセナ様を幸せにします。 オテリオス王国の民を導き平和な生活が出来る国にする事を誓います。そして、国の存亡を救って頂いた偉大なるリベリアの英雄様への感謝を永代に渡り言い伝え、この宝剣を誓いの印とします』

クレオルが頭を下げながら言う

『2人を新たなる夫婦として認め、偉大なる神々と共に2人に祝福を与えん』

キリシアが緊張しながら言う

『レセナ様、クレオル様、2人の新たな船出を祝福します』

リリシャが微笑みながら言う

『偉大なる女神達と共に見守ります。幸せになって下さい』

マルスが笑顔で2人を見ている

『これにて2人を夫婦と認め、皆で祝福を』

クレゼイドが大声で言うと、全員で祝福の言葉を掛けている


『マルス様、あの日スパイダーに追われ、本当は死を覚悟していました・・・あの日、私の運命を変えてくれ、国を救って頂いた事は死ぬ日まで感謝を続けます』

レセナが少し涙目で言い、恥ずかしそうにうつ向いていると、エレストリアクレイス王国王妃と王太子夫妻とシンリーが見ている

『英雄様、あの日この国の危機を救って頂いて感謝してます。 逃げ場も無く、本当はもう終わりと絶望していました・・・今思っても、あの日訪問して貰えた事を国の民も感謝しています。リベリアの英雄様こそこの国の救国の英雄にして、守り神と思ってます』

クレオルが頭を下げながら言うと、クレゼイドとビレストとレオレトレスとメリルナとレメトレスが笑顔で見ている

『感謝よりも幸せになって下さいね』

マルスが笑顔で言う

『やっぱりマルスですね。人の幸せだけ先に言うのですね』

フローネが微笑みながら呟く

『マルスだから仕方無い』

キリシアが笑っていると、みんな笑っている


式の会場に向かうと、マルス達は最前列でクレオルとレセナの式を見ている。各国の使いや貴族達がマルス達の存在を気にしながら式を見守っている

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