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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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ライラの宿屋へ 後編

マルス達はライラの宿屋に到着して中に入る

『あ!マルス、何か用か?』

ザイトンが驚いている

『ザイトンさん、ギレリムから鍋が欲しいと聞いたので持って来ました』

マルスが笑顔で言うと、ライラが出てくる

『え!鍋を・・・』

ザイトンが苦笑いしている

『銅の鍋ですか? 大きさも良いですけど・・・代金は?』

ライラが苦笑いしている

『ビゼロ任せた!!』

マルスが振り返り笑顔で言うと、ミリアとエミールとエレーヌが笑っている

『貸出しにしたいのですが、よろしいでしょうか?』

ビゼロが慌てて交渉を始める


『え! 魔法のランプと一緒の価格ですか? 宜しいのですか? 倍でも支払いますが・・・』

ライラが驚いている

『メリア様からの指示ですので、魔力補充も同じ価格で行います』

『それならすぐに欲しいです!!』

ライラが笑顔で言うとザイトンが頷いている

『使い方は・・・クレカとメリカ教えてね』

マルスが笑顔で言うと、クレカとメリカが驚いている

『マルス師匠の押し付けです。使いなれていますから、たまには良いです』

エミールが微笑みながら言うと、ライラの案内でクレカとメリカが厨房に入り、ライラと料理を始めている


『凄く料理の事を知っていて良い侍女ですね』

ライラが満面の笑顔で言う

『ステラのお陰かな?』

マルスが笑顔で言うと、エミールとミリアがクレカとメリカを見ている

『アニーさんのお陰です。 毎日楽しそうに作ってますから』

エミールが微笑みながら言う

『そうですね、アニーさんとステラさんの料理美味しかったですから・・・今度料理を教えて下さいね』

ライラがクレカとメリカに微笑みながら言う

『教える事なんて出来ません!! まだまだ未熟者です』

クレカが慌てて言う

『そうです!! 屋敷で料理を作っているだけですから!! 教えられる料理なんて無いです』

メリカが慌てて言う

『そうですか? 手際も仕込みも早かったですよ・・・それに隠し包丁や仕込みの手順も素晴らしいです』

ライラが笑顔でメリカとクレカを見ている

『え! 褒めてくれて、ありがとうございます』

クレカとメリカが少し嬉しそうに言う

『ライラさんと仲良くしてね、仕立て屋に向かうよ』

マルスが笑顔で言うと、市場の方に歩いていく


服屋に入ると、店員を探している

『本日の御用は?』

店員がマルスを見てからエミールとミリアを見て聞く

『2人の外套を頼みたいだけど、オーダーメイドで作れますか?あのローブの様に』

マルスが壁に掛かっているローブを見て言う

『え! 畏まりました。 どのような外套にしますか?』

店員が笑顔で言うと、奥の部屋に案内してくれる


店主が入ってくる

『メイド服の依頼で無いのか?』

店主がメリカとクレカを見て聞く

『外套を作って下さい、ミリアとエミール説明してね』

マルスが笑顔で言うと、エミールが袋から布と革を出して、説明を始める


『なんだと!! この革は!! この布・・・ウルシナ生地!! 何故手に入れられる!!』

店主が慌てて叫ぶ

『アーメルドから取り寄せも出来ますが、手持ちで足りますよね?』

エミールが微笑みながら言う

『勿論だ!! これだけ有れば・・・この糸!! まさか・・・アーメルドからか・・・是非やらせて下さい!! お願いします』

店主が頭を下げている

『お願いします・・・何故急に?』

エミールが驚いている

『この魔石まで用意出来るのは・・・英雄様だけです。こんな仕事一世一代の仕事になります!! オルクスに頼む前にやらせて下さい』

『頑張って下さい』

エミールが微笑みながら言うと、店主が嬉しそうにクレカとメリカの採寸をして、生地と革を見てから、糸も見て青ざめている

(この紋章・・・糸も革も生地も全部最高級品!! 王族並みの豪華な物だぞ・・・侍女の外套に使うのか? やっぱり噂は本当なのか? ギレリムが自慢する英雄様なのか?)

『代金を置いておきます』

マルスが袋を置こうとする

『マルス様、後でメリア様が代金の交渉はするそうです。 マルス様が金貨の袋を出すと大変な事になると言ってました』

ビゼロが慌てて言う

『あ!メリアに読まれています』

エミールが笑っている

『2着作るのに、金貨の袋は要らないです』

ミリアが苦笑いしている

『あ! 代金どのぐらい?』

マルスが苦笑いしている

『金貨2枚で充分です』

店主が笑顔で言う

『え! 2枚・・・これで』

マルスが金貨の袋から金貨2枚出して渡す

『必ず良い物を作ります』

仕立て屋が満面の笑顔で頭を下げている。クレカとメリカが顔を見合わせている

(金貨2枚!! 1着金貨1枚の価値!! 凄く高価な服です!! どうしたら? 着ないとダメですか? 誰か助けて下さい!! フローネさまーーーーーステラさまーーーーー助けて!!!)


仕立て屋を出て市場を見て回り、孤児院の方に歩いていく

『あ!孤児院』

メリカが孤児院を見て呟く

『この頃挨拶したかな?』

『え! 一度も・・・屋敷から出たのも久々です』

メリカとクレカが驚いている

『挨拶して帰ろう』

マルスが笑顔で言うと、院長を読んで貰い、院長が出てくる

『え!クレカとメリカですか? 凄く元気そうで嬉しいです』

院長が満面の笑顔で言う

『はい、良くして貰ってます』

『服装や顔を見れば解ります。みんな元気ですか? ラーザ君とイリアさんは元気そうにしてましたが』

『え! はい! みんな凄く元気です。 ミーレスちゃんは王都の魔法学院に通ってます』

『え! 魔法学院に!! 凄いですが・・・良いのですか? 通うのも、費用も物凄く掛かりますが・・・』

院長が驚いてマルスを見ている

『ミーレスちゃんは楽しんでいます。 多くの友達も出来て嬉しいです』

ミリアが満面の笑顔で言う

『あのミーレスちゃんが・・・本当に良い人に引き取って貰えて嬉しいです』

院長が涙を流していると、メリカとクレカが驚いている


職員が慌てた様に出てくると、院長に何か耳打ちすると、慌てて中に入っていく

『何か有ったのでしょうか?』

エミールがマルスを見ている

『中に入ってみよう』

マルスが笑顔で言うと、マルスが先頭に孤児院に入って、院長が向かった部屋に向かう


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