世界旅行とリオンド・ベラクード冒険者ギルドへ
マルス達は町中を歩きながら、冒険者ギルドに向かうと、冒険者ギルドの方で喧嘩していると聞き冒険者ギルドに歩いていく
『まさか、レティナ達が・・・』
マルスが呟く
『ふふふ、レティナちゃんに喧嘩売るなんて許しませんわ』
リリシャがマルスの腕を抱き締めながら言う
『レティナちゃんが怪我したら、許さないです』
エミールが微笑んでいる
『レティナちゃんに喧嘩売るなんて許しません』
ミリアが笑みを浮かべている
『レティナちゃん、御姉様と呼んでくれたら、いつでも助けますよ』
メトリシアが笑顔で呟く
『メトリシア様、いくら呼んで欲しいからって、はしたない行動は止めて下さいね』
ケニスが微笑んでいる
『ケニス、ここは協力しなさい』
『はぁ・・・手が掛かるのですから』
ケニスが呟くと、ヒストリアと護衛の騎士達が苦笑いしている
レティナ達は冒険者ギルドに入ると、掲示板を見ている
『小娘達の遊ぶ所じゃないぞ!』
男がレティナ達を見て怒鳴る
『イリアちゃん、肉の依頼がないね』
『レティナちゃん、残念です』
『レティナちゃん、護衛の依頼が多いです』
レティナとイリアとシーリスが、男を無視して話している
『こらーーー小娘共無視しているんじゃないぞ!! 冒険者でも無い小娘が依頼を受けれないだろう!!』
男が怒鳴る
『ナディア先生、弱い人が煩いです。黙らせて良いですか?』
レティナが笑顔でナディアを見ている
『レティナちゃん、無視しましょうね。弱い人程態度がデカイのですから』
『はーい、ナディア先生、弱い人は無視します』
レティナが笑顔で言う
『小娘ーーー 』
男が怒鳴り、レティナ目掛けて殴り掛かり、ラーザが片手で拳を受け止めている
『喧嘩したいのですか? 弱いのに』
ラーザが呟く
『あーーー 殴られそうになった! イリアちゃんお仕置きする?』
レティナが笑顔で言う
『ラーザに任せます。カッコいい所見せて貰います』
イリアが笑顔で言うと、シーリスが笑っている
『ここここっ小僧!!』
男がラーザを睨んでいる
(動かない! ただ者ではない無い!!)
『ここで喧嘩は、周囲に迷惑なのでお引き取りを』
ラーザが笑顔で言う
『野郎共やってしまえ! 教育だ!!』
男が怒鳴り、周囲の冒険者達が笑みを浮かべて周囲を取り囲み始める
『ここは迷惑なので、外に出ましょうね』
ナディアが微笑みながら言うと、冒険者が殴り掛かり、ラーザが男の拳を握りしめたまま、男を振り回して、冒険者にぶつける
『外に出ましょう』
ラーザが笑顔で言うと、骨が砕ける音がする
『ギャーーーーーーーーーー!!』
男が悲鳴をあげて、膝から崩れ落ちる
『ごめんなさい、少し強く握りしめてしまいました』
ラーザが笑顔で男を睨んでいる
『誰かたずけろ!!』
男が涙目で叫ぶと、冒険者達がラーザ目掛けて殴り掛かり、ラーザは、男を投げつけて、冒険者達にぶつける
ラーザ達が冒険者ギルドを出ると、冒険者達が取り囲む
『ラーザ、頑張ってね』
イリアが笑顔で言うと、冒険者達が殴り掛かり、ラーザがかわしながら、次々と冒険者達を殴り弾き飛ばしていく
『強い!! 女を狙え!!』
男が怒鳴り、冒険者達がレティナ達に突進する。シーリスが投げ飛ばして腕をへし折ると、次の冒険者を投げ飛ばして腕をへし折っている。
『ポイズンフィールド』
レティナとイリアが魔法を使うと、冒険者達がのたうち回っている
『あーーーレティナお姉ちゃん達です』
マルス達が歩いてくると、エレーヌと手を繋いだルシアナが大声で言う
『ふふふ、愚か者がいますね』
リリシャが睨みながら言うと、みんな笑みを浮かべている
『あのガキをとらえろ』
男がルシアナを見て怒鳴り、2人の冒険者がルシアナ目掛けて突進する。キリシアが冒険者達を殴り飛ばす
『喧嘩買っちゃった』
キリシアが嬉しそうに言う
『キリシア師匠、遊び過ぎないように』
ルメイルが苦笑いして呟く
『掛かってこい!! お仕置きだ!!』
キリシアが大声で怒鳴り、冒険者達の方に歩いていき、近付く冒険者の腕を掴むと振り回して、冒険者達を弾き飛ばしていく
『あーーキリシアお姉ちゃんが暴れます』
レティナが嬉しそうに言うと、冒険者達が後退りしている
『嘘だろ・・・何でここに・・・勝てる訳無い!! どうかお許しください!!』
冒険者達がキリシアを見て震えながら、地面に頭を付けている
『こらーーーー、掛かってこい!! 買った喧嘩だ』
キリシアが大声で怒鳴る
『おおおとおおおおおっお許しをーーーー』
冒険者達が震えながら叫んでいる
冒険者ギルドからギルドマスターが出てきて、キリシアとマルス達を見て頭を抱えている
(リベリアの英雄の連れに喧嘩を売るなんて、何を考えている!! 終わりだ!! 何故相手の実力も確認もせずに喧嘩を!!・・・喧嘩売ったらダメだろう・・・はぁーーーー・・・)
『お兄ちゃん襲われたよ』
レティナが笑顔でマルス達の方に歩いてくる
『レティナ、喧嘩売られないようにね』
マルスが笑顔で言う
『ふふふ、お仕置きしておきますね。どこか人が居ない所に運びましょう』
リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑っている
『今回は喧嘩なので、連行は・・・』
騎士達がやってきて苦笑いしている
『武器抜いてなかったのか・・・襲われたから、事情だけ問い質しておいて下さいね・・・襲ったから罪状は付きますよね? 後は人気の無いところで根性を叩き直します』
マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている
『畏まりました』
騎士が苦笑いして言うと、冒険者達を拘束している
(冒険者達も絶対に喧嘩を売ってはいけない人達に売るなんて・・・こんな数で勝てる訳無いだろうに・・・あの時万の軍勢を2人で倒しているのだから・・・冒険者達もボコボコにされたの覚えているだろうに)
『念の為にギルドカードを確認したい』
冒険者ギルドマスターがレティナ達を見て聞くと、レティナ達がそれぞれギルドカードを出している
『は? シシシシシシルバークラス!! それも名誉魔法使い!! 討伐の証しも・・・普通の冒険者が勝てる訳無いだろう・・・』
ギルドマスターが呆然と言うと、周囲の冒険者達が震えている
『秘密にしてくださいね』
マルスが笑顔で言うと、兵士達が苦笑いしている
『この証し・・・秘密にしますが・・・次からは、先に職員に見せてから、冒険者ギルドに入って欲しい・・・愚か者が近付かない様にします』
ギルドマスターが頭を下げながら言うと、ギルドカードをレティナ達に返している
(ヴァンパイア討伐に階層主討伐に、名誉魔法使いなんて、リベリアの英雄達の1人だろう! なるべく護衛を付けて歩いて欲しい・・・この国の冒険者で勝てる訳無いだろう!!)




