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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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食事会とリリシャ 前編

日が暮れる頃、リーベルとレズオスとクリスとミーレスとリリアが帰ってくる

『リーベル様も来てくれたのですね』

マルスがリーベルを見て言う

『来たくないです!! ヘルト殿下から必ずと言われて・・・』

リーベルが泣きそうになっている

『王家からの命令だから拒否権は無い!! リーベルもお母様が来ているのに挨拶もしないのだから』

レズオスがリーベルを見ている

『マルスの屋敷にいるから会えないだけです!!』

リーベルが慌ててレズオスと話している


『早かったか?』

ヘルトがやってくると、ハルドが後ろから見ている

『ヘルト様、ゆっくりしていってね』

『クレシアは、朝から来ていると思うが・・・』

『厨房占領してます』

『やっぱり・・・マキリクはどうしている?』

『リリシャ達も交代で面倒を見てます』

マルスが笑顔で説明をしている

『メトリシアとアリシアは?』

『顔を見ているだけです。抱いたら泣いてますから』

マルスが説明をしていると、ヘルトが笑っている


オイゲルとグラベルと糸屋と革屋と道具屋と何でも屋が一緒にやってくる

『楽しんで行ってね』

マルスが笑顔で言う

『数年振りだから楽しませて貰う』

グラベルが笑顔で言うと、テーブルに向かい、ヘルトを見て固まっている

『オイゲル殿も呼ばれたのか?』

ヘルトが笑顔で言う

『ヘルト殿下何故ここに』

『食事会だからな!』

ヘルトがグラスの飲み物を飲んでいる

『マルス殿何故?』

グラベルが苦笑いしている

『友達だから? メトリシアのお兄さんだから』

マルスが笑顔で言うと、オイゲル達が苦笑いして、ヘルトから離れたテーブルに向かう

(王族を簡単に呼ばれても・・・なるべく食べ物だけ食べて、静かにしてよう)


『マルス様、早かったですか?』

メーレシアが笑顔で言うと、ルシエラが後ろで見ている

『メーレシア様、今日は楽しんで下さい』

マルスが笑顔でメーレシアを見ている

『はい! 楽しみます』

メーレシアがマルスを見ながら微笑んでいる

『ヘルトが暇そうだから先に相手を頼んでも良いかな?』

マルスがヘルトを見ると、飲み物を飲んでいる

『ヘルト殿下、楽しんでいますか?』

メーレシアが歩いていくと、ヘルトを見ている

『メーレシア様、美味しいお酒です』

ヘルトが笑顔で赤い顔をしている

『飲みすぎると、クレシア御姉様に怒られますよ』

『え! 厨房から出てこないぞ』

『マキリクちゃんの世話は、どなたがしているのですか?』

メーレシアがヘルトを見ている

『リリシャ殿達とクリス達に奪われた』

ヘルトが苦笑いしてメーレシアを見ている

『クリス様の甥だからね』

マルスが笑顔で言い

『メトリシアとアリシアには懐かないけどな』

ヘルトが笑い始める

『メトリシアに後で言っておくね』

『え! 後がうるさいから、言わないでくれ』

ヘルトが慌てて言うと、屋敷の方を見てホッとしている。その後、メーレシアとヘルトが話をしている


食事が運ばれてくると、エビリア達がランプをつけて回り、次々と宙に浮いていく

『え? 浮いた・・・』

メーレシアが見上げながら呆然と見ている

『は? 浮く? え? はーーーーーーーー』

グラベル達がランプを見て叫んでいる

『まさか・・・浮くランプなんて・・・』

ヘルトが見上げている

『しししししっ師匠ーーー何ですか!! あんなの作らせないで下さい』

リーベルが叫び、フローネを見ている

『マルスだからですね・・・いつの間に作ったのですか? 食事会になると気合いいれるのですから』

フローネが見上げながら呟くと、レズオスとヒリアが隣で苦笑いしている

『師匠ーーーー監視して下さい』

『無理ですよ! ルシアナちゃんと遊んでいましたから』

『師匠ーーーーしっかり監視して下さい!! あんなの知られたらどうするのですか!!』

『浮くランプ良いですね、このぐらいマルスだからで済ませましょう』

フローネが微笑みながらリーベルを見ると、リーベルが泣きそうになっている


『何故? どうしたら浮くのですか? 飛行石?』

ハルドがマルスを見ている

『あっちのは、気空挺と同じ熱を利用して、熱気で浮いてます。 あの騎士の居る物は、ランプよりも見た方が早いです』

マルスが笑顔で言うと、ハルド達が一緒に歩いていき、ガラスの板を見て驚いている


『上から監視・・・それも四方向・・・』

ハルドが考え込んでいる

『凄い・・・これなら何かあった時に監視も・・・』

アーセルがじっくり見ながら呟く

『凄い・・・どうしたらこんなものを・・・』

グラベル達が興奮気味に見ている

『飛空艇と同じ物ですか? これなら何かあった時に使えるな・・・』

ヘルトがじっくり見ている

『パーティーの時に監視が出来ます・・・入口を監視も・・・それも見られている事に気が付かないと思います』

ハルドが考え込んでいる

『離宮も入口は監視されているからな』

ヘルトが考えながら呟く

『え? 何故?』

ハルドが驚いている

『あ!! ハルド秘密に!! ヘルト口が軽いな・・・副団長と同じか』

マルスがヘルトを見ている

『え! ・・・ハルド、アーセル内緒に!!』

ヘルトが慌てていると、ハルドとアーセルが顔を見合わせている

(まさか・・・離宮に向かったら、侍女と執事がすぐに扉の前で待っているのは・・・監視されているから!! これは秘密なのか? 警備上重要な事だけど・・・マルス様なら作りそう)

『ヘルト御兄様!! お母様に報告しておきます』

メトリシアが笑顔で叫び、ヘルトが慌てている

『え? 馬車がやってきた?』

ハルドがガラスの板を見ながら呟くと、門から馬車が入ってきている


『間に合いましたわね』

王妃が微笑みながら降りてくると、全員馬車の方を見ている

『なるほど・・・これならくる前に解るのか・・・』

ヘルトが王妃を見ながら呟く

『警備には必要になります・・・』

ハルドが呟いていると、王妃がヘルト達の方に歩いてくる

『ヘルト何を見ていますの?』

『これです。 馬車が入ってくるのも見えていました』

ヘルトがガラスの板を見て説明している

『浮いているのですか? パーティー会場に設置して欲しいですね』

王妃が微笑みながらマルスを見ている

『あ!! 御母様がおねだりしています』

『メトリシア、謹慎期間を伸ばしますよ』

『えーーーーー御母様ーーーーー』

メトリシアが慌てて叫んでいると、アリシアとヘルトが爆笑している

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