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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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オテリオス王国の1日

マルス達はオテリオス王国の町中を散策して、交易品やお土産を買い集めて、日が暮れる頃王城に戻る

『マルス様、御食事はレセナ様の手料理で決定しました。 立食形式で行うそうです』

プリエラがマルス達を出迎えて伝える

『レセナ様厨房から出て来なかったのかな?』

マルスが考えている

『クレオル様も一緒に料理の話を聞きながら、作っていたので、ビレスト様も認めています。サーリンさんは、手伝いをしています』

『サーリン少しはコキ使わないとね』

マルスが思い出したように呟く

『マルス師匠、サーリンちゃんに厳しくないですか?』

エミールが驚いていると、ヒストリアが慌てている

『ちょっとね・・・リリシャもそう思うよね?』

マルスがリリシャを見ている

『サーリンちゃんやり過ぎましたから、少し注意が必要です。 マルスももう少し怒っても良いですよ』

リリシャがマルスを見て言う

『え! サーリンちゃん何をしたのですか?』

エミールが驚いている

『エミール、追求はしないで下さいね・・・ふふふ』

リリシャが笑みを浮かべてエミール達を見ると、全員が驚いている

(リリシャ師匠が怒ってます!! 逆鱗に触れたのですか?)


部屋に向かうと、料理が並べられビレストとグレゼイドとフローネ達が待っている

『マルス様ーーー、一緒に町中散歩したかったです』

セクラがマルスを見て言う

『昨日先に見て回ったのですから、仕方無いですよ』

メーレシアが微笑みながら言う

『マルス様と散歩したいです』

『セクラ様、この後はエレストリアクレイス王国向かいますから、そこで一緒に散歩しましょうね』

マルスが考えてから言う

『はい!マルス様・・・ふふふ・・・マルス様と散歩』

セクラが妄想を始めていると、ルーセリオが頭を押さえている

『セクラ様は分かりやすくて良いです』

メーレシアが笑いながら言う

『メトリシア並の自由な王女様が居るのですね』

ビレストが苦笑いしている

『昔は威厳の有る王女様だったのに・・・マルス様の所為で腑抜けに・・・はぁ・・・』

ルーセリオが落ち込んでいる

『恋が人を変えたのですね・・・数ヵ国の王女様の姿を比べて、本当に楽しいですね』

ビレストが微笑みながら言う

『数ヵ国の王女様が飛び回るとは、考えもしてないが・・・平和になったな』

グレゼイドが嬉しそうに微笑んでいる

(4か国の王女様が来訪なんて、オテリオス王国始まって以来の快挙だな・・・式は盛大になりすぎないか?)


食事が終わると、ヒストリアは、1人で剣を振っている

『ヒストリア、稽古する?』

マルスが訓練用の剣を持ってくる

『え!はい!マルス師匠』

ヒストリアが嬉しそうに剣を受け取り、マルスと稽古を始めている


マルスが近付き剣を振ると、ヒストリアは一瞬動きが止まり、剣を弾き飛ばされる

『ヒストリア、どうしたの?』

マルスが少し驚きながらヒストリアを見ると、ヒストリアがマルスと目線が合い、真っ赤になっている

『え! 何でも・・・』

ヒストリアが慌てて剣を拾いにいく

『気が散っている? 調子でも悪いの?』

マルスが心配そうに見ている

『え!・・・マルス師匠の顔が近付くと・・・思い出して・・・』

ヒストリアが真っ赤になりながら呟く

『え! えーと・・・訓練相手出来ないか・・・』

マルスも真っ赤になって苦笑いしている

『マルス師匠、ヒストリアと剣の鍛練? どうしたのですか?』

メトリシアがマルスとヒストリアを見付けてやってくる

『え! メトリシア様、そろそろ切り上げる所です』

ヒストリアが慌てて言う

『そうなのですか? マルス師匠・・・何かしたのですか!! 真っ赤です』

メトリシアがマルスに詰め寄り叫ぶ

『何でもないよ、ヒストリアの剣を弾き飛ばしただけだよ』

マルスが慌てて言うと、ケニスがマルスを見てからヒストリアを見ている

『本当ですか? 怪しい!!』

メトリシアがマルスを睨んでいる

『ヒストリアが剣を弾かれるなんて、初めてですね・・・マルス様を意識し過ぎて、力が抜けているのですか? ヒストリア』

ケニスが微笑みながらヒストリアを見ている

『え! その・・・マルス師匠が近付くと・・・力が・・・』

ヒストリアが真っ赤になりながら呟く

『ヒストリアもマルス様を本当に好きなのですね・・・メトリシア様も少しはヒストリアみたいに可愛らしくなって欲しいですね』

ケニスが微笑みながらメトリシアを見ている

『え! 何を・・・マルス師匠の顔が近くても・・・キャッ!!』

メトリシアがマルスの顔を間近で見て慌てて飛び退く

『メトリシア様も少しは可愛いですね』

ケニスが笑い始めている

『ヒストリア、風邪引かない様に切り上げるよ』

マルスが微笑みながら言うと、ヒストリアが頷いてキャス号に乗り込んでいく

『マルス師匠ーーー置いていかないで下さい』

メトリシアがマルスがキャス号に戻っていくのを見て慌ててマルスを追いかけている

『ヒストリアの恋の悩みですか? ・・・第4夫人ですから、良いですが・・・恋の悩みなら・・・相談相手は居ないのですね・・・メトリシア様とばかり一緒に居たからですね・・・レスリアさんを呼び出すしか無いですか?』

ケニスがヒストリアの背中を見ながら呟き、メトリシアを追い掛けていく

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