表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
1266/1407

世界旅行と魔導船

マルスが魔導船に乗り込み、魔法珠を調べ始める

『マルスどうですか?』

リリシャがマルスの後ろ姿を見て聞く

『少し小さくなっているね』

マルスが魔法珠を見ながら、リリシャ達に説明をする。リリシャ達も交代で魔法珠を見ている

『これなら何年持つのでしょうか?』

エミールが笑顔で聞く

『どうだろう? 魔力補充次第だよね』

マルスが笑顔で言うと、艦橋に向かって歩いていく


艦橋に到着する

『マルス様!! まさか、ウルシナ公国でお会い出来るなんて思いませんでした』

ウォーレルの弟子が驚きながらマルス達を見ている

『航海は楽しいですか?』

『はい! 船旅になれてからは、夜は魔導書を書き写しや魔力制御をして、魔力補充をしてから眠っています。昼間も時々魔法の練習も出来て、これ程の厚待遇中々無いと思っています』

『それなら良いけど、各国を見て回ってどうだった?』

『平和です。 グゼリオンス王国が愚かな事をしたのは・・・野心の為と理解しています。 船旅で多くの物資を運び、その物資で多くの人が仕事を得ていると思うと、これも罪滅ぼしになると信じています』

ウォーレルの弟子が深々と頭を下げて言う

『何か不都合な事は無いかな?』

マルスが考えながら聞く

『え! 不都合な事・・・そう言えば、神官が乗せて神聖王国まで連れていけと言われたぐらいですか?』

『は? 何故?』

『理解不能でしたので、艦長が航路に無いから断り、もし乗せるなら、金貨200万枚で送って行っても良いと言ってました』

『安いかな? 色々な国で問題を起こしているから、それにメトリシアが喧嘩を買ったから、敵だよね』

マルスがエミールを見て言う

『はい! 敵です。面倒だから無視してます』

エミールが笑顔で言うと、リリシャが笑っている

『え! 敵・・・今度言われたら、それ相応の対応をします』

ウォーレルの弟子が笑顔で言うと、リリシャ達が爆笑している


マルス達が順番に魔導船を調べて、客船に向かう

『マルス様、外交担当達の乗船費用ですが・・・どのぐらい請求しますか?』

メリアが笑顔でマルスを見て聞く

『何故?』

『客船に乗船していますので・・・それに食事や酒も結構飲んでいましたね』

メリアが料理人を見て言うと、料理人が説明を始める


『豪遊して着たのですね、対価はどのぐらいでしょう?』

リリシャが笑いながら言う

『普通の船の5倍か10倍です』

エミールが考えながら言う

『あの人達に払えますか? 疑問です』

ミリアが考えながら言う

『1人金貨100枚ぐらい請求にします。帰りも乗るなら倍ですね』

メリアが笑いながら言う

『後でアーセルさんに伝えましょう』

エミールが笑いながら言う

『許可してませんから、勝手に乗るのは許さないですね』

リリシャが笑いながら言う

『潰しましょう』

エビリアが笑いながら言う

『叔父なんて早く捕まって欲しいです』

クレスタが笑いながら言う

『クレスタさんの叔父・・・え! クレスタさんの叔父なのですか!!』

メリアが驚いて叫ぶ

『はい、リーネが嫌がっていた叔父です。リーネの為に潰したいです』

クレスタが笑いながら言う

『ふふふ、リーネちゃんが追放されたいと言った原因ですね! アーメルドにも色々言ったみたいですから、請求額は、倍にしましょう』

リリシャが笑みを浮かべて言う

『迷惑料頂きます。 クレシア様経由で請求ですから、楽しみです』

メリアが考えながら言うと、みんな笑っている

『愚かですね、わざわざリーネちゃんの仕返しをして貰いたいから関わってくるなんて・・・この船の魔法使いはリーネちゃんの同級生だと知らないのかしら』

エミールが笑みを浮かべている

『あ! その手も!! 伝えてきます』

ミリア笑顔で歩いていく

『ミリアもやる気ですね』

リリシャが嬉しそうにミリアの背中を見ている


魔法使い2人がミリアに連れられてやって来る

『マルス様、事情は聞きました! 帰りは嫌みを沢山します。任せて下さい』

魔法使いが笑顔で言う

『リーネ先生の敵なら思い知らせます』

魔法使いが笑顔で言う

『任せました! メトリシアとアリシア様が味方です』

ミリアが笑顔で言う

『心強いです!! リーネ先生とルキア先生に後で報告しておきます』

魔法使い達が笑みを浮かべている

『良く教育されてますね』

リリシャが笑みを浮かべて2人を見ている

『はい! ルキア先生の嫌みの仕方をしっかり覚えています!! 1度やってみたかったです』

魔法使い達が笑いながら言うと、みんな顔を見合せて笑っている

『早速迷惑料頂きに向かいましょう』

メリアが笑いながら言う


『海兵さん、あの人達は?』

マルスが豪華な服を着た人達を探しながら聞く

『メトリシア様とアリシア様に連れられて、城に向かいました』

『追いかけるの面倒ですね・・・マルスどうしますか?』

リリシャがマルスの顔を見ている

『すぐに城に向かったの何故だろう?』

マルスが考え込んでいる

『アーセル様と一緒に来た人が物凄い剣幕で怒ってました』

海兵が考えながら説明する

『外交担当? アーセルさんが怒っていたなら、面白そうですね』

エミールが笑みを浮かべている

『これは請求前にアリシア様がトドメを討ちそうですね』

メリアが考えながら言う

『外交担当が豪遊旅なら、アリシア様が怒ります。乗りたくても乗れないのですから』

エミールが笑いながら言う

『ヘルトから言って貰った方が良いかな? 帰る場所無くなっているかな?』

マルスが笑みを浮かべている

『マルス良いですね、ヘルト様も乗りたくて乗りたくて、羨ましいでしょうから』

リリシャが言うとみんな笑っている

(ヘルト様なら、確実に嫌みを沢山言いそうです! あの人達帰る場所無くなりそう)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ