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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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黒い魔神 後編

キリシア達が戦っているのを、シルフィード号からリリシャ達が見ている

『あの化物、無傷なんて、許しません』

リリシャが魔力を貯めて圧縮している。エビリアとクレスタも笑みを浮かべてリリシャの真似をしている

『マルス!! 手伝え!! こいつ硬すぎる』

キリシアが大声で怒鳴り、魔神の腕を避けている

『キリシア、離れて』

マルスがシルフィード号の方を見て言うと、キリシア達がマルスの方に走ってくる

『ファイヤーバースト』

リリシャとエビリアとクレスタが魔法を放つと、魔神に当たり、周囲に衝撃波と熱風が吹き荒れている

『ハイバリア』

マルスが魔法を使うと、キリシア達が振り返り、魔神の方を見て、衝撃波が通りすぎるのを待っている

『え! 嘘』

キリシアが驚いて呟く

『修復か・・・傷付けても無駄なのかな?』

マルスが苦笑いしていると、魔神のもげそうな、腕が元の戻り始めている

『マルス師匠・・・どうしましょうか?』

ヒストリアが苦笑いしている

『鱗が魔法や攻撃を防いでいるから・・・無駄な攻撃は減らそうかな?』

マルスが魔神を見ている


マルスが闘気をまとい魔神に接近していくと、魔神の前に黒い閃光が集まっている

『ファイヤーバースト!!』

エミールとエレーヌが魔神の黒い閃光目掛けて魔法を放ち、衝撃波が周囲に伝わっている。マルスはバリアを張り、魔神に近付いていく。キリシア達は、慌てて魔法で出来た穴に飛び込んでいる


マルスは、魔法で傷付いた場所目掛けて、剣を振り抜き傷を広げる

『ファイヤーノヴァ』

マルスが左手に集めた魔法を放ち、魔神の傷口に炎の玉がめり込みながら、大爆発を起こすと、マルスは衝撃で後ろに吹き飛ばされている


魔神の上半身が吹き飛び、黒いオーラのような物が現れて、魔神の体が徐々に元に戻っていく

『イテテ、あれでも倒せないのか』

マルスが立ち上がり、苦笑いしている。キリシア達がマルスの元に走ってくる

『化物反則!!』

『キリシア、こうなったら、魔法で吹き飛ばして、黒い結晶はキリシアに任せる』

マルスが魔神を見ながら言う

『わかった』

キリシアが笑顔で言うと、ミリアとメトリシアが魔法を放ち、魔神に当たり大爆発している。衝撃波が近付くと、ケニスが魔道具を使い、結界を張っている


土埃が晴れていくと、魔神が姿を現す。キリシアとケニスとルメイルとヒストリアとマルスが接近して、魔神に次々と斬り付け、黒い閃光を集め始めると、リリシャ達が魔法を放ち、閃光を反らしている


マルスが魔神の背中に剣を突き立てる

『フレア』

マルスが剣に魔法を伝わらせて魔法を放ち、魔神の体が膨らんでいき、傷口から灼熱の閃光が吹き出してくる

『うぉぉぉぉーーー』

ルメイルが気合いを入れて、剣を振り抜き、傷口を広げている。魔神はルメイル目掛けて、腕を振るが、キリシアの槍が腕を弾き、ケニスとヒストリアが大き棍棒のような闘気をまとった剣を振り抜き、魔神は横倒しに倒れる


魔神が立ち上がりながら傷口が塞がり始めている

『セイントファイヤーノヴァ!!!!!!!!』

リリシャとエビリアとクレスタとエミールとエレーヌとミリアとアニーとメトリシアが魔法を放ち、魔神に当たり、大爆発を起こして衝撃波と熱風が吹き荒れている

『ハイバリア』

マルスが慌ててバリアを張り、ケニスとヒストリアが魔導具で結界を張る

ミシミシと結界が崩れそうになり始める

『アースコントロール』

マルスが地面を掘るように魔法を使う


『ちょっとは手加減しろ!!』

キリシアが土埃の中から怒鳴る

『あれでも完全消滅しないのか』

マルスが苦笑いしている。目線の先に黒い大きな結晶が見える状態で動き始めている魔神がいる

『マルス師匠、ポーションを』

ヒストリアが苦笑いしながらマルスをポーションを差し出している

『結晶砕くよ』

キリシアがポーションを飲んで大声で怒鳴り、魔神に突進していく。キリシアが黒い結晶に向けて、突きを放ち、黒い結晶の前に障壁のようなオーラに阻まれている。マルスも剣に闘気と魔力をまとわせてオーラの障壁に向けて突く

『闘気砲』

マルスの剣の先から闘気の閃光が放たれ、黒い結晶に当たり、衝撃波が周囲に伝わって、オーラの障壁が消える。ケニスとヒストリアが闘気をまとった剣を振り抜き、黒い結晶を斬り、黒い結晶が甲高い音と共に砕け散り、魔神が光に包まれながら消え始める


『はぁはぁはぁ・・・やっと倒せた?』

キリシアが苦笑いしながらマルスを見ている

『まだまだ強くならないとね』

マルスが笑顔で光に包まれている

『再生は反則!! マルスも反則だけど』

キリシアが大声で叫び、笑い始める

『だけど・・・戦った跡が・・・仕方無いかな』

マルスが周囲を見ている

『見付からない内に帰りましょう』

ケニスが微笑みながら言う

『ケニス、ヒストリア、トドメを先に討たないでよ! もう! 帰ったら鍛練するよ』

キリシアが笑いながら言う

『はい! キリシア様!! 嬉しいです』

ヒストリアが満面の笑顔で言うと、リリシャ達がフライで飛んで降りてくる


オルセント号では、ケルニーナが真っ青になって呆然としている

『マルス様の戦いしっかり見ました』

セクラが満面の笑顔で叫ぶ

『・・・前よりもまた強く・・・師匠止めて下さい』

ルーセントが苦笑いしていると、兵士達が顔を見合わせて苦笑いしている

『あれが・・・リベリアの英雄様・・・』

白髪の男が震えながら呟いて座り込んでいる

『あーーーーマルス様!!』

セクラが妄想を始めている

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