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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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リベリアの散歩 前編

マルス達はリベリアに戻り、1ヶ月迷宮に潜りながら過ごしている。休息日の朝マルスは遅い食事を食べに食堂に向かう

『マルス様、ご飯です』

ファナが料理を浮かせて運んでくる

『ファナありがとう』

『マルス様、今日はゆっくりするのですか?』

ファナがマルスの前で笑顔で聞く

『今日は休息日だからね、キリシアは、警備隊に出掛けたかな?』

『嬉しそうに出掛けて行きました』

ファナ笑顔で誰が出掛けたか教えてくれる


『マルス、ルシアナちゃんが散歩したいみたいですよ』

リリシャがルシアナを連れてくる

『リリシャ、判った・・・ウルアナは? 姿を消せるようになったの?』

マルスがルシアナを見て言う

『うん、髪に隠れています』

ルシアナが笑顔で言うと、水滴のような魔力の塊がルシアナの髪から出てくる

『人に見付からないようにしようね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、テレジアも一緒に連れて行って貰えますか?』

ステラが出てきて、テレジアがステラの後ろから、マルスを見ている

『ルシアナちゃん仲良く出来るかな?』

『うん! マルスお兄様』

ルシアナが笑顔で言うと、テレジアが緊張したようにルシアナを見ている

『テレジアちゃんもルシアナちゃんと手を繋ぎましょうね』

リリシャが微笑みながら言う

『はい、リリシャ様』

テレジアがルシアナと手を繋いでリリシャを見ている

『クレカシアとメルカシアは?』

『マルス様、メルカシアは、屋敷の掃除をしています。クレカシアは、パン屋に手伝いに向かいます。テレジアは、まだまだ幼いので、ルシアナちゃんと仲良くして欲しいです』

ステラが微笑みながら言う

『テレジア、ステラお母さん好きかな?』

『え! はい!』

テレジアが笑顔でステラを見てからマルスを見て言うと、ルシアナがリリシャを見ている

『今日はルシアナちゃんと仲良くしてね』

『はい、リリシャ様』

テレジアが満面の笑顔でリリシャを見ている


マルスとリリシャとルシアナとテレジアが散歩に出掛けて、ルシアナが嬉しそうにリリシャとテレジアと手を繋いでいる

『お散歩ですか?』

警備隊隊員がマルスを見付けて声を掛けてくる

『予定が無いからね、珍しいかな?』

『護衛します。楽しい雰囲気壊されたく無いので』

警備隊隊員が笑顔で言う

『珍しく最初から聞くの? よろしく』

『2人なら邪魔はしませんが、子供連れなら巻き込まれないように護衛します』

警備隊隊員がマルス達の後ろから付いてくる


市場を歩きながら、時々店を覗いて、ルシアナがどんな商品が有るか、リリシャに伝えて歩いていく

『リリシャ御姉様、人が集まってます』

ルシアナが人だかりを見て言う

『何でしょうね?』

リリシャが人だかりを見て呟いて、歩いていく


『女神アーメリア様の加護こそが、国の平和と世界平和になるのだ!! 偉大なるアーメリア様に日々の感謝の祈りを捧げよう!! さすれば偉大なるアーメリアの加護の元人々は幸せになるのだ!! さぁーー共に女神アーメリア様に祈りを!!』

神官が大声で教会の宣伝をしている。信者達が口々に何か叫びながら祈っている


『マルス、どうしますか?』

リリシャがため息をしている。マルスは少し考えてから警備隊隊員を見て笑みを浮かべる。警備隊隊員は、マルスと目線が合うと、苦笑いしている

『ポイズンフィールド』

マルスが考えてから魔法を使う

『ギャーーーーーーーーーーー』

神官と信者が苦しみだしてのたうち回り始め、住民達が驚いて後退りしている

『イリュージョン』

マルスがアーメリアの怒る姿をイメージして、魔法を使い始める。神官は驚き何か叫び始める


『ポイズンリカバーフィールド』

しばらくして、毒を治療する

『アーメリア様ーーーお許しをーーーーーー』

神官達が大声で叫び祈っている。マルスはアーメリアの怒る姿をイメージして、イリュージョンを使い続けている

『何故だーーー何故』

神官達が必死に祈っている。信者達も必死に祈っている神官を見て祈り始めている

(お前達は限度を越えた! 最早懺悔ぐらいでは許されない! 神罰を下そう!!)

『ひぇーーーーお許し下さい!! 偉大なるアーメリア様ーーーー』

(自信の欲望を満たす為に嘘偽りを風潮して今更許される事でない!! 全ての嘘偽りを宣言して懺悔しなさい!!)

『この国でアーメリア様の加護で守られてません!! 他の国もどこも!! 信者からの布施を得るための流布です!!! 神聖王国に資金を送らないと我らの地位が!!!』

神官達が叫び始めて、信者達が驚きに神官達を見ている

『嘘・・・今までの布施は・・・騙していたの』

信者が崩れ落ちて呟くと、信者達が次々と崩れ落ちる人と神官に詰め寄り怒鳴り出す人がいる


『マルス何かしましたか?』

リリシャが微笑みながら聞くと、ルシアナとテレジアがマルスを見ている

『何が起きたのだろうね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが睨んでいる

『マルス、後で説明してくださいね・・・その魔法教えて貰ってませんよ』

リリシャが笑みを浮かべて言うと、後ろで警備隊隊員が苦笑いしている

(何したか解らないが・・・これは暴動になるのか? 教会なら止めた方が良いのか? どうしたら?)

『魔法? えーと』

『マルス、誤魔化されませんよ』

『悪用はダメだけど・・・後でね』

マルスが苦笑いしている

『屋敷に帰ったら、教えて下さいね』

リリシャが嬉しそうにマルスの腕に抱き付いている。ルシアナとテレジアがマルスとリリシャを見て笑顔で顔を見合せている


リベリア兵士が暴れる信者を取り押さえて、信者達の聴取してから神官の取り調べを行い、教会も調査が入り不正の数々の証拠を集め更にリベリアの英雄暗殺計画等も見付かる。ウイントレスは、事の重大さに町中で公表する。アーメリア教会の信用は地に落ちて、教会と神聖王国はリベリアとその周辺地域で相手にされなくなり、新たにリベリアの英雄を称える噂が信仰対象になっていく・・・もう少し先の事ですが

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