表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
132/1407

新しい魔道具と冷却

弟子達の迷宮訓練をしながら2ヶ月が過ぎて、もう少しで風呂が完成をする日がきて

『ギレリム様がやってきました』

イリアが言うと

『あ!わかった』

キリシアが外に出ると

『全部出来たぞ』

ギレリムが笑いながら言う

『ありがとう』

『あれが風呂の建屋か?』

『もう少しで完成だよ』

キリシアが笑顔で言う

『みんなで工房に運び込もう』

マルスが言うとみんなで工房に運び込み、リリシャとマルスは付与魔法の準備を始める


『ギレリム、弟子はどうかな?』

『やる気が有るから教えがい有るな!まだまだ力が足りないから、ハンマーの叩き方を教えている』

『中々上手くいっていそうだね』

キリシアが微笑むと

『戦力になるには数年かかるな』

ギレリムも微笑む

『エミールからは何か連絡有ったか?』

『無いから、シュルトに見てきて貰ったけど、元気にしているみたいだよ』

『それは良かったな』


『出来たよ。リビングで試してみよ』

マルスはそう言ってリビングに魔道具を置き、魔石を触りながら【冷却】と言うと魔道具がどんどん冷えていく

『下から冷え始めたな』

『成功だね。ここにコップを置いておくと冷えるかな?』

マルスが微笑みながら言うと

『しばらく置いておこう』

ギレリムが微笑みながら言うと、マルスは工房に戻り

『リリシャ、成功だよ』

『良かった。次は鍋だね』

鍋の魔力の通りを確認してから

『早速始めようかな?』

マルスはそう言って魔方陣を発動して魔石に魔方陣を書き込み終わると、リリシャに確認して貰う

『どうかな?』

『いつも通り、完璧だよ』

リリシャはそう言って、鍋に魔力を通して魔道具を発動する

『ミリア、これに魔力の補充と動作確認、お願いね』

『はい!リリシャ師匠』

ミリアは魔道具を下の部屋に持っていって確認を始める、マルスは次々と鍋の付与魔法を進めていくと1つだけ氷制御冷却冷凍を付与魔法で付加する

『これで全部付与魔法が出来た』

マルスが言うと

『最後のが冷却用の鍋?』

『そうだよ。楽しみだね。アニー、これで果汁を試して凍らせておいて』

『はい!師匠』

アニーは微笑みながら言うと、鍋を持って台所に向かう

『あとは、この新型ランプだね』

リリシャが微笑みながら言うと

『読書用の卓上ランプが出来たら売れるよね』

『またミドルが青ざめるかな?』

リリシャは笑いながら言うと

『それよりもギレリムが寝れなくなるよね』

『あ!頑張って貰おう』

リリシャが笑うとマルスも笑い出す。魔力の通りの確認をしてから、魔方陣を発動して、魔石に魔方陣を書き込む

『リリシャ、確認して』

リリシャは魔力を通して魔道具を発動させてから、点灯と消灯してみる

『やっぱり明るい!凄く見易い』

リリシャは微笑みながら言う

『良かった。これで夜の読書と食卓が明るくなるよ』

マルスが言うと

『大きくしたら廊下が明るくなるよね』

リリシャが微笑みながら言う

『またギレリムが大変になるね』

マルスが笑い出すとリリシャも笑い出す


『ギレリム、お待たせ全部終わったよ』

マルスが魔道具を持ってリビングに戻ると

『かなり部屋は冷えたぞ』

ギレリムは笑顔で言う

『あれ?冷えすぎかな?』

『これなら食材庫に設置したら食材が長持ちしますね』

アニーが微笑みながら言う

『このコップの水も冷たくて美味しいよ』

キリシアが微笑みながら言う

『冷却の魔道具、成功だね』

マルスが微笑みながら言うと

『このランプも成功だよ』

リリシャが微笑みながら言う

『これはまた忙しくなるな』

ギレリムが言うと

『先月はランプ沢山作ったからね』

『200も注文されると流石に疲れるぞ』

ギレリムは苦笑いする

『今頃ミドルは王城に100個納め終わった頃かな?』

『ミドルの青ざめた顔は面白かったぞ』

ギレリムは思い出して笑い出す

『鍋と馬具を持って、バイルまで一緒に行ってくれたから安心は出来るけど』

『余計な注文はいらないと言ったけど断れるかな?』

リリシャが言うと

『ダメでしょミドルだと』

キリシアが笑いながら言う

『エビリアとクレスタはどうした?』

『今日は、魔力補充の日だから商会にいるよ』

マルスが言うと

『2人がいて良かったな』

『2日に1日は魔力補充しているから、修行が進まないね』

マルスが言うと

『ワハハハお前達が作りすぎたからだな』

ギレリムが大笑いする

『マルスが作りすぎだからです』

リリシャが言うとみんなが笑い出す

『お兄ちゃん、出来たよ』

レティナが笑顔で言うとステラが鍋を持ってくる

『なんだこれは?』

『果汁を凍らせながら混ぜた食べ物です』

アニーが説明してみんなで取り分けて食べ始めると

『美味い!これは始めての物だな!』

『毎日作って!』

キリシアが言うとみんな頷く

『他にも色々出来そうだね』

マルスが言うと

『これだけでお店が作れますね』

アニーが微笑みながら言う

『ギレリムが100個位作るのかな?』

『え?・・・・そうなるか』

ギレリムが苦笑いする

『気合い入れて迷宮から鉱石持って帰ってくるね』

キリシアが笑いながら言うとルメイルが同意する

『材料が足りないから作れないと言えないのか?』

『何百個とってくれば良いかな?』

『千個か二千個だな』

ギレリムが言うと

『じゃあ集中して10日潜るよ』

キリシアが笑顔で言うとギレリムは苦笑いする

『しかし、ギルドの買い取り額が倍になっても、1つも売らないのか?』

『え?だって色々作りたいからね』

マルスが言うとリリシャが笑い出す

『いくら高騰しても売る人がいなければ無理か』

『ミドルがギレリムの家の警備を心配して人を雇わせたよね』

『人がいるだけで抑止力になると無理矢理だがな』

ギレリムが笑う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ