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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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魔法のランプ量産と鍋の魔道具

翌日、工房でルメイル以外は魔法のランプ作りをしている。ルメイルは馬の世話を終えてラーザと剣の鍛練をしている。

『リリシャ、魔石と糸の魔力の通りの確認、お願いね』

マルスが言うと

『任せて。昨日から準備はしていたから、直ぐに出来るのは沢山準備してあるよ』

リリシャは微笑んで答えると魔石の箱を渡してくれる。マルスは魔方陣を起動して魔石に魔方陣を書き込んでいく。終わった魔石は箱に並べて入れていく

『この箱終わったから、魔力を流して確認して』

マルスはリリシャに笑顔で言うと

『解りましたー』

リリシャは微笑みながら次々と点灯の確認をしていく。マルスは次の魔石の箱の魔石に魔方陣を書き込んでいく

『やっている様ですね』

フローネはマルスとリリシャを見ながら言うと

『フローネ先生、リシリアさん、おはようございます』

リリシャが笑顔で言うと

『何か手伝う事ありますか?』

リシリアが言うと

『ギレリムが来るまではゆっくりしていてください』

リリシャが微笑みながら言うと

『点灯の確認をしましょう』

フローネが微笑みながら言うと、魔方陣が書き込まれた魔石に魔力を流しながら点灯と消灯の確認をする。リシリアはマルスが魔石に書き込んでいるのを息を殺して見ている。

『師匠、この魔方陣、私にも書き込めるでしょうか?』

リシリアはフローネに聞くと

『無理です。私にも書き込めませんから』

フローネは微笑みながら言う

『師匠にも無理なのですか?』

『試しましたが、書き込み終わる前に魔石が砕けてしまいますからね。だから、魔力制御を毎日やっているんですよ』

フローネが言う

『マルス様だけが出来るのですね』

『他に出来るとすれば、リリシャがもう少しで出来ますよ』

フローネは微笑みながらリリシャを見る

『師匠よりも凄い書き込み技術を持つ人が、2人もいるなんて・・・』

リシリアは言うと

『3人ですよ。エミールも私を越えましたから』

フローネは嬉しそうに言うと

『え?エミールさんも・・・・尚更魔法学院に行く必要無いですよね』

リシリアは驚きながら言う

『全く有りません、お友達と秘書を読みに行っている様なものです』

フローネは笑いだして言う

『勿体無いですよね』

『残っていたら、間違なく無詠唱を使いこなしていたでしょうね。魔道具を作る時には2人のサポートを全部出来ますから非常に重要な人材です。私の親友の孫が素晴らしい魔法使いになったのは嬉しいですよ』

フローネは微笑んでリシリアを見る


ギレリムとカセテイと少女がやってきて

『魔法のランプの外装を持ってきたぞ』

ギレリムが言うとフローネとリリシャとマルスはギレリムの所に向かう

『ギレリム、ありがとう』

リリシャがそう言って外装を見てから、みんなで運び込もうとすると

『その前に紹介しておく、レイナだ』

ギレリムは少女を紹介する

『レイナです。よろしくお願いします』

レイナは頭を下げる。みんなでレイナと挨拶をしているとレティナとイリアがやってきて

『お兄ちゃん』

レティナがマルスに抱きついてくる

『イリアちゃん!』

『レイナちゃん』

イリアとレイナは手をとって笑顔で喜んでいる

『レイナはイリアと仲良しなのですか?』

カセテイが微笑みながら言うと

『はい!イリア達は妹の様に一緒にいましたから』

レイナは笑顔でカセテイに話す

『これからも仲良くしてあげてね』

カセテイが言うとレイナは笑顔で頷く

『ギレリム、カセテイ、おめでたと聞きました。おめでとうございます』

フローネが笑顔で言うと

『ありがとう・・・俺に子供は似合わないよな』

ギレリムは赤くなって荷物を取りに行ってしまう

『フローネ、ありがとう』

カセテイは微笑みながら言うとカセテイとフローネはリビングでゆっくり話すことにして家に入っていく

『レティナも一緒に行ってくると良いかな?レイナさんレティナと仲良くして貰っても良いかな?』

『はい!』

レイナはそう言うとイリアとレティナと一緒にフローネ達の後を着いていく

『これも出来たぞ』

ギレリムは笑顔で鍋を持ってくる

『あ!もう出来たんだね』

マルスは受け取り、アニーと確認する

『深さと大きさも良いですね』

アニーはそう言って笑顔になる

『リリシャ、早速準備して付与魔法してみようか?』

マルスが言うと

『楽しみですよね』

リリシャは笑顔で受け取り、2階に持っていく

『出来が楽しみだ』

ギレリムはニヤニヤしながら工房1階で魔法のランプ組み立てを見ている


マルスは鍋の魔力の通りを確認して準備をしていく

『マルス、書き込みの試し書きを先にやってね。準備は私がやるから』

リリシャは微笑みながら言う

『解った。任せたよ』

マルスは笑顔で言ってから、魔方陣を発動してから魔石に魔方陣を書き込む。段階魔力制御構造強化型と火制御発熱加熱型の書き込み確認する

『大丈夫だね』

マルスは呟き、アニーに用意して貰った桶にいれて、お湯が出来るのを確認する

『加熱は凄い熱量です』

アニーは笑顔で言うと発熱に変更して

『これは良いですね』

アニーは笑顔になる

『これだけでもお湯が出来るね。ギレリムに外装を作って貰おう』

マルスは笑顔で言うと

『色々作れそうだよね』

リリシャが笑顔で言う

『準備出来たよ。ゴーレムの鉱石で作ってくれたから早く準備出来るね』

リリシャは笑顔で言う。マルスも確認してから魔方陣を発動して魔石に魔方陣を書き込む

『リリシャ、確認して』

マルスはそう言ってリリシャに確認して貰う

『完璧だね』

リリシャは魔力を通して確認すると、全体に魔力が流れ完成する

『魔力を補充して使ってみよう』

マルスが言うと

『早速スープを作りますね』

アニーは嬉しそうに言ってから持っていく

『出来たのか?』

ギレリムがニヤニヤしながら言う

『これからスープを作りますので待っていてね』

マルスが言うと

『楽しみだな』

ギレリムは笑いながら言う


マルスとリリシャはアニーと一緒に鍋の問題が無いか確認しながらスープが出来るのを見ている

『出来上がりました』

アニーはそう言ってスープを味見する

『じゃあカセテイとフローネ先生に来て貰おうか?』

マルスが言うと

『呼んでくるね』

リリシャはフローネを呼んでくる

『またとんでもないものを作った様ですね』

フローネは驚きながら言うと

『味見して良いかしら』

カセテイは笑顔で言うとスープを味見する

『美味しいですね。薪を使わないでスープができるなんて本当にうれしいですね』

カセテイが笑顔で言うと

『こんな物量産したら、間違いなく数千個作る事になりますね』

フローネは苦笑いして言う

『20階層に毎日潜ってゴーレムの鉱石を沢山持って帰らないといけないね。あとギレリムも大変だね』

マルスが言うと

『とんでもない物ですね。高価すぎて買える人がいないですね』

フローネが苦笑いして言うと

『貸し出す』

マルスが言う

『ミドル1人で大変ですね』

フローネは笑いだす


そしてみんなで食事をしてから、ギレリムとカセテイは帰る事にする。その後、ランプ用の魔石の付与魔法を行い、魔法のランプを順に完成させていく。

『師匠・・・・この数を付与魔法するのも可能なのですね』

リシリアは苦笑いしながら言う

『マルスだからです』

フローネも苦笑いしている

『鍋も凄いですよね』

『あれは画期的です。間違いなく献上して報告が必要です』

フローネが苦笑いしてマルスを見ると

『面倒だからバイルに任せる』

マルスが言うと

『そうなりますね。バイルに言わないといけないですね』

フローネが苦笑いする

『そうするとギレリムに4個作って貰わないと』

マルスが言うと

『4個?』

『カセテイさんの分とフローネ先生の分とライラさんに試して貰う分ですね』

マルスが言うと

『私の分ですか?』

フローネは驚き、リシリアを見る

『大変ですね』

リシリアも苦笑いする

『何故ライラに?』

フローネは疑問を言う

『いろんな美味しいスープを作って貰って、作り方を教えて貰う為です。出来たら交渉します』

マルスが言うと

『料理人にいろいろ使って貰うのは良いことですね。改良点も見つかります』

フローネが笑顔で言う

『師匠・・・・商売上手すぎて言うことが思い付きません』

リシリアは呟く

『マルスだからです・・・・ギレリムの名前も売れますね』

フローネが言う

『早く弟子を取らないとギレリム、寝れなくなりますね』

マルスが笑いながら言う

『あのギレリムが弟子を取ると言うなんて、あり得ない事ですからね。レイナさんを紹介した時のデレデレ顔は忘れられないです』

フローネは笑いながら言う

『いつも不機嫌そうな顔をしていたのに、今じゃ笑顔ばかりでした』

リシリアが言う

『本当に、あのギレリムがあなた達が言う通りに物作りするなんてね。数年前ではあり得ません』

フローネは微笑んでいる

『ギレリムは良い職人ですよね』

マルスが言う


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