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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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新しい魔道具の構想?

家に帰るとラーザが門を開けてくれる

『キリシア様、お帰りなさい』

『ラーザ、ただいま』

『師匠、お帰りなさい』

『ルメイル、ただいま。剣の鍛練をしていたのね』

『ラーザの剣の訓練をしていました。ラーケン殿が待っています』

『ラーケン来ているんだね』

玄関に向かうと

『お兄ちゃん』

レティナが抱きついてくる

『ただいま、レティナ』

頭を撫でると笑顔になる。みんな微笑んでいる


『ラーケン、来ていたんだね』

『これを持ってきた!』

ブーツを出して笑顔で言うと

『あ!ブーツ出来たんだね。遅かったから忘れるところだった』

キリシアが笑いながら言うと

『え?忘れないでくれ』

ラーケンは苦笑いする

『出来は良いのかな?』

『タイプじゃないかな?』

キリシアはイタズラっぽく言うと微笑んで見ている

『早速準備しましょうか?』

リリシャが笑顔で言い、工房に持っていこうとすると

『ちょっと待て、馬具も出来たぞ』

ラーケンが慌てて言う

『馬具も出来たんだね。ルメイル、工房に運んでおいて』

キリシアは笑いながら言うと

『それだけか?もっと誉めてくれないのか?』

ラーケンが落ち込んで言うとみんなで大笑いする

『ラーケン、ありがとう』

キリシアが笑いながら言う

『ラーケン、完成したら見せてあげるから楽しみにしておいてね』

リリシャも微笑みながら言うとフローネがやってくる

『お帰りなさい』

『あ!フローネ先生、ただいま』

『ブーツを受け取った様ですね』

『付与魔法の準備をして魔道具に早くしたいです』

リリシャが微笑みながら言うと

『どんな凄いブーツにするのですか?』

『取り敢えずは、構造強化と防水と防汚と防火ですね』

マルスが言うと

『良い組み合わせですね』

『良いものが出来て良かったね、ラーケン』

『え?そんなに凄いのか?』

『解っていないので置いときましょう』

『え?フローネ教えてくれ、凄いのか?』

『この国で付与内容が4つなんて、マルス以外で出来ませんから、これも国宝級ですね』

『俺もとうとう国宝級を作ったのか』

ラーケンは笑顔で言うと

『ん?もう作っているよね』

『え?なぜ?』

『マントも国宝級だよね』

『あ!・・・・そうなのか?』

『馬具もね』

『そうだった!!』

ラーケンは苦笑いしている

『今度、またみんなでご飯でも食べようと考えているから、その時は来てね』

『わかった。その時は呼んでくれ、必ず来る』

ラーケンは笑顔で言うと帰っていく


『ご飯と言うと鍋をみんなで囲んで食べると言うことですか?』

フローネが言うと

『お風呂が出来たらやろうかなーって思っています』

キリシアが言うと

『良さそうですね。しかしこれから暑い日が続く時期ですよ』

フローネが微笑みながら言う

『暑いか・・・冷たい物が欲しい・・・水・・・フリーズ・・・氷制御』

マルスが考え事を始めてぶつぶつ言っている

『マルスが何か作ろうとしている?』

『あ!ごめんちょっと考え事していた』

『何か思い付いたの?』

『鍋の冷やす版を考えていたよ』

『本当に作りそうで怖いですね』

フローネは苦笑いしている

ちょっと工房に行ってくる。マルスは工房の2階に上がり、魔方陣を起動して小魔石に魔方陣を書き込む

『氷制御冷却だから出来るかな?』

魔石を起動して冷却と言うと魔石から冷気を感じる

『試してみようかな?』

マルスは数個魔石に魔方陣を書き込み、それを持ってリビングに戻り

『イリア、コップに水を入れてきて』

イリアは台所からコップを持ってくると、マルスはコップに冷却と言ってから魔石をコップに入れると、水が氷に変わり始める

『先生、どうかな?』

『光制御を氷制御に変えましたか・・・・』

『これで氷が出来るの?』

『ランプと同じように作れば出来るね』

『鍋にしたら冷たい物が出来るね』

『水差しにした方が良いよ』

『あっ、それ良い!!』

『完全に作るつもりですね』

フローネは苦笑いしている

『マルスがやる気になったら、何でも作るよ』

キリシアが笑いながら言うと

『目の前で直ぐに作るなんて思いませんでした』

フローネが言うと

『マルスだからです』

リリシャが笑いながら言う

『少しいろいろ試したいかな?』

マルスが言うと

『やる気になったみたい』

キリシアも笑う

『だんだん恐ろしくなってきました。とんでもない魔道具を作るつもりですね』

『役に立つものを作ります』

『バイルとミドルとギレリムが大変そうですね』

フローネが言うとみんなで大笑いする


翌朝、キリシアとマルスとルメイルとリシリアとエビリアとクレスタで迷宮に向かい、7層を魔力制御を見ながら回り、クレスタの魔力制御が乱れた所で帰ることにする

迷宮を出て、ギレリムの所に向かうも

『あ!いらっしゃいませ!呼んできます』

レイナが言うと、奥からギレリムが出てくる

『迷宮の帰りか?』

『ギレリム、鍋を5個作ってね』

キリシアが言うと

『もう作り始めているぞ』

『え?本当に?』

『どうせ作れと言われるからな』

『流石ギレリム、ラーケンと大違いだね』

『頑固者と?当たり前だ!言いたいことを理解出来ないんじゃあ、一流じゃないからな』

ギレリムが大笑いする

『鍋だけど、1つは深くして容量を大きく出来るかな?もう1つは2人から3人用の小さい物を作れるかな?』

『なるほど!小さいのは作りやすいが、大きいのは難しくなるな。熱量が足りるのか?』

『大きい方は大魔石と中魔石にすれば良いかも!』

マルスが言うと

『魔力を多く使えるようにか!わかった!』

『小さいのはフローネ先生用だからね』

『ワハハハそれはしっかり作らないとな!』

ギレリムがニヤニヤしている

『中ぐらいのはカセテイ用も有るから手を抜かないでね』

『へ?うち用?良いのか!』

『お世話になっているし、いろんな料理して欲しいからね』

マルスが言うとギレリムは苦笑いしている

『鉱石と魔石が足りなくならないかな?』

『まだまだ大丈夫だ!何百個置いていったか覚えてないのか?』

『あまり覚えていない』

『これだからな!』

『あ!ボムの鉱石で鍋も作ってみて、性能の違いを見てみたいな』

『それは良いかもな!』

『そう言えば弟子はまだ見付からないの?』

キリシアが言うと

『中々なりたいと言う奴がいないだ』

『孤児院の子供でもいないのかな?』

『あ!聞いていないな・・・レイナの友達か・・・』

『手に職が付けられるのであれば、何人かいそうだけどね』

『レイナ、ちょっと来てくれ』

ギレリムが言うと

『お呼びですか?』

『孤児院の子供の中で鍛冶をしたいと思っている子はいないか?』

『え?聞いたこと無いですが手に職が付けられるのであればやりたいと言う人もいると思います』

『なるほど!それが良いかもな!』

『あんた、どうしたの?』

カセテイがやってくる

『弟子をどうしようと考えていたが、良く考えれば孤児でも良いんだよな!』

『そう言うことね。聞いてきた方が良い?』

『頼んだ!』

ギレリムが笑顔で言うと

『一緒に行く?』

『良ければ一緒に行きましょう』

カセテイが微笑みながら言うと一緒に孤児院に向かう

『院長先生はいますか?』

『どうぞこちらへ』

院長室に入ると

『レイナに何かありましたか?』

院長は不安そうに言うと

『実は鍛冶師になりたい子がいないか聞きに来ただけです』

『え?鍛冶師にですか?え!本当ですか!!』

院長は驚きながら言うと

『難しそうですか?』

『いえ!本当に良いのですか?鍛冶師の様な立派な仕事なら育てるのも大変ですから』

『職人は本当に面倒ですからね。性格も』

『厳しい世界ですから、仕方無いですね』

院長は笑顔で言うと

『いたら教えてください』

カセテイはそう言って帰ることにする


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[一言] 「マルスは数個魔石に魔方陣を書き込み、それを持ってリビングに戻り『イリア、コップに水を入れてきて』 工房に水差し置いてないの?
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