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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行と釣り

マルスが、シルフィード号に戻り、魚に似せた長丸い物にスクリューを取り付けて、針を2本付けてから、魔石に魔法陣を書き込んでいる。革の糸に固定すると、革の糸にも魔石を取り付けて魔導具化している

『マルス、浮揚と構造強化と魔法防御ですか?』

リリシャが魔導具を鑑定している

『餌だからね・・・少し走らせたら、円を描くように動き回って欲しいけど』

マルスが笑みを浮かべている

『早速試しましょう』

リリシャが微笑みながら言う

『革の糸も出来ているから、釣れるかな?』

マルスが糸を引っ張って切れないか確認している

『デカイの釣り上げましょう』

リリシャが微笑みながら言うと、シルフィード号を降りていく


マルスは糸を付けた魔導具を湖に浮かせて、浮くのを確認すると、スクリューを起動させてからくるくる回して、投げ飛ばして、湖に落ちると、大きな円を描くように動き始める

『動いています』

メトリシアが興味津々に見ている

『食い付いたら、この糸を引っ張れば良いの?』

キリシアが笑みを浮かべている

『食い付いたらね』

『食われそうになったから、今度は食べてやる』

キリシアが笑顔で糸を持っていると、マルスは糸を伸ばして、歩いていく


キリシア達が糸を持ちながら、湖面を見ていると、飽きて座り込んでいる

『お兄ちゃん、釣れない・・・釣れる方法無いのかな?』

レティナがつまらなそうにマルスを見ている

『始めてだから、仕方ないかな? 次は何しようかな?』

マルスが考え込んでいる

『マルス師匠、湖の水を全部アクアコントロールで無くしますか?』

エミールが微笑みながらマルスを見ている

『あ!! エミールお姉ちゃん楽しそう』

レティナが笑顔でエミールを見ている

『準備しておきましょう』

エミールが笑顔で言うと、みんな集まり相談をしている


湖面が光輝くと、大きな魚影が湖面から飛び出て、再び湖に沈んでいく

『え! 止められない』

キリシアが糸を持ちながら叫ぶと、ルメイルとオルガーが必死に糸を持っているが、徐々に湖の方に引っ張られている

『マルスーーー手伝え!!』

キリシアが大きな声で怒鳴り、レティナ達も糸に掴まり、引っ張ろうとするが止められず糸がドンドン湖の中に入っていく

『クーレセス上昇』

マルスがクーレセスを見て言うと、クーレセス号が上昇していき、キリシア達が慌てて糸から手を離している

『あ!! マルス! 反則すぎる』

キリシアがマルスを見てから、クーレセス号を見上げている

『マルス師匠!! クーレセス号に取り付けているなら、教えてください!! 必死に糸を持ってました』

メトリシアが大声で言うと、クーレセス号が上昇して糸が張り徐々に魚影が見えてくる。巨大な魚影が水面から飛び出ると、そのまま森に向かって飛んでいき、木々を薙ぎ倒している


『マルスの釣りは豪快ですね』

リリシャが笑いながら言う

『人の力であの大きさは無理だよね』

『キリシアは、それでも楽しそうでしたよ』

『釣れたけど・・・どうやって解体するのかな?』

マルスがリリシャを見て言う

『町で解体して貰いましょう』

リリシャが爆笑しながら言う

『誰かがやってくれるよね』

『このまま町まで釣り上げて運んで貰いましょうか? 領主の館が良いですか?』

『みんな喜んでくれるかな?』

マルスが笑顔で言うと、エミール達が爆笑している

『マルス師匠、キャットフィッシュがサンダーを放ってます』

メトリシアが光輝く光を見て言うと、キリシア達がキャットフィッシュから離れている

『トドメ刺しますか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『素材が使えるようにした方が良いかな?』

『素材ですか? 傷を付けない方が良いですね』

リリシャが考えながら言う

『マルス、どうするの!!』

キリシアが走ってきて聞く

『クーレセス、上昇して門まで吊り下げて飛んでいって』

マルスが笑顔で言うと、クーレセス号がキャットフィッシュを浮かせて運んでいき、キャットフィッシュが時々暴れている。マルス達も後を追いかけるようにキャス号で飛んでいく


門番や兵士がキャットフィッシュを見て呆然と立ち尽くしている

『兵士さん、大きな魔物捕まえたから、解体屋さん手配をお願いします』

マルスが大声で言うと、兵士達がマルスを見ている

『は? ・・・解体・・・出来るわけ無いだろ』

兵士が大声で叫ぶ

『冒険者ギルドに手配を頼んでください』

マルスが笑顔で言うと、兵士が苦笑いしている


男爵達がやって来ると、キャットフィッシュの大きさに全員立ち尽くしている

『男爵様、解体よろしく・・・料理も作って欲しいな』

マルスが笑顔で言う

『解体・・・どうやって?』

男爵が苦笑いしていると、周囲の人達が青ざめている

『適当に・・・肉旨いかな?』

キリシアが笑顔で男爵を観ている

『兎に角、先に始めさせます』

男爵が苦笑いして言うと、男爵が連れてきた人達がキャットフィッシュに近づき包丁を突き刺そうとしている

(無理だろう・・・こんな大きさ見たこと無いぞ!!)

『男爵様・・・無理です・・・切れません』

男が青ざめて言う

『そうだろうな・・・この化け物捕まえる方が信じられないから・・・』

『男爵様どうしたら? 何か切れ込みをいれないと無理です』

男が男爵と相談をしている

『ヒストリア、少し斬ろうか?』

マルスがキャットフィッシュを見て言う

『はい!! マルス師匠』

ヒストリアが嬉しそうにキャットフィッシュに近付き、アニーとレセナがヒストリアにどうやって切るか指示している

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