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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行とメリトリアノスに寄り道

3日間オテリオス王国でゆっくりして、キャス号荷物を乗せながら、準備をしている

『マルス師、メリアから良い物を沢山買いました』

ビレストが微笑みながらやって来ると、執事が箱を持ってきている

『良かったです。メリア様も喜びます』

マルスが笑顔で言うと、メリアを探している

『メリアさんも良い商人になりますね・・・交易品にウルシナ生地なども入れてくれていましたから、レセナ様のドレスも作れます』

ビレストが笑顔で言う

『溜まっていた生地も多く乗せてました』

マルスが思い出したように言う

『各国の良い生地なんて、滅多に手に入らない品です。それも、物々交換なんて、本当に嬉しいですね』

ビレストが笑顔で言う

『金貨は面倒だから、それに物々交換の方が簡単ですから』

『ふふふ、オテリオス王国からしたら、本当に助かります。宝石や鉱石の買い手が少ないですから、それに、今回もワインや山で取れる物を沢山引き取って貰えて、町中も潤っています。商人達はいつ次に来るのか聞きたいと言ってます』

ビレストが詳しく説明している


『王妃様、お呼びですか?』

メリアが小走りでやって来る

『今回の代金です』

ビレストが微笑みながら言うと、執事が小箱をメリアに差し出している

『まだ完成品では無いのですが、ブランデーを数本置いていきます』

メリアが笑顔で言うと、エリスナが執事にブランデーの瓶を渡している

『良い匂いですね』

執事が瓶を開けて、ビレストが匂いを嗅いでいる

『成熟10年ぐらい必要ですので、完成したらまたお持ちします』

『十分良いブランデーに思いますよ』

『ウイントレス様も飲みたくて、視察に来ましたがフローネ様にまだ出来てないと言われて、試飲を断念していました』

メリアが笑顔で言うと、ビレストが笑っている

『レセナ様は既に料理に使ってましたけど』

マルスが笑顔で言う

『え! デザートの匂い・・・はぁ・・・早くレセナ様と一緒に暮らしたいですね』

ビレストが残念そうに呟く

『完全に胃袋をつかまれたようです。安心して見ていられます』

『結婚式まで待てません・・・手紙を書いてきますね』

ビレストが笑顔で言うと、部屋に戻っていく

『マルス様、手紙の内容は・・・レセナ様を早くオテリオス王国で住んで貰う為の催促でしょうね』

メリアが笑顔でマルスを見ている

『厨房を作らないとダメかな?』

マルスが笑顔で言うと、メリアが笑っている


キャス号が上昇していくと、グレゼイトとビレストとクレオルがキャス号を見送っている

『レセナ早く帰ってきて欲しいですね』

ビレストが微笑みながら呟く

『はい、御母様』

クレオルが見上げながら言うと、グレゼイトが苦笑いしている

(まだ嫁いでないぞ・・・来訪して欲しいと言った方が良いが・・・声に出したら、ビレストが怖いな・・・これ以上無い嫁で安心できるが・・・気を付けないと、リベリアの英雄が怒りそうだな・・・)


キャス号が南に向かって飛んでいる

『マルス、王都に着いたらどうするの?』

キリシアがやって来て聞く

『帰って・・・改造しないと』

マルスが考えながら言う

『鍛練場も作って』

『鍛練場か・・・広い空間が必要かな? 積荷が多くて船倉も使えないか』

『絶対だからね! 体が鈍るから』

キリシアがマルスを見て言う

『ふふふ、キリシアがマルスにねだってますね・・・可愛いですね』

リリシャが微笑みながらキリシアを見ている

『はい、リリシャ師匠、キリシア師匠は、マルス師匠におねだりするのが多いですから』

エミールが微笑みながら言う

『おねだりじゃない!! 可愛い弟にお願いだ』

キリシアがリリシャ達を見て叫び、みんな笑っている

『向こうが湖か』

マルスが外を見ながら呟く

『イーレシアの実家・・・湖で遊んで帰ろう』

キリシアが外を見て笑顔で言う

『マルス、魔導具作りましょう』

リリシャが笑顔で言う

『船? 浮く魔導具?』

マルスがリリシャを見て聞く

『魔導バイク作りなさい!!』

キリシアが大声で叫ぶ

『魔導バイクが欲しいそうですよ』

リリシャがマルスを見て言うと、みんな笑っている

『管理はどうしようか?』

マルスが考え始める


メリトリアノスの町の門に近付く

『男爵様に用が有ります。着陸場所を指定して下さい』

ヒストリアが大声で言うと、門番達が慌てた様に走っていき、上官が慌てて走ってくる

『門の外に着陸して下さい! 男爵様にすぐに使いを出します』

上官が慌て気味に言うと、キャス号が門の外に着陸して、マルス達が降りて待っている


馬車が到着すると、男爵が降りてくる

『リベリアの英雄様、御用とは何でしょうか?』

男爵が挨拶をしてから少し怯えながら聞く

『湖で遊びたい』

キリシアが笑顔で言う

『前回遊べなかったので、今回は約束通り遊ばせて下さい』

マルスが笑顔で言うと、みんな微笑みながら見ている

『はい、勿論です。御ゆっくり遊んで下さい』

男爵が驚きながら言う

『どのあたりが人目に付かないか教えて下さいね』

リリシャが微笑みながら聞く

『兵士に案内させます』

男爵が笑顔になって言う

『美味しい料理の食材も補充させて下さい』

マルスが笑顔で言うと、男爵が驚きながら了承している

『メリアとアーセルさんで打ち合わせしておいてね』

マルスが笑顔で言うと、みんなキャス号に乗り込んでいき、男爵がメリアとアーセルを見ている

『食材等を買い取りたいので、後で案内をして下さいね、警備は騎士がしてくれます』

メリアが笑顔で言う

『多領を見学するのは余り無いので楽しみにしています』

アーセルが微笑みながら言う

『見学? 町中も兵士に案内させますが・・・』

男爵が苦笑いしている

『アーセルさん、国内ですから、挨拶をした方が』

メリアがアーセルを見ている

『宮廷魔術師副師長アーセルです。今回は英雄様に同行していますので、散歩や遊びも楽しみです』

アーセルが笑顔で言う

『え!! アーセル師!! 大変申し訳ありません! 御来訪感謝します』

男爵が驚いて叫ぶ

(え! 宮廷魔術師まで同行を!! また何か起きたのか? この場合どうしたら・・・イーレシアどうして同行してないのか・・・不安ばかりだ!!)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 1200部も書いてこの文章力って逆にすごいね
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