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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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ケメルとロメイルの訓練 後編

騎士達が立ち上がる気力を無くして、マルスの方を見ている

『デストラ、この程度で終わりなの?』

マルスが騎士達を見ている

『強すぎます』

デストラが泣きそうな声で言う

『デストラ、もっと子供の方が良いのかな?』

マルスが笑顔で言うと、ライオスがニヤリとして、宿舎の方を見ている

『え! いえ、もう終わりにして欲しい』

デストラが慌てて言う

『もう? 次の相手が来たよ』

マルスが笑顔で言うと、子供達が集まってくる

『騎士様が稽古をつけてくれる!! こんな機会滅多に無いと思うように』

ライオスが笑顔で言うと、デストラが子供達を見て苦笑いする

『あの子達は?』

『海兵の子供達、商会警備の為に雇ったよ! まさか騎士様が逃げたり、負けないと思うけど』

マルスが笑顔で言うと、ケメルとロメイルが子供達に訓練用の剣を手渡している

『師匠は誰ですか?』

『ライオスだよ、時々ラーザとケメルとロメイルが鍛練を見ているけど、まだまだ1年ぐらいしかここに居ないからね』

『え!1年・・・』

『準備して、クレカとメリカの回復魔法の練習にならないよ』

マルスが笑顔で言うと、クララとライオスが爆笑している

『え・・・回復魔法の練習に? まさかその為に鍛練を・・・』

『始めての回復魔法の練習だからね! 立ち上がらないなら、キリシア達に任せるよ』

マルスが笑顔で言うと、騎士とデストラが立ち上がり、1人ずつ子供達と訓練を始めて、騎士様が次々と弾き飛ばされて、子供達が嬉しそうに喜んでいる


メトリシア達がやって来る

『マルス師匠、何しているのですか!!』

メトリシアがマルスの元に来て言う

『あ!! メトリシア様!! やっと終わる』

デストラが笑顔でメトリシアを見ている

『あれ? デストラ、何でここにいるの?』

メトリシアがデストラを見て言うと、騎士達がメトリシアを見ている

『メトリシア、もう一周してきてね』

マルスが笑顔で言う

『メトリシア様!! すぐに王都に戻って下さい!! 神聖王国の件の報告を!! 国王陛下が待っています』

デストラが慌てて叫ぶ

『え! 神聖王国の件? 何ですか? 知りません! 行ってない事になってます』

メトリシアが慌てていう

『え! 国王陛下が説明を求めています!! 神聖王国を崩壊させて、何も説明無いのは許されません』

デストラが慌てて叫び、手紙をメトリシアに渡そうとする

『え! マルス師匠ーーーどうしましょう? 怒られます』

メトリシアがマルスを見ている

『メトリシアが来なければ、まだ鍛練を続けられたのに』

マルスが残念そうに言うと、クララが笑っている

『えーーーーマルス師匠!! どこかに出掛けるから探しに来ただけです!!もぅーーー』

メトリシアが大声をあげると、ケニスが笑っている

『ライオス、クララいつもの続きしておいてね!みんな楽しかったかな?』

マルスが子供達を見ている

『はい! マルス様!!』

子供達が笑顔で言う

『屋敷に帰ろうか? キリシア達が帰ってきたら、キリシアに続きを任せよう』

マルスが笑顔で言うと、騎士達が助けを求める様にデストラを見ている

『もうやりません!! 回復魔法の練習台なんてしません』

デストラが大声で叫ぶ

『あーーーーー本当の事を言った!!』

メトリシアが笑顔でデストラを見ている

『仕上げにケニス任せた』

マルスがケニスを見ている

『使い物にならないですね、気迫が無いです。 子供達に任せます』

『あ!! ケニスが子供達に売りました』

『メトリシア様、仮にも騎士ですから、子供相手に逃げるなんてしないですから』

ケニスが微笑みながら言う

『申し訳ありません! 未熟者ですので、闘気をまとえるデストラ隊長に任せます』

騎士が慌てていう

『お前達!!』

『デストラが売られたか・・・』

マルスが呟いて、みんな笑っている

『これだから、英雄殿の弟子と鍛練をしたくないだ!! どうしたら強くなるか教えてくれーーーーーーーーーーー!』

デストラが大声で叫ぶと、騎士達が苦笑いして見ている


マルス達が屋敷に帰ると、リリシャ達にデストラが来た理由を伝えている

『王都に寄ってなかったですね』

リリシャが笑いながら言う

『あなた達は・・・説明は必要ですね』

フローネが呆れながら呟く

『仕方無いですね、王都の迷宮で楽しみましょう』

エミールが微笑みながら言う

『キリシアが帰ってきたら、いつ向かうか決めよう』

マルスが笑顔で言うと、みんな頷いている


翌朝、マルス達が準備をすると、シルフィード号に乗り込み始める

『マルス、遠くから見えなかったのは・・・』

フローネが苦笑いしている

『ミラージュで消えています』

『そうですか・・・もしかして、ウイントレスが来なかったのは・・・見えないからですか?』

フローネが考え込んでいる

『あ! お兄ちゃん、新しい飛空艇見てないよ』

レティナがやって来て笑顔で空を見ている

『バロンド号ミラージュ解除して』

マルスが大声で言うと、上空にバロンド号が姿を表す

『大きい!!』

レティナが笑顔で見上げている

『もしもの時、龍装魔導兵を運べるように改造してあるよ』

マルスが笑顔で説明している

『沢山荷物乗せれそう』

『船倉でキリシア達が鍛練も出来るからね』

『あ! キリシアお姉ちゃん喜んでそう』

レティナが笑顔で言うと、シルフィード号に乗り込み、食堂に向かう

『食堂が大きくなったの?』

レティナが見渡して言う

『快適に過ごせるように改造したよ』

『マルスは何でも有りですね』

フローネが諦めたように呟く

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