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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行とホルギリス

翌朝、マルス達が出発準備をしている。セクラとルーセントとサーシャリアがやって来る

『マルス様・・・一緒に行きたいです』

セクラがマルスの前に来るとマルスを見つめている

『セクラ様、また遊びに行きますから、元気にしていて下さいね』

『マルス様・・・はい』

セクラが寂しそうに言う

『サーシャリア様、セクラ様を頼みます』

マルスが笑顔で言う

『はい、マルス様、セクラ御姉様の事は任せて下さい、本当に楽しい時間でした』

サーシャリアが笑顔で言う

『あ! セクラ様、サーシャリア様こちらの石鹸持っていって下さい』

メトリシアがキャス号から降りてきて言う

『メトリシア様、石鹸嬉しいです』

セクラが笑顔で受け取っている

『沢山作ったので持っていって下さい』

ヒストリアが袋をルーセントに渡している

『はい、メトリシア様』

『え! こんなに・・・』

ルーセントが袋の重みで苦笑いしている

『暇でしたので作ってました』

メトリシアが笑顔で言う

『作りたてですか? 嬉しいです』

『使った感想をお願いします』

メトリシアがセクラに言うと、キャス号に乗って、キャス号が上昇していき、セクラ達はキャス号が見えなくなるまで見送ってオルセント号に歩いていく

『もう行かれてしまったのですか?』

サリオットが馬車から降りてきて言う

『サリオット国王陛下、どうしたのですか?』

セクラが笑顔で聞く

『見送りに来たのですが・・・遅かったです』

サリオットが苦笑いしている

『サリオット御兄様、遅いです』

サーシャリアが笑いながら言う

『セクラ様、またのお越しをお待ちしています』

サリオットが頭を下げて言う

『サリオット御兄様、リーシナ様に石鹸を渡して下さい、沢山貰いましたので』

サーシャリアが笑顔で言うと、ルーセントが慌てて袋から1個出している

『石鹸を・・・ありがとう』

サリオットが驚きながら受け取る

『メトリシア様も献上するようで無いから、そのままくれました』

サーシャリアが笑いながら言う

『使い勝手の良い石鹸ですから、本当に嬉しいです』

セクラが笑顔で言う

『ん? この箱は?』

ルーセントが袋の底の箱を見て出している

『何でしょう?』

セクラが呟き、箱を開けている

『は? 魔土石!! 大きい!!』

ルーセントが箱の中を見て叫ぶ

『英雄様です。国宝を貰いました』

セクラが笑っている

『こんな袋に入れて、石鹸と一緒に渡すものだろうか? 帰ったら何て言えば』

ルーセントが頭を押さえながら呟く

『御兄様に押し付けます』

セクラが笑いながら言うと、サリオットとサーシャリアが顔を見合せている


ホルギリス王国の王都が見えてくると、キャス号が降下して城門に近付く

『国王陛下用が有ります』

ヒストリアが大声で言う

『王城にどうぞ!!』

兵士達が姿勢を正して緊張したように言うと、キャス号がゆっくり進んでいき、騎士の指示で着陸する。騎士達が並び、ウォーゼンとタリートとシスティーナがやって来る

『英雄様、御用とは』

ウォーゼンが恐る恐る聞く

『こちらはクライドルド王国からの親書です』

アーセルが微笑みながら手渡して、ウォーゼンが慌てて読んでいる


『教会も・・・遺憾と伝えと抗議しています』

ウォーゼンが読み終えて言う

『ラーゼリア王国と仲良くしてくださいね』

アーセルが微笑みながら言う

『ラーゼリア王国と? 解りました・・・あの噂は英雄様だったのですね』

ウォーゼンが少し考えながら言う

『物分かりが良いですね』

『出来れば、クライドルド王国に従属させて下さい』

『無理です。それに外交担当とゆっくり話しておいて下さいね』

アーセルが笑顔で振り向き、外交担当を見ている

『え! もしかして・・・丸投げ?』

外交担当が苦笑いして呟く

『外交担当様も来訪歓迎します!! すぐに交渉を!!』

ウォーゼンが笑顔で言うと、みんな笑っている

『アーセルが外交担当を売った』

マルスが呟く

『外交の仕事ですから、システィーナ様ならすぐに料理も用意してくれます。歓迎しないと大変な事になりますから』

アーセルがマルスを見て言うと、レセナを見ている

『え!! レセナ様!!! 来訪歓迎します』

システィーナがレセナを見て叫ぶ

『レセナ様? ・・・え! オテリオス王国王太子クレオル様の婚約者様!!』

ウォーゼンが慌てて言うと、挨拶をしている

『何故御来訪を』

システィーナが驚きながら聞く

『美味しい料理を食べる為の世界旅行です』

レセナが笑顔で言う

『レセナ様も世界旅行が目的に変わってます』

メトリシアが笑いながら言う

『はい、メトリシア様、この国の料理も楽しみにしています』

レセナが笑顔で言う

『システィーナ様、レセナ様の為に沢山美味しい料理が欲しいです』

マルスが笑顔で言う

『すぐに用意させます!!』

システィーナが笑顔で言う

『仲良くお茶会しましょう』

レセナが笑顔で言うと、システィーナを連れてキャス号に入っていく。ウォーゼンとタリートがシスティーナとレセナを見送って苦笑いしている

『あ! レセナ様にシスティーナ様がさらわれた』

メトリシアが笑いながら言う

『メトリシア様もお茶会しましょう』

メリアが笑顔で言う

『はい、メリア、お茶会楽しみです』

メトリシアが笑顔で言うと、キャス号に乗り込んでいる

『あ! リーガイアトベリス王国にラーゼリアの件で抗議しておいて下さい』

メリアが笑顔で言うと、リリシャ達が爆笑している

『え? リーガイアトベリス王国に? 何をしたのか?』

ウォーゼンが苦笑いしてマルスを見ている

『メリアに対して、キャス号の没収と商品の没収すると言い張った商人がいました、後ろ楯がリーガイアトベリス王国だから、始末をして欲しいそうです』

マルスが笑顔で説明すると、ウォーゼンとタリートの顔が引き攣っている

(すぐに伝えないと、消されるぞ・・・リーガイアトベリス王国も国家危機になっているとは、思ってないだろうが・・・・ラーゼリア王国もリベリアの英雄様の支配地域なら、絶対に外交をしないと・・・もしかして、教会を潰す為に来訪なのか?それともついでに何ヵ国か潰す気か? 兎に角外交担当と相談を!!)



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