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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行とリオンド・ベラクード

翌朝、キャス号が出発準備を始めていると、アニーとレセナ達が町から帰ってくる

『すぐに乗せます』

アニーが笑顔で言うと、馬車から荷物を浮かせて持ってくる

『朝市?』

マルスが笑顔で聞くと、メリアが馬車の台数を見てから、みんなを呼びに向かう

『はい、調味料と良さそうな食料を買い取ってきました』

アニーが笑顔でキャス号に入っていくと、レセナが嬉しそうにしている

『マルス様、アニー様が持って帰る分も用意してくれました。ガベラス王国騎士がすぐに運んできます』

『レセナ様も楽しんだなら良かったです。あの箱は?』

『ワインと蒸留酒など酒類です。料理に使う物になります。後程、少し飲みますか?』

『少しなら』

マルスが笑顔で言うと、エミール達が出てきて、次々と浮かせて、キャス号に乗せていく。ガベラス王国騎士達は、エミール達を見て呆然としている

(荷物が浮いている・・・怖いけど、凄い・・・)

『今晩の食事は楽しみにしておいて下さいね』

レセナが嬉しそうにマルスを見ている

『レセナ、本当に楽しそうですね・・・』

メリアがレセナを見て呟き、ため息をしている

『メリア、どうしたのですか?』

レセナがメリアを見て心配そうにする

『2度とこの国に寄りたくないです。本当に情けない国王と重臣達・・・最後には決定した事を手紙で出したら、御父様が何でも指示に従うと言う始末・・・この国の民が心配です』

メリアが呆れながら説明する

『メリアも帰らないのですから、楽しい世界旅行しましょう・・・次はサトメルちゃんと遊びましょう』

レセナが笑顔で言う


ガベラス王国から東に向かって飛んでいき、リオンド・ベラクード王国王都が見えてくると、降下して、ヒストリアが大声で城門の門番に用件を伝えて、王城の裏に着陸すると、イーケルとサトメルとアーゼラストリアが笑顔で出迎えにくる

『英雄様、御来訪歓迎します』

イーケルが笑顔でみんなを見ている

『イーケル様、こちらが御父様とヘルゼレス王国からの親書です』

メトリシアが笑顔で言うと、ヒストリアが差し出している


『次は教会ですね・・・アーゼラストリアどう思う?』

イーケルがアーゼラストリアを見て言うと、新書を読んで貰う

『これは・・・実はこの国でも、解放したのは、アーメリア様の加護だと、教会が宣伝をしています・・・2国からの親書の内容を問い質して、弁明を聞く事が良いと思います・・・王都内の住民ならリベリアの英雄様に喧嘩を売ったのは許さないと思いますから』

アーゼラストリアが考えながら言う

『すぐに対策をして下さい』

イーケルが笑顔で言い、サトメルが微笑みながらイーケルを見ている


『サトメル様、お元気そうで良かったです』

マルスが笑顔でサトメルを見る

『はい、マルス様、イーケル様の側に居れて本当に幸せです』

サトメルが笑顔でマルス達を見ている

『メトリシア様、部屋でゆっくり話しましょう』

イーケルが周囲を見てから言うと、アーゼラストリアが騎士に指示をしている


部屋に入ると、イーケルとサトメルがソファーに座りリリシャ達もそれぞれ座る

『メトリシア様、サトメルを鍛えて貰い感謝しています』

イーケルが笑顔で言う

『鍛えてませんけど・・・マルス師匠!! 鍛えたのですか!!』

メトリシアが大声で叫ぶと、サトメルが驚いている

『え! 鍛えてないよ』

『マルス師匠が鍛えてないなら、誰が鍛えたのですか!!』

メトリシアが大声でマルスを睨んでいると、みんな笑い始める

『サトメル様は屋敷に住んでいただけだから、ミーレスと遊んで居たよ』

『マルス師匠が鍛える様に仕向けたのですか!!誰に鍛えさせたのですか!!』

『メトリシア、時々遊んで居たよね?』

『知りません!!』

『メトリシア様、クエリスさんが侍女の嗜みで体力作りしていました』

レセナが笑顔でサトメルを見ている

『え! クエリスさんが・・・あ! 体力作りミーレスちゃんとしていました』

メトリシアが思い出したように言う

『はい、クエリスさんは優しく護身術を教えてくれました。本当に感謝しています。』

サトメルが笑顔で言う

『サトメルが暗殺者を軽く取り押さえるなんて思ってませんでした。それも2人相手に投げ飛ばして、腕をへし折るなんて思いませんでした・・・』

イーケルが出来事を説明している


『何処の暗殺者?』

キリシアが考えている

『黒幕は豪商でした。既に処分しています』

『マルス、護衛は?』

キリシアがマルスを見ている

『え! 育ててないよ』

『マルスが育てないなんて・・・サトメル様の事を考えてないなんて』

キリシアが驚いている

『マルス、サトメル様をどのように守るのですか?』

リリシャが微笑みながらマルスを見ている

『リリシャ様、キリシア様、イーケル様に守って貰います』

サトメルが笑顔で言うと、みんなサトメルを見ている

『サトメル、必ず守るからね』

イーケルが笑顔で言う

『サトメル様も幸せそうですね』

レセナがサトメルとイーケルを見て言う

『はい、レセナ様・・・レセナ様の来訪も凄いです』

サトメルがレセナを見て思い出したように言う

『世界旅行のついでに、御父様に会いに向かいます』

レセナが笑顔で言う

『あーーーレセナ様が認めました!! 世界旅行が目的になってます』

メトリシアが大声で言うと、みんな笑っている

『沢山美味しい料理をアニー様と一緒に食べます』

『レセナ様も自由です』

サトメルが嬉しそうに言うと、イーケルが少し羨ましそうにレセナを見ている

(レセナ王女様は、人質だったはず・・・リベリアの英雄様と仲が良いのは良いけど、命狙われないのは羨ましい・・・英雄様と一緒に居るから、万の軍勢が必要だけど)

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