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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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リシリアとエビリアとクレスタの迷宮訓練

翌日、キリシアとマルスとルメイルとリシリアとエビリアとクレスタで迷宮に向かう

『何層にする?』

『7層で少し様子を見た方が良いと思う』

マルスが言うと

『わかった、何匹ぐらいになるかな?』

『少ないと思うよ』

マルスが言うとキリシアは最短距離で7層に向かい、ショウブグに遭遇する

『エビリア、クレスタ、リシリアさんで魔法で倒せるかやってみて』

マルスが言うと

『・・・・・ファイヤーアロー!!!』

3人の魔法が当たるが全く効かない

『嘘・・・・』

『・・・・・ファイヤーアロー!!!』

3人は連続して魔法を放つが効かない

『ファイヤーアロー!』

マルスが魔法を放ち一撃でショウブグは黒い煙りになって消える

『私の魔法が全く効かないなんて・・・・』

リシリアは悔しそうに言うと

『私達の魔法も全く効かないなんて・・・・』

『今の実力は解ったかな?』

マルスが言うと

『はい、解りました』

リシリアが言うとエビリアとクレスタも頷く

『魔力制御をしながら進むからね』

マルスが言うと3人とも魔力制御を確認して進む。そして7層でショウブグを倒しながら進み、魔力制御を確認していくと、クレスタの魔力制御が乱れだす

『キリシア帰ろうか?』

マルスが言うと

『解った』

キリシアは迷宮出口に向かって歩きだす

『どうして帰るのですか?』

リシリアが言うと

『無理する必要は無いからね』

マルスが答えると

『無理する必要?』

『魔力制御が乱れ出したら帰った方が良いから』

『え?』

『体痛くなりたくないでしょ?』

マルスが言うと

『うっ、嫌です・・・』

リシリアは苦笑いし、エビリアとクレスタは顔を見合わせて苦笑いする

『納得出来たかな?』

マルスが言うとリシリアとエビリアとクレスタは頷く、そうして迷宮を出て帰ることにする

『マルス殿』

ミドルが声をかけてくる

『ミドルさんどうかしましたか?』

『魔力の補充をお願いしようと行こうとしていたところです』

ミドルが言うと

『じゃあ、魔力の補充をして帰りますね』

マルスはキリシアを見てから言うと商会に入る

『エビリアとクレスタも小遣い稼ぐと良いと思うよ』

マルスが言うとエビリアとクレスタもランプに魔力を補充し始める

『小遣いと言うと?』

エビリアが言うと

『そういえばあなた達はやったこと無かったですね』

リシリアが言うと説明をし始める

『こんな事で稼げるのですね』

クレスタが笑顔で言うと

『あ!だからリベリアに来れば生きていけると言われたのですね』

エビリアが気が付いて言う

『満タンにすれば3日は持ちますので、借りている人は消えると持ってきてくれます。私1人では無理な時は師匠とリシリアさんに任せています』

ミドルはそう言うと

『私は良い小遣いになっています、無理に迷宮に入らなくても良いので修行に身が入りますのでミドルさんに感謝しています』

リシリアが言うと

『全てはマルス殿の考えですので、まだ自分で稼げない魔法使いにとっては本当にうれしい仕事です』

ミドルが言うと

『確かに・・・・これが有ったら宿屋に泊まるぐらい稼げますよね』

リシリアが言うと

『出来れば魔法学院卒業した人が来てくれると良いよね』

マルスが言うと

『卒業して行く当てがない人に情報があればみんな来てくれると思います』

クレスタが言うとエビリアも頷く

『その為には、沢山魔道具を作らないとね』

マルスが言うと

『早く作ってくれるとありがたいです』

ミドルが言う

『そんなにもう依頼が入っているの?』

『実は既に100を越えてしまいました』

ミドルが言うと

『ギレリムに出来ている分、納品してもらう?』

キリシアが言うと

『そうだね。魔石は昨日までに集まったから、明日集中して付与魔法すれば良いしね』

マルスが言うと

『ギレリム殿に伝えておきます』

ミドルが笑顔で言う

『よろしく』

キリシアは笑顔で言う。みんなで魔力補充終わらせてから帰ることにする


家に着いて門をラーザが開けてくれる

『キリシア様、お帰りなさい』

『ラーザ、ただいま』

工房に向かい中を見ると、みんなでランプの魔石を作っている

『ただいま』

『あ!お帰りなさいキリシア、マルス』

リリシャが笑顔で言うと

『リシリア、お帰りなさい』

『師匠、ただいま』

リシリアが言う

『迷宮はどうでしたか?』

『全く私は通用しませんでした・・・マルス様は凄いと思いました。ミリアさんが危なげなく能力が上がっているのは、常にマルスさんが監視して無理を一切させないようにしているからと実感しています』

リシリアが言うと

『そうですね・・・エミールの時に大変な事になりましたから、それ以降は無理をさせない様にしていたのは知っていました』

フローネが微笑みながら言うと

『私も無理をした経験から、問答無用で止めて帰る勇気があるマルス様は凄いです』

リシリアが微笑んで言う

『リリシャ、明日、ギレリムがランプの外装を持ってくると思うから、明日はランプ作りに専念しようね』

マルスが言うと

『解ったけど、ギレリムの所に寄ったの?』

『ミドルさんに会ってランプの魔力補充してきた時にミドルさんがギレリムの所にお願いに行くと言っていたよ』

マルスが答えると

『ミドル何か言っていましたか?』

フローネが微笑みながら言う

『100個以上依頼があって、早く作って欲しいと言っていました』

マルスが笑顔で答えると

『そうですか・・・魔力補充する人が足りなくなりますね』

フローネが言うと

『ミドルさんもそれは心配し始めていました、エビリアとクレスタが今日はやってくれたから喜んでいました』

マルスが言うとエビリアとクレスタは微笑んでいる

『今度ミドルと相談した方が良さそうですね』

フローネが微笑みながら言う

『ギレリムも弟子を探し始めたみたいだし』

マルスが言うと

『え?あのギレリムが弟子を!』

フローネが驚いて声を上げる

『あとカセテイさんに子供が出来たから、店番の子女を孤児院に一緒に見に行きました』

マルスが言うと

『本当ですか?あのギレリムに子供が・・・』

フローネは微笑みながら頷いている


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