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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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セクラと王都へ

ファナが次々とテーブルに料理を運んでくると、エミール達が魔法のランプを次々と浮かせて点灯させていく

『え! 綺麗』

セクラが見上げながら呟く

『はーーーーー! 師匠何ですか!!』

ルーセントが驚いてフローネを見ている

『浮く魔法のランプか? 欲しいな』

ウイントレスが見上げながら呟くと、ウルストとイーレシアが顔を見合わせている

(こんな魔法のランプ知られたら、大変な事になりかねない!! どうやって浮かせているんだ!!)

『このぐらい、マルスなら簡単にやりますよ』

フローネがルーセントを見ている

『は? 簡単に? どうやって浮かせているのですか? 飛行石ですか?』

ルーセントが焦りながら叫ぶ

『マルスですよ、気空挺の応用と、あの付近は浮遊の魔導具の応用で作ってますよ』

『は? 気空挺? あ!! リベリアの翼!! 浮遊の応用?』

『浮遊を魔導具化して、魔力制御回路で、高さを指定して浮遊してます。シルフィード号の最初の応用です。 布やガラスはエミール達が作っていますけど』

マルスが笑顔で説明をしている

『意味不明な・・・マルスだからか・・・伝説級の魔導具を簡単に作るなんて・・・』

ルーセントが頭を抱えながら言う

『ルーセント、マルスを基準に考えなさい、理解なんて出来ないのですから』

フローネがルーセントを見ながら言う

『暗い部屋でマルス様とこのランプを見ながら、ゆっくり・・・エヘヘ・・・』

セクラが笑みを浮かべている

『声に出てますよ』

メリアがセクラを見ていると、セクラがランプを見ながら妄想を始めている

『はぁ・・・セクラ様ももう手がつけられない』

ルーセントが頭を抱えながら呟く

『ルーセントも苦労しているか・・・英雄殿の近くにいたら苦労するな』

ウイントレスが笑っている

『王女としての自覚が戻って欲しい・・・年々ひどくなっている』

ルーセントが頭を抱えたまま呟くと、ウルストとイーレシアがルーセントを見詰めている

(気持ちは解りますが・・・セクラ様、王女として良いのだろうか? ルーセント様も王女様に対しての言葉なのか? 不敬罪にされないのか?)



数日間、屋敷でゆっくりしてから、シルフィード号に乗り込み始める

『マルス、王都から直接オテリオス王国に向かいますか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『どうしようか? 温泉でも良いし・・・アーメルドに寄って、今年の魔法学院を受ける子供達に会いに向かう?』

『あ! そうですね!! 子供達の手続きも必要です』

リリシャが微笑みながら言うと、ライオスとクララがやってくる

『ライオス、クララ久々の旅は楽しみにしていたかな?』

『はい、マルス様・・・少し緊張します』

ライオスが考えながら言うと、クララも頷いている

『楽しみです。魔法学院にも遊びに行きたいと思ってます』

クララが笑顔でマルスを見ている

『ミーレスが楽しんでいるか、視察しようか?』

『はい、マルス様』

クララが笑いながら言うと、セクラが笑顔でやってくる

『マルス様ーーー早く出発しましょう』

セクラが満面の笑顔で言うと、シルフィード号に乗り込もうとする

『セクラ様、オルセント号に乗って下さい!!』

ルーセントが慌てて叫ぶ

『マルス様の第10夫人ですから、御一緒するのが当たり前です』

セクラが笑顔でルーセントを見ている

『は? オルセント王国の王女としてオルセント号に乗るのが筋です!! セクラ様!!』

『マルス様と一緒です』

セクラが笑顔で言いルーセントと言い合いをしている。オルセント号から兵士達が呆れた様に見ている


フローネがやってくる

『師匠からも言ってください』

ルーセントが助けを求めるようにフローネを見ている

『セクラ様、オルセント王国からの使者ですから、王都まではオルセント号で来て下さいね』

『え! フローネ様・・・仕方無いです。マルス様の屋敷に着いたら、泊まらせてくれますか?』

『クエリスさんに伝えましょうね』

フローネが微笑みながらセクラを見ている

『マルス様、寂しいので御飯だけは御一緒させて下さい』

セクラがマルスを見詰めている

『エミールに迎えに行って貰います』

『はい!マルス様』

セクラが笑顔で言うと、オルセント号の方に歩いていき、ルーセントが慌てて追いかけている


王都が見えてくると、降下して城門に近付く

『王城に向かいます。オルセント号も一緒です』

ヒストリアが大声で言う

『どうぞ!! 使者を送っておきます』

門番が大声で手を振っている。シルフィード号とオルセント号がゆっくり進み、王城の裏に着陸すると、騎士団長達が出迎えにくる


マルス達がシルフィード号から降りると、メトリシア先頭に王城に歩いていく

『メトリシア様、本日の御用は?』

騎士団長がオルセント号から降りてくるセクラを見てから聞く

『セクラ様が訪問するので同行しただけです』

『セクラ様の用向きは?』

『知りません! 聞いてませんから』

『え! メトリシア様、セクラ様に伺ってきます』

騎士団長が慌ててセクラの方に歩いていき、メトリシア達は王城に入っていく


部屋に入ると、国王とヘルトが待っている

『メトリシア何か用か?』

国王がメトリシアを見ている

『セクラ様の付き添いです』

メトリシアが笑顔で言うと、セクラが入ってくるのを待っている。騎士団長とセクラとルーセントが入ってくる


『国王陛下、こちらが親書です』

セクラが微笑みながら言うと、ルーセントが親書を取り出して騎士団長が受け取り、国王に手渡す

『オテリオス王国に向かうついでか・・・神聖王国はどうなってますか?』

国王が手紙を読み終わり、ヘルトに手渡してからセクラを見ている

『国土の半分は焦土です。貴族間で争いも有り、まだ混乱しています。教会も信用を失い、潰れたそうです』

セクラが笑顔で説明をしてから、ルーセントも追加で説明している

『後始末が無いのは良いな』

国王が呟くと、ルーセントが苦笑いしながら頷いている


王妃が入ってくる

『セクラ様、御茶会中ですので、来て下さいね』

王妃が微笑みながら言うと、セクラとメトリシアが王妃と共に出ていき、ケニスとヒストリアとアニーがついていく

『あ! さらわれた』

ヘルトが呟き、出て行った扉を見ている

『仕方無いだろう・・・マルス殿の結婚式はどうしますか?』

国王がマルスを見て聞くと、みんなマルスを見ている

『リリシャどうしようか?』

『マルス、キャス号で食事会でも人が多くてダメですね』

リリシャが考えている

『結婚式場でも手狭だろう』

国王が考えながらマルスを見ている

『土地か・・・あ! リリシャ、ミーレスの領地に作っちゃう?』

『え! 良いですね、ミーレスちゃんの屋敷にすれば良いですね』

リリシャが笑顔でマルスを見ている

『レセナ様の式が終わってら、作ろう』

マルスが笑顔で言うと、フローネが想像して苦笑いしている

(城を作りそうですね・・・ミーレスちゃんの屋敷なら良いですが・・・本気で作りそうで怖いですね)

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