世界旅行と魔工王国
魔工王国の王都が見えてくると、オルセント号が城門に近付き、門番に伝えると、王城の裏に向かい、着陸すると、キャス号も後を付いていき、着陸する
キリシアとリリシャとマルスとメトリシアとケニスとヒストリアとアーセルと外交担当と宮廷魔術師2人が降りて、オルセント号の方に歩いていくと、魔工王国騎士達が遠目に並んでいる
『マルス様、早く用事終わらせましょう』
セクラが笑顔でマルスの元に来ると、ルーセントが頭を押さえながら見ている。豪華な服を着た人達が、苦笑いしている
『はい、早く用事終わらせて、ゆっくり敵対する人を潰しましょう』
マルスが笑顔で言うと、豪華な服を着た人達が頭を押さえている
『マルス様に敵対する人は、一緒に潰します』
セクラが笑顔で言うと、ルーセントが溜め息をしている
豪華な服を着た人達の案内で部屋に入る
『ヒェーーーーーー!! どうかお許しをーーーー 近付かないで下さい!!』
クレベクがキリシアを見て叫び震えている
『国王陛下から親書です』
セクラが言うと、ルーセントが親書を渡している。重臣が受け取り、国王に渡してキリシア達を気にしながら読んでいる。セクラとルーセントがメトリシアを見ている
『メトリシア様』
アーセルが苦笑いしている
『アーセル何ですか?』
『そろそろ伝えてください、用向きを』
『え? 用向き? 世界旅行ですよね?』
『親書を・・・』
『あーーー忘れていました』
メトリシアが笑顔で声をあげると、魔工王国の重臣達が苦笑いしている
『国王陛下からの親書です』
メトリシアが笑顔で言うと、外交担当が親書を重臣に渡している
国王が親書を読んでキリシア達を見てから、重臣に手紙を渡している
『教会には遺憾と抗議をします』
国王がキリシアを気にして言う
『あ! お仕置きする?』
キリシアが笑顔でクレベクを見ている
『おおおおおおおっお許しをーーーーーーー』
国王が玉座から滑り落ちて叫んでいる。重臣達が頭を押さえて溜め息をしている
『嘘を流布する者達に罰を与えてくださいね』
メトリシアが笑顔で言う
『ふふふ、どこにいますか?』
リリシャが微笑みながら言う
『久々にお仕置きするよ』
キリシアが笑顔で言う
『外交担当さん、交渉しておいてね』
マルスが笑顔で外交とアーセルを見ている
『クライドルト王国の外交担当様?』
重臣達が外交担当をみている
『その通りですが・・・』
外交が視線に驚いている
『すぐに打ち合わせを!! 1度も来訪が無く、この日が来るのを待っておりました!! 兎に角、リベリアの英雄様だけで来訪は辞めて欲しい!!』
重臣達が外交担当に近付いて取り囲んでいる
『宮廷魔術師副師長アーセル師も来訪しています』
外交担当が慌ててアーセルを紹介する
『なんと!! 是非打ち合わせを!!』
重臣達がアーセルを見る
『リベリアの英雄様を野放しにしたいですか?』
アーセルが微笑みながら言う
『え!! 野放しに・・・監視して下さい!!』
重臣達が慌てて叫ぶ
『打ち合わせは、外交担当としてくださいね』
アーセルが微笑みながら言うと、重臣達が外交担当を取り囲んでいる。マルス達はアーセルを見て笑っている
『ルーセントさん、外交担当と打ち合わせよろしくお願いします』
マルスが笑顔で言うと、クレベクを見ている
『人のやった事を勝手に自分達がやった様に宣伝している人達を罰して置いてね。それともお仕置き?』
キリシアが笑顔でクレベクを見ている
『すぐにーーーーおおおおおおおお許しをーーーー』
国王が震えながら叫び
『じゃあ交易するから、町の外に商人を呼んでください』
マルスが笑顔で言うと、キャス号に戻っていく
『ルーセント師、もしかして怒っているのですか?』
重臣がマルス達が出て行ったのを見送り、ルーセントに聞く
『遊んでいます・・・因みに魔法結社ダークブラドーゼンは、壊滅させて、何ヵ国滅ぼされたか・・・』
ルーセントが呟く
『危ない・・・もし魔法結社を優遇していたら・・・』
『国が滅ぼされるだけです』
ルーセントが苦笑いして言う
『あーーーマルス様の勇姿見れなくて残念です』
セクラが思い浮かべながら言うと、ルーセントが頭を押さえている
『悩みの種が・・・』
ルーセントが呟くと、重臣がセクラを見て苦笑いしている
『やっとクライドルト王国からの使者が来訪してくれて、安堵します』
『使者か・・・リベリアの英雄殿のお目付け役だろうが・・・リベリアの英雄殿の後始末役か? 質問責めよりも、国王陛下に伝言を頼む方が早いだろうが・・・』
『それでも、国王が国王なので・・・話し合いが出来るだけで国が救われます。国内は平和でも、隣国を警戒しないと食い物にされるので・・・』
『警戒する国が減るのは良いですが・・・』
『クライドルト王国と話が全く出来てないので・・・早く従属させて貰いたい』
重臣が苦笑いして言う
『無理だと思いますが・・・面倒な事は受けないと』
『はぁ・・・クライドルト王国も野心が無いのか?』
重臣が溜め息をしている
『野心を持っていたら、リベリアの英雄殿に潰されるだろうから』
『やりそうだな・・・野心が無いから平和か』
重臣が残念そうに言う
キャス号が王都の外れに着陸して待っていると、商人と騎士が集まってくるのを待っている
『交易と伺いましたが、何を買われますか? 前と同じように食料ですか?』
商人が笑顔で聞く
『メリア任せた』
マルスが笑顔で言う
『はい、マルス様、商人さん、こちらの商品ですが、興味有るものは有りますか?』
メリアが笑顔で書類を見せて、商人達が書類を食い入る様に見ている
『良い商品ばかり、是非見せて欲しいと思いますが』
商人がメリアを見ていると、メリアが騎士に伝えて見本を持って来るように伝えると、マルス達がメリアの様子を見てから、マルス達は町の方に歩いていく