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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行とオテリオス 後編

マルスがキャス号に戻って行く

『マルス師匠、ホビッツ号に行かないのですか?』

エミールが微笑みながら言う

『え! ホビッツに?』

マルスがエミールを見て考えている

『家にしまいましたよ』

『あ! 忘れていた』

マルスが思い出して言うと、フライで飛んでいき、エミールも追い掛けて飛んでいく


マルスとエミールが箱を持って戻ってくる

『レセナ様、クレオル様お祝いの宝剣と腕輪です』

エミールが笑顔で箱を差し出すと、レセナが驚いている

『ありがとうございます』

クレオルが嬉しそうに受け取る

『マルス様、魔導具ですか?』

レセナが驚きながら聞く

『クレシア様と同じだよ』

『え! そんな高価な物を・・・』

レセナが心配そうに言う

『魔導具・・・』

クレシアが箱を見ながら青ざめている

『何も考えないで、受け取ってくださいね、価値なんてマルス達ですから、材料代しか無いと言いますから』

フローネが微笑みながら言う

『そうですが・・・アーセル師鑑定を』

レセナがアーセルを見て言うと、全員がアーセルを見ている。アーセルが箱を開けて鑑定すると、マルスを見てから、考え込んでいる


『アーセル師、どうですか?』

ビレストがアーセルを見ている

『ハッキリ言いますが、伝説級の魔導具です。人に鑑定させず、身に付けておく方が良いです・・・ヘルト様とクレシア様の物と同じですから』

アーセルが考えてから言う

『伝説級? 古代魔導具クラスではなくて・・・』

『それ以上の詮索は止めて欲しいと思います。宝物庫にしまうよりも、身に付けていた方が良い物です』

アーセルが笑顔で言うと、内容を少し説明して、クレオルとレセナが受け取り、身に付けている


『マルス様、代々身に付けて大切に語り継ぎます』

クレオルが考えてから言う

『お祝いを先に渡されたら、破局は無いです』

レセナが笑顔で言う

『あ! 破局なんてあり得ません!! 大切な娘として仲良くしましょうね』

ビレストが笑顔で言う

『伯母様の方がレセナ様を気に入っています』

メトリシアが嬉しそうに言う

『勿論です。外交関係なんて無くても大切にします』

ビレストが笑顔で言う

『エレストリアクレイス国王陛下と王妃様は、本当に心配してましたが、説明しても信じきれていませんでした』

アーセルが微笑みながら説明する

『普通の王族ならそうですね・・・レセナ様ですから、窮屈な思いはさせたく無いですね・・・厨房の占領も料理人達が認めています。侍女も護衛も仲良くしてくれていますから、問題は早く子供が出来るかだけですね』

ビレストが笑顔で言うと、レセナが少し赤くなっている

『はい、頑張りますけど、料理はしたいです』

レセナが赤くなりながら言う

『勿論です。無理だけはしないで下さいね、本当に楽しみです』

ビレストが笑顔で言う

『ここまで慕われている、レセナ様だから問題は無いだろう・・・北はレオレトレスが守ってくれる』

グレゼイトが笑顔で言いながら、建国の準備の状況を説明してくれる


『国王陛下、マルス様が建国祝いの品を作ってくれましたから、安心しています』

レセナが笑顔で言う

『え! 建国祝いの品を? もう寄ってきたのか?』

グレゼイトが驚いている

『丁度良い、砦跡が有ったから、遊んできました』

マルスが笑顔で言う

『凄く良い、贈り物です。小さい城にして、レオレトレス様に押し付けていました』

レセナが笑顔で説明すると、ビレストとクレオルとグレゼイトが驚いて聞いている

(城を作った!! 祝いが城か? 建国も簡単に出来るのか? 城が有れば・・・どのぐらいの価値なのか? レオレトレス・・・どうするつもりだろうか?)


『マルス、そう言えば、魔法使い居ましたか?』

リリシャが思い出したように聞く

『え! 居ないの?』

マルスがメトリシアを見ている

『どうでしょうか? 伯母様』

メトリシアがビレストを見て聞く

『居ないですね・・・折角の祝いの品でも魔法使いが居なくては、意味が無いですね』

ビレストが苦笑いしている

『マルス師匠!! もっと考えてから、作って下さい』

メトリシアがマルスを見て言うと、みんな爆笑している

『え! 居ない方がおかしいでしょ!! 何処かで魔法使い探してくるでしょ』

『問題が増えましたね・・・役に立たない宮廷魔術師を送り込みましょう』

ビレストが笑顔で言う

『数年後なら、どうにかなるだろう・・・アーセル師派遣はして貰えないだろうか?』

グレゼイトが苦笑いして言う

『国王陛下に伝えておきます。使い物にならない、魔法師団の兵士なら、余ってますから、今年の卒業生で人数も足りています。魔法使いランク、Cランク以下なら、いくらでも派遣は出来ます』

アーセルが笑顔で言う

『魔法使いランク? 何ですか?』

ビレストが驚いている

『ランク分けで、能力を示しています。因みに宮廷魔術師は、ほとんどAランクです。 Bランクは魔法師団に集まっています。Cランク以下は肩身が狭くなっています』

アーセルがランク分けした後の事を説明していると、ビレストが笑っている

『この数年の卒業生はBランクなのですね・・・Cランクでも相当な実力者ですね』

ビレストが笑いながら言う

『実力の無い元宮廷魔術師は、Eランク以下ですから・・・追い出したい所です。魔力補充係りに落ちていますけど』

アーセルが笑いながら言う

『あ! アーセルが本心を言いました!!』

メトリシアが大声で言う

『王妃様も国王陛下もヘルト様も同じ考えですから、当人達も実力違いに慌てていても、鍛練しかあり得ません! 魔法学院からBランクの魔法使いが次々と仕官しますから、追い出されるのも時間の問題です。若い人達も後輩に必死に教えて貰ってますから』

アーセルが笑いながら説明している

『凄い改革ですね・・・ふふふ、後で詳しく教えてくださいねランク分けはどのようにするのか、知りたいですね』

『魔法の威力と種類と正確さです』

アーセルが詳しく説明していると、ビレストとグレゼイトの顔が引き攣っている

(Bランクで既に賢者クラスだと思うが・・・Aランクは、歴史に残る賢者だと思う・・・沢山居るのか? もしかして、魔法学院を卒業してきたら、賢者になっているのか? 何処までの実力者を輩出しているのか・・・留学した者達が帰ってきたら相当な戦力だが・・・クライドルド王国は、何処までの戦力が居るのか・・・絶対に友好関係だけは続けないと・・・)

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