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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行とラーゼリアとルシアナ

翌日、マルス達は町中を散策している

『少し寂しい町です』

ルシアナが通りを見て呟く

『そうですね、まだまだ復興途中ですね』

リリシャが微笑みながらルシアナを見ている

『出店が少ないから・・・呼ばれています』

ルシアナがキョロキョロして言う

(精霊の気配ですけど、少し弱々しい)

シルアナがルシアナの周りを飛びながら言っている

『あっちかな?』

ルシアナが指差す

『行ってみましょう』

リリシャが微笑みながらルシアナの顔を見ると、ルシアナが頷いて歩いていく


ルシアナが手を引いて歩いていき、大きな岩の前に到着する

『この下?』

ルシアナが岩の下を見て言う

(下から気配を感じます)

シルアナがルシアナの肩の付近でとどまりながら言っている

『マルス、この岩どかしましょうか?』

リリシャが微笑みながら言う

『岩の下からなんて、封印されているのかな? それとも・・・この大きな岩何でだろう?』

マルスが周囲を見て言うと、みんな周囲を見ている

『ルシアナちゃん、話せますか?』

リリシャが微笑みながら聞くと、ルシアナが声を出して、呼び掛けている


兵士がやってくると、住民が何か話している

『ここで何をしている!!』

兵士がリリシャを見て怒鳴り、近付いてくる

『ちょっと、不思議な事が有りましたので調べています』

『怪しい!! 詰所まで同行せよ!!』

兵士が怒鳴り、数人の兵士が取り囲もうとする

『やり合うの?』

キリシアが笑顔で兵士を見る

『やり合う・・・たったったったったっ大変申し訳ありません!!』

兵士がキリシアの顔を見て、慌てて叫び、頭を下げていると、他の兵士達が兵士を見て驚いている

『やり合わないの?』

キリシアが近付きながら聞く

『御無礼大変申し訳ありません!! 不届き者が現れないように! 護衛させて頂きたいと思います!!』

兵士が震えながら大声で言うと、兵士達がキリシアを見てからマルスを見て真っ青になって震えている

(英雄殿!! 怒られる!! どうしたら許してくれる!! どうしたら・・・国王陛下に何て報告したら!!)

『つまらない』

キリシアが興味なさそうに呟く

『兵士さん、この岩なんだけど、ここには何が有るの?』

マルスが岩を見て聞く

『え! ここは・・・オーガが岩を置いていったのか・・・不明ですが・・・大き過ぎて撤去が出来てません・・・元々は古くから大きな木が有りましたが・・・』

兵士が少し怯えながら説明してくれる


『岩を撤去しますね』

マルスが笑顔で言う

『任せなさい!!』

キリシアが闘気をまとっている

『槍は?』

マルスがキリシアを見て呟く

『あ! 武器持ってない・・・貸せ』

キリシアが兵士が持っている槍を見ている

『壊さないようにしてよ』

マルスが兵士を見てからキリシアを見ている

『弱そうだから、消滅するかも』

キリシアが苦笑いして、マルスを見ている

『取りに向かうの面倒だから・・・兵士さん槍下さい』

マルスが笑顔で言うと、リリシャ達が兵士を見て笑っている。兵士が恐る恐る槍を差し出すと、キリシアが受け取ってから、少し振っている


キリシアが闘気の刃を作りあげて、跳び上がり槍を振り下ろすと、大きな岩が真っ二つに両断される

『あ! ごめん・・・槍が耐えられなかった』

キリシアが苦笑いしていると、槍が粉々に砕けている。兵士達は、大きな岩を目を見開き口を空けて呆然と見ている

(岩が真っ二つに・・・人なのか?)

『キリシア、砕いてよ』

マルスがキリシアを見て言う

『え! 割れたでしょ』

『粉々にして欲しかったのに・・・』

『え! 槍貸せ』

キリシアが他の兵士を見て言う

『キリシア、槍の弁償しないと』

マルスがキリシアを見ている

『もう!!マルスがやれ』

キリシアが大声で怒鳴り、リリシャが笑っている

『キリシア御姉ちゃん』

ルシアナがキリシアを見ている

『え! 怒ってないからね』

キリシアがルシアナを見て言う

『マルスがどう粉々にするか見ましょうね』

リリシャが微笑みながら言うと、キリシアが頷いている


マルスが闘気をまとい剣を振抜き、岩に当たる。岩はマルスの剣が当たった瞬間に弾き飛ぶように吹き飛んで砕けている

『あ!! その手が!! テシウス君の!!』

キリシアが大声で叫ぶ

『やっぱり、これが良いよね』

マルスが笑顔で言うと、兵士達が尻餅をついている

『あれ? この子かな?』

ルシアナが岩の下から出てきた魔力の塊を見て呟く


(岩に身動き取れなくされていたよ、助けてくれてありがとうと言っている)

シルアナの声がすると、魔力の塊がマルス達の周囲を回っている

『大丈夫なの?』

ルシアナが魔力の塊を見て聞くと、魔力の塊が動揺したように、揺れている。シルアナが近付いて何かしている


(話し合い終わったーー、ルシアナと契約を結びたいって)

シルアナの声がする

『契約を? 大丈夫かな?』

ルシアナが驚いてリリシャを見ている

『ルシアナちゃんに影響が有るなら、許しません』

リリシャが魔力の塊を睨んで言う

(大丈夫!! ルシアナ強くなっているから、それに魔力は自然の魔力で充分だから)

『何故契約したいの?』

マルスが笑顔で聞く

(自由に移動出来るから! それにルシアナに恩返ししたいから)

シルアナが大声で叫ぶ

『マルス御兄様・・・よい?』

ルシアナがマルスを見上げながら言う

『ルシアナちゃん、自分で決めてよいですよ』

リリシャが微笑みながら言う

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