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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行と外交担当

マルス達が港に向かうと、魔導船から海兵達が荷物を降ろしている

『あ! 英雄様!!』

海兵が気が付き、マルス達を見ている

『折角出発しようとしていたのに』

メトリシアが大声で言うと、海兵が驚いて顔が引き攣る

『え! 申し訳ありません』

海兵が慌てて頭を下げている

『メトリシア様、海兵さんに責任は有りません・・・責任者はいますか?』

メリアが微笑みながら言うと、海兵が呼びに向かう

『マルス様、メリア様お会い出来て嬉しいです』

艦長が笑顔で走ってきて言うと、豪華な服を着た人達が後を追いかけてくる

『不具合は無いかな?』

マルスが笑顔で聞く

『はい! 凄い船です。揺れも少なく快適な航海が出来ています。休暇代わりに客船でゆっくりも出来るので』

艦長が笑顔で説明している

『少し状態を見てくるね』

マルスが笑顔で言うと、魔導船の方に歩いていき、リリシャ達が後を追いかけていく。メリアが微笑みながらマルス達を見送っている

『メトリシア様、宜しければ、ウルシナ公国に御紹介をお願いします』

メトリシア達も追いかけようとすると、豪華な服を着た人が頭を下げながら言う

『は? 何故?』

メトリシアが豪華な服を着た人を見ている

『この国は初めてですので、外交担当として、ご挨拶に向かいたいと思います』

豪華な服を着た人が笑顔で言う

『は? 外交担当? 今更? 勝手にしてください』

メトリシアが豪華な服を着た人を睨んで言う

『御無礼が有れば、アリシア様の式に影響が・・・』

『アリシア御姉様に言って下さい』

メトリシアが大声で怒鳴ると、レオナルオが苦笑いしている

『アリシア様はこちらには、いらっしゃらないので』

豪華な服を着た人が苦笑いしながら必死にメトリシアに説明している


『今更ですわ!! レオナルオ様』

アリシアがレオナルオを見て笑いながら言う

『アハハハ・・・この話を目の前でされるとは』

レオナルオが苦笑いしながら豪華な服を着た人を見ている

『そうですのーーー 呼んで来なさいですわ』

アリシアが笑いながら豪華な服を着た人を見ていうと、エリスナが走っていき、豪華な服を着た人達がアリシアを見て目を丸くしている

『アリシア様!!』

豪華な服を着た人達が慌てて頭を下げて言う

『アリシア御姉様、この人達に文句言って下さい』

メトリシアがアリシアを見ている

『嫌みなら、適任者がいますわ』

アリシアが笑いながら言うと、レオナルオが苦笑いして男達を見ている

(まさか、外交担当なのか? 話し合いは終わったが、話が通じないのは・・・この人達が到着してなかったからか? 今更だな)


外交担当とアーセル達が走ってくる

『お前達!! 何呑気にしている!!』

外交担当が男達を見てイキナリ怒鳴る

『え! 何故ここに・・・』

豪華な服を着た人達が驚いている

『何故? お前達!! 半年前に親書を持って出発していた筈だ!! 何故今頃到着を!!』

『ウルシナ公国に渡る為に船を待っていて・・・』

豪華な服を着た人が慌てて説明を始める

『馬鹿な!! 魔導船を待っていた? そんなの言い訳にもならないぞ!! アリシア様の式の日取り決めが遅くなっているだろう!! 何様だ!!』

外交担当が大声で怒鳴り、豪華な服を着た人達が後退りしている

『魔導船の客船に乗ったのですか?』

アーセルが睨みながら聞く

『え! そうですが・・・何か問題でも?』

『問題でも? ふざけているのか!! 民間船にタダで乗れるものか!! どのぐらいの費用が掛かっているか!! 貴様らどこからその費用出るのか!!』

外交担当が気が付いて慌てて怒鳴っている

『クライドルド王国の船ですが・・・』

豪華な服を着た人達が慌てて言う

『英雄様の持ち物です。 クレシア様に乗船費用を請求してもらいますね』

メリアが笑いながら言う

『え! 乗船費用を・・・王家の親書を運んでいる外交担当に費用を請求するのか!!』

豪華な服を着た人達が慌ててメリアを見ている

『当たり前ですわ!! 王家の船で無いですから、海軍の船に乗りなさいですわ』

アリシアが笑いながら言う

『どのぐらいの費用が掛かったか、調べてきますね』

メリアが微笑みながら歩いていき、豪華な服を着た人達がメリアを見ている

『は? 無礼な・・・』

『無礼? 何様だ!! あの方は、ガベラス王国のメリア王女様だぞ!! 無礼者は貴様らだ!! 貴様らが到着が送れた所為でどれ程迷惑を掛けていると思っている!! 情報無しに沢山の外交話・・・どれぐらい苦労したか!! 貴様ら覚悟しろ!!』

外交担当がキレて、怒鳴っている


『アリシア様・・・お助けを・・・』

豪華な服を着た人達がアリシアに助けを求めるように見ている

『自業自得ですわ!! レオナルオ様の前で面白かったですわ』

アリシアがレオナルオを見て笑っている

『クライドルド王国も優秀な者だけで無いのが良く解った・・・まさか、外交文章が到着してないなんてな』

レオナルオが苦笑いして、アリシアを見ている

『え!・・・レオナルオ公太子様!! 大変申し訳ありません!!』

豪華な服を着た人達が慌てて頭を下げている

『アリシア様、可能なら同行して公王陛下に謁見を・・・大体話しは解っているが・・・』

『仕方無いですわ!! アーセル師遊びに行きますわ』

アリシアが笑いながら言う

『仕方無いですね、見物させてもらいます』

アーセルが笑いながら言う

『あーーー アーセルさんが見物と言いました!! アリシア御姉様!!』

メトリシアが嬉しそうに大声で言うと、レオナルオが苦笑いしてメトリシアを見ると、外交担当がため息をしている

(遊ばれているのか? もっと遊んで欲しい!! こいつらの所為でどれぐらい面倒な話をされたと思っている!! 国王陛下に報告して、怒ってもらわないと!!)

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― 新着の感想 ―
[一言] ∑( ̄□ ̄;)なんと、一緒に来てた外交担当は本来の外交官じゃなかったのか そりゃあ、キレるな(゜ー゜)(。_。)ウンウン
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