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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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ケルニーナとメトリシア

ケニスと白髪の男が睨み合っていると、メトリシアとセクラがケルニーナと言い合いをしている

『ルーセント様止めないのですか?』

マルスが苦笑いして言う

『止める? 事情すら知らない、王女様とリベリアの英雄様しか眼中に無い王女様と名乗らない王女様に割って入れと? 無理を言わないで下さい』

ルーセントが苦笑いして言う

『いつまでも続きそう』

『疲れるのを待った方が良いような』

『あの人達事情は知らないの?』

『外交関係は、全く・・・魔工王国で約定違反と言う始末・・・反乱計画の証拠を見て初めて理解したと聞いてます・・・この状況報酬も無く力を貸せしか言えないでしょうから』

ルーセントが苦笑いしている

『面倒だから帰って良いかな?』

マルスが苦笑いしていると、ルーセントもため息しながら見ている


ケルニーナが泣きそうになっている

『許さないぞ』

白髪の男がメトリシアを睨んでいる

『オルセント号の応急処置終わりましたから、帰りますね・・・オルセントからの救援でしたから』

メトリシアが笑顔で言う

『何故・・・』

ケルニーナが涙目で呟く

『はい! 1度帰ってから御父様に相談します』

セクラが笑顔で言う

『許さんぞ!!』

『討伐の対価は、用意してますか?』

セクラが微笑みながら聞く

『対価!! この世界の窮地で対価を要求するのか!!』

『話にもなりません! これ程の事態だからこそ、必要でしょう!!それに英雄様の手柄をアーメリア様の加護のお陰だとか、流布して手柄の横取りをするような人達を信用できません』

セクラが白髪の男を睨んで言う

『何をーーー!!』

『もう・・・こんな事になっているなんて・・・何故こうなったの?』

ケルニーナが涙を流しながら崩れ落ちている

『自業自得です。 教会が金儲けしていたのが問題ですから!! 頑張ってくださいね』

メトリシアが笑顔で言う

『どうしたら・・・』

ケルニーナが泣きながら呟いている

『物事を頼むなら、依頼の仕方が有るでしょうに・・・命令で人は動かないのは解りきっています。 先に王女として、この事態の公表と各国にお願いをするのが筋でしょう』

ルーセントが呆れ気味に言う

『そんなことをしたら・・・』

白髪の男がルーセントを睨んでいる

『事実をねじ曲げてきたのですから、そろそろ本当の事を言うべきです。覚悟してからもう一度依頼をするように』

ルーセントが説明していると、白髪の男が納得してないように睨んでいる


オルセント号が上昇すると、魔工王国に向かって飛んでいき、魔工王国の王都が見えてくると、オルセント号が先に王城の裏に着陸する。シルフィード号も着陸すると近くに居た騎士がシルフィード号を見て驚いて叫んでいる

『マルス様、シルフィード号近付かないと見えてないです』

セクラがシルフィード号の方に来て言う

『え! 忘れていた・・・シルフィード解除』

マルスが慌てて言うと、シルフィード号のミラージュが解除されて、姿を現れると、騎士や兵士が驚きに目を見開いている

『嘘・・・飛空艇』

オルセント号を降りた、ケルニーナが驚いてシルフィード号を見ている

『見えなかっただけで、一緒に飛んでいたのか? こんな大きな船が・・・』

白髪の男が驚きながら呟く

(もし奇襲されたら、近付くまで解らないのか? こんな危険な船が有るのか・・・)


騎士の案内で部屋に向かうと、セクラとルーセントが説明して、ケルニーナと白髪の男が魔工王国の重臣達と相談をしている

『マルス様、決定しました、神聖王国の件は、すぐに魔工王国から近隣各国に親書を出すそうです。明日民衆向けに発表もするそうです』

セクラが笑顔でマルスに伝えにくる

『どんな反応になるのかな? それよりも魔導兵器何故神聖王国に有ったのかな? 持ち出せる大きさで無いからね』

マルスが考えながら言う

『聞きましたが、不明だそうです・・・オルフェスタ・ガゼルド王国と繋がりも有りそうですけど』

セクラが考えている

『神聖王国・・・教会・・・魔族が裏に居たのかな? もう解らないけど』

マルスが考えている

『え! 魔族が・・・魔神復活が目的? それなら・・・神聖王国や教会は乗っ取られていたの?』

セクラが考えている


翌日、ケルニーナが神聖王国での出来事を発表すると、各国の外交担当達が慌てた様に、手紙を次々と送っている

『セクラ様、思ったよりも、各国の反応が冷たいと思いました・・・こんなに嫌われていたなんて』

ケルニーナが落ち込みながら言うと、白髪の男も落ち込んでいる。魔工王国の重臣達はメトリシアを見ている

『宣戦布告されてから助けを求めても、誰にも相手にされないですよ』

メトリシアが笑顔で言う

『それは・・・知らなかった・・・教会の腐敗はこんなに進んでいたなんて・・・』

ケルニーナが落ち込みながら言う

『メトリシア様、今回の件クライドルド王国はどうなさいますか?』

重臣がメトリシアを見て聞く

『え! 王家として? ・・・あーーーーーーー!!』

メトリシアが大声で叫んでいる

『メトリシア様どうしましたか?』

セクラが驚いてメトリシアを見ている

『御父様に許可貰ってないです!! それも飛空艇改修中でしたから、何も伝えてないです!! 居なかった事にしてください!!』

メトリシアが慌てて言う

『は? まさか・・・だから師匠が来てないのか?』

ルーセントが苦笑いしている

『来て無いことにしなさい!! いいですね!! 言ったら師匠にお仕置きして貰います』

メトリシアが重臣を睨んで言うと、重臣達が苦笑いしている

(お仕置きは・・・喜んで居なかった事にしますが・・・世界の窮地よりも怒られる事を優先なのか?)


メトリシアがシルフィード号に帰っていく

『あの・・・リベリアの英雄様が何故国の代表みたいな事を?』

ケルニーナが苦笑いしながら重臣に聞く

『え! 知らないのですか? 言うと怒られそう』

重臣が苦笑いしている

『怒ります』

セクラが笑顔で言う

『はぁ・・・・権力者嫌いな、最高権力者ですから、後が怖い』

ルーセントが苦笑いしている

『先程居なかった事にして欲しいと言われたから、言えません・・・想像に任せます』

重臣が考えながら呟く

『え! ・・・まさか・・・王族?』

ケルニーナが苦笑いしていると白髪の男がキョロキョロしている

『下手したら世界中を敵に回します。王族や貴族よりも住民まで敵になりますから』

セクラが笑顔で言う

『もし無礼者扱いしたのが、噂になったら?』

『教会が潰されます』

セクラが笑顔で言うと、白髪の男が頭を抱えている

『もう潰しましたが・・・龍騎士を崇拝する教会が出来てしまいましたから・・・アーメリア様の信仰は終わってます』

重臣説明していると、白髪の男が震えている


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