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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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黒い魔神 前編

マルス達はシルフィード号に乗り込み、セクラとルーセントとケルニーナ達がオルセント号に乗り込み、上昇して南に向かって飛んでいく

『マルス師匠、食料補給出来たとアニーさんが喜んでいました』

エミールが笑顔で言うと、みんな微笑みながらマルスを見ている

『あのまま戦いに行っていたら、食事が出来なくなったからね、補給の為に魔工王国に行けて良ったね』

マルスが笑顔で言う

『セクラ様も知ったら、爆笑しそうですね』

リリシャが笑いながら言う

『マルス師匠もその為だけにケルニーナさんに宣言とか色々させたなんて・・・知られたら怒られます』

メトリシアが笑いながら言う

『仕方無いよ、食事が1番大事だから』

『マルス師匠の言い方、ケルニーナ様の前でしないで下さいね!白髪の人が激怒しますから』

エミールが笑いながら言う

『そうです!! あの白髪、お仕置きしたくなります』

ミリアが大声で言う

『本当に権力者ぽくて嫌いです』

エビリアとクレスタが思い出しながら言う

『全部最後は押し付けて帰ろう』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑いながら頷いている


神聖王国を飛び回りながら、被害を見て飛んでいる

『凄い・・・暴れすぎです』

エビリアが抉れた地面を見て言う

『この先は隣国かな? あの山脈の向こうかな?』

マルスが山脈の方を見ている

『あ!! 閃光が』

クレスタが大声をあげると、大爆発と共に土煙が上がっている

『これは・・・バリアで防げないかな? 避けるようにしないと』

マルスが土煙を見ながら呟く

『あれ? こっち向いてないですか?』

エビリアが双眼鏡を覗きながら言うと、黒い魔神の前に黒い閃光が集まって玉になっていく

『え! 狙われている!!』

クレスタが慌てて叫び、シルフィード号が旋回して回避しようとしていると、黒い閃光が放たれ、閃光はオルセント号目掛けて延びていき、オルセント号はギリギリでかわして、オルセント号の横を閃光が過ぎていく


『凄い・・・バリアが無いのと同じです』

エミールがオルセント号の方を見ている

『あ! また』

エビリアが双眼鏡で覗きながら言うと、黒い閃光がオルセント号に向けて放たれる。オルセント号はギリギリでかわしている。黒い魔神がオルセント号に向けて歩き始め、オルセント号は閃光を避けながら、飛び続けている


『マルス師匠、見ているだけで良いのですか?』

エミールが黒い魔神を見ている

『何でオルセント号だけ狙っているのかな?』

マルスがオルセント号を見ながら呟く

『マルス、ミラージュで姿が見えてないからですね』

リリシャが微笑みながら言う

『え! あ!! 忘れていた!! 近付いたら、最大魔法で吹き飛ばそうか? エミール、ミリアそれぞれのベアーズ号とクーレセス号から魔法で迎撃してね』

マルスが笑顔で言う

『マルス!! 取り分残せ』

キリシアが大声で怒鳴り、リリシャが笑っている

『多分倒せないから、トドメ任せたよ』

マルスが笑顔でキリシアを見ている

『任せなさい!! ふふふ、最大威力試してあげる!』

キリシアが嬉しそうに笑みを浮かべている


ベアーズ号にエミールとエレーヌが飛び乗り、クーレセス号にミリアとアニーとメトリシアが飛び乗り、リリシャとエビリアとクレスタが準備をしている


黒い魔神を包囲するように待ち伏せして、シルフィード号が魔神の後ろに回り込んでいる

『ファイヤーノヴァ!!!』

リリシャとエビリアとクレスタが魔法を放つと、黒い魔神に当たり、大爆発をしている。土煙が巻き上がっているとベアーズ号とクーレセス号から魔法が放たれ、大爆発を起こして、土煙の中から黒い光が漏れている。閃光がベアーズ号に向けて放たれ、ベアーズ号が急進してかわしている


土煙が晴れていくと、黒い魔神が当たりに向けて閃光を放っている

『無傷・・・マルスどうしますか?』

リリシャが笑顔で言う

『キリシア次第かな?』

『マルス行くよ』

キリシアが笑顔で飛行艇に乗っている

『エビリア、操舵頼んだ』

マルスが笑顔で言うと、ヒストリアとケニスとルメイルが乗っている

『ヒストリアとケニス本当にメトリシアから離れて良かったの?』

『マルス師匠、オリスさんとイースさんに任せてあります。それにミリアとアニーが居ますから』

ケニスが微笑みながら言う

『暴走したら、国王陛下に報告します』

ヒストリアが笑顔で言う

『あ! ヒストリアがメトリシアを売った』

キリシアが笑いながら言う

『手が掛かりますから、少し息抜きです』

ケニスが微笑みながら言う

『あ!! ケニスさんの本心を初めて聞きました』

クレスタが笑っている


キリシア達が地上に降り立つと、キリシアが闘気をまとい、魔神に突進していき、槍に闘気を棍棒の様にまとわせて、殴り付けると、黒い魔神は状態を崩したように倒れ、閃光が天に向けて伸びている

『こらーーーーーー危ないだろーーー 当たったらどうするつもりだ!!』

ヴェルダンディーの怒鳴り声が聞こえてくる。黒い魔神が腕を振り、キリシアがかわして、地面に腕が当たると、地面に亀裂が走っている。ルメイルとケニスとヒストリアが接近して次々と斬ろうとするが、鱗に弾かれている

『硬い!! 弾き飛べ』

キリシアが槍を振ると、黒い魔神が状態を崩して、顔の前に黒い閃光を集めている

『オーラレイ』

マルスが魔法を放つと、魔神の顔辺りに当たり、閃光は地面を抉るように放たれて、キリシア達の横を通りすぎている

『マルス、全部そらせ』

キリシアが大声で叫び、次々と魔神に槍をぶつけている


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