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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行と帰国

翌日マルス達はキャス号に乗って飛び立ち、クライドルド王国に向かって飛んでいき、王都が見えてくると、城門に向かって降下する

『英雄様お帰りなさい! どうぞお通り下さい』

門番が手を振りながら言うと、キャス号は王城に裏に着陸する


マルス達が降りて王城に歩いていくと、騎士団長が歩いてくる

『メトリシア様、アリシア様お帰りなさい』

騎士団長が笑顔で言う

『教育がなってないですわ』

アリシアが笑いながら言う

『教育が? 何か無礼な事を?』

『ウルシナ公国で外交担当がやらかしましたわ』

アリシアが笑顔で言うと、王城に入っていく

『やらかした? 何かしたのか? 大問題なのか? ・・・は!』

騎士団長がアリシアの姿を探して、城に入っていくのを見付けて苦笑いしている


部屋に入ると、国王と前国王と王妃とヘルトが待っている

『アリシア、上機嫌だが、良い事でも有ったのか?』

国王がアリシアを見て聞く

『後で良いですわ』

アリシアが笑顔で言うと、外交担当親書を出して、報告を始めている


『問題はなさそうだな・・・』

国王が考えながら言う

『問題は・・・半年前に旅立った外交担当達です』

外交担当が苦笑いしている

『は? 何かしたのか?』

国王が不安そうに言う

『外交担当の豪遊許しません』

メトリシアが笑顔で言う

『外交担当が民間船に乗ってウルシナ公国に向かうのは許しますか?』

アーセルが微笑みながら言う

『は? 民間船に?』

国王が考えている

『海軍の船で向かった筈だぞ』

前国王が苦笑いしている

『客船で豪華な旅です。 御母様でも長期間の旅は出来ないのに』

メトリシアが笑顔で言う

『客船で? は! 魔導船で!!』

国王が驚いている

『そうですのーーー それも帰ろうとした時に到着しましたの』

アリシアが満面の笑顔で言う

『羨ましい』

ヘルトが呟く

『客船の使用なんて・・・王族でも無いのに』

王妃が苦笑いしている

『乗船費用を請求します』

メリアが微笑みながら言う

『そうですね・・・民間船に乗ったなら、必要ですね・・・経費で支払いは出来ません』

王妃が思い付いて言う

『多額だろう・・・払えないな』

国王が考えながら言う

『羨ましいから、支払わせます』

ヘルトが考えながら言う

『1人金貨100枚にします。迷惑料も100枚請求しましょう』

メリアが笑いながら言う

『迷惑料?』

王妃が驚いている

『はい、クレスタさんとリーネさんの叔父ですから』

メリアがクレスタを見て言う

『は? ・・・そうだったな・・・』

国王が苦笑いしている

『何故叔父だからなのでしょう?』

王妃が考え込んでいる

『リーネが追放されたいと、思った原因ですから』

クレスタが笑顔で説明する


『ふふふ、請求は任せて下さいね』

王妃が笑いながら言う

『クレシア様から請求をして貰います』

メリアが笑いながら言う

『クレシアから? 良いですね・・・一緒に文句を言いますね・・・楽しみが増えましたね』

『無事に帰ってこれるか・・・客船の魔法使いは、リーネの同級生から選んでいますから・・・仕返しも楽しみです』

メトリシアが嬉しそうに言うと、国王が頭を抱えている

『客船の旅をしたのだから、お仕置きぐらい受けておけば良い』

ヘルトが考えながら言う

『ヘルトお兄様がやる気です』

『メトリシア、シィーですのーー 羨ましいから嫌みを言いたいだけですの』

アリシアがメトリシアに言う

『聞こえているぞ! 乗りたいのに乗れないのに、外交担当が勝手に乗るなんて許せない』

ヘルトが大声で言う

『ヘルト、自重しなさいね』

王妃が笑いながら言うと、みんなヘルトを見て笑っている


『アリシアの式も決まったから、英雄殿アリシアをウルシナ公国に客船で送って欲しい』

国王が考えて言う

『良いですよ! 元々アリシア様も送るつもりでしたから』

マルスが笑顔で言う

『乗船料は必要か?』

国王が笑顔で聞く

『メリアに任せた』

マルスが笑顔で言う

『アリシア様なら、結婚祝いで送ります』

メリアが笑顔で言う

『本当ですのーー 楽しみですの』

『1人で乗ってくださいね』

メリアが笑顔で言う

『えーーー メトリシア一緒してくれますの?』

アリシアが慌ててメトリシアを見ている

『え! マルス師匠、船で行くのですか?』

メトリシアが驚いてマルスを見ている

『どうしようか? キャス号で向かった方が早いよね』

『マルス師匠、一緒にキャス号で向かいます』

『え!メトリシア!! 一緒してくださいのーー 寂しいですの』

アリシアが慌てて叫ぶ

『マルス師匠と一緒です』

メトリシアが笑顔で言う

『マルス様、船で行きましょう・・・』

『え! その時の気分で早く行きたいと思います』

マルスが驚きながらアリシアを見ている

『リリシャ御姉様、御一緒してくださいですの』

アリシアが助けを求めるようにリリシャを見ている

『マルスと一緒です』

リリシャが笑顔で言う

『御母様・・・メトリシアが虐めますの』

アリシアが泣きそうになりながら言う

『はぁ・・・家出娘がこんな時だけ、御母様と呼ぶのですね』

王妃が笑いながら言うと、国王が苦笑いしている

(アリシアで遊んでいるのか? どうせその時になったら飛空艇で飛んで行くのだろう・・・英雄殿が忘れないように、メリアにしっかり覚えて貰わないとな)


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