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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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世界旅行とガベラス王国へ

キャス号に荷物を乗せていると、ヘルトとアーセルと宮廷魔術師2人がやってくる

『マルス様、今回は2人連れていきます。前回1人で記録が大変でしたので』

アーセルが笑顔で言うと、ヘルトが笑っている

『メトリシアとミリアに迷惑を掛けないでね』

『その時は、放り出します』

アーセルが笑顔で言うと、宮廷魔術師達が頭を下げていると、メトリシア達がやってくる

『ヘルト御兄様、何か用ですか?』

『親書沢山書かせて言う事か? 全部は行かないよな?』

ヘルトが苦笑いしている

『え! ・・・北の国々が無いです。 オルフェスタ・ガゼルトと魔工王国も無いですけど・・・』

メトリシアが確認しながら呟く

『やっぱり行くのか・・・言うと思って用意はしてあるが・・・』

『最初から全部出して下さい!! ドワーグニも無いです』

『面倒だな・・・全部持っていけ』

ヘルトが諦めた様に言うと、箱を宮廷魔術師達が開けて、メトリシアが確認している

『持ってきているなら、全部先に出して下さい・・・親書無くても行きますけど』

『メトリシア、許可は出せないぞ・・・って言っても、行くだろうが・・・』

『マルス師匠が行くなら何処までも付いて行きます』

『頼むから、何が有っても、押し付けて帰ってきてくれ』

『ヘルト御兄様に押し付ける様にします』

メトリシアが笑顔で言うと、騎士達と外交担当とレセナ達がやってくる


『メトリシア様、マルス様お待たせしました』

レセナが笑顔でヘルトを見ている

『レセナ様、リベリアの英雄殿のお目付け役お任せします』

ヘルトが笑顔で言うと、アーセルが笑っている

『ヘルト御兄様、レセナ様に頼むなんて、リリシャ師匠が許さないです』

『仕方無いだろ! アーセル殿では監視役になるが、お目付け役は出来ないのだから! レセナ様しかリベリアの英雄殿に意見を言えない』

『ヘルト御兄様、人に押し付けるなんて、絶対にマルス師匠がお返しをします』

『北の国々から親書を預かってくるかな? オテリオス王国からも何か書いて貰おうかな?』

マルスが笑みを浮かべている

『マルス師匠がやる気です』

『マルス様、楽しみです。勿論美味しい料理を沢山食べましょう』

レセナが笑顔で言う

『あ! レセナ様が本心を!!』

メトリシアが笑顔で叫ぶ

『護衛はしっかりしますね』

アーセルが微笑みながら言うと、ヘルトが苦笑いしている

(お目付け役にならないのでは・・・レセナ様も旅行気分なのか? アーセル師も・・・頼むから面倒事は、押し付けて帰ってきて欲しい)


『メトリシア様、今回も同行させて貰います。本当は凄く楽しみです』

外交担当が笑顔で言う

『前にウルシナ公国に同行した人ですか?』

『国王陛下より、顔見知りしか頼めないと言われています。 数ヵ国回れるなんて、これ以上ないぐらいのチャンスです』

外交担当が笑顔でメトリシアに話していると、レセナとアーセルも聞きながら微笑んでいる

『面倒事は任せます。ついでに副団長を脅しておいて下さい』

メトリシアが笑顔で言うと、ヘルトとアーセルが笑っている

『副団長を? 副団長は何処に居るのですか? 見ていませんが・・・』

『ヘルト御兄様、教えてないのですか?』

『まだ併合してないからな・・・公表はしてない・・・国家機密だ』

ヘルトが慌てて叫び、外交担当を見ている

『畏まりました・・・秘密が有るのですね・・・アーセル師と共に見極めています。』

外交担当が笑顔で頭を下げる


『マルス殿、例の魔法使いのランクの件だか、本当にランク別けしたら、元宮廷魔術師のランクが・・・Eランク止まりだった・・・因みに今年内に王都の魔法使い全員のランク制を公布する』

ヘルトが笑顔で説明をすると、アーセルも笑いながら進み具合を説明する

『自分達も受けた方が良いのかな?』

マルスが笑顔で言う

『無条件で、Sランクです。王族と宮廷魔術師と魔法学院講師及び卒業生全員が満場一致です。もしAランクにするなら、自分達はAクラスにならないと全員が言ってます』

『有名になりたくないのだけど』

『マルス様、偉大なる先生なので、全員が尊敬しています。 名前よりも存在を尊敬していますので、有名にはなりません』

『仕方無いけど、有名になるなら、旅を続けようかな?』

マルスが笑顔で呟く

『何処までも付いて行きますね』

レセナが笑顔で言うと、アーセルも頷いている

『世界旅行とリベリアでゆっくりしましょう』

メトリシアが笑顔で言うと、ヘルトが頭を押さえている


キャス号が上昇していき、南に飛んでいく。ガベラス王国王都が見えてくると、降下して城門の門番に伝えて、王城の裏に着陸する

『英雄様、御用でしょうか』

騎士が緊張して姿勢を正している

『親書を届けに来ました。国王陛下は?』

メトリシアが笑顔で言う

『早く案内してくださいね』

メリアが笑顔で騎士を見ている

『メリア様!! すぐに案内します』

騎士が姿勢を正して叫び、慌てて案内してくれる


『メリア、リベリアの英雄様、御用件は?』

ベラゼルドルが不安そうに、マルス達を見てから聞く

『親書を届けに来ただけです』

メトリシアが笑顔で言うと、アーセルと外交担当が親書を差し出して、重臣が親書を受け取り、ベラゼルドルが読んで苦笑いしている

『教会には遺憾を伝える・・・状況次第では、布教の中止の命令もしよう・・・外交担当殿、後で相談が・・・英雄様達の為に料理を用意する』

ベラゼルドルが外交担当を見て言うと、マルス達は侍女の案内で部屋を出ていく


『メリア・・・頼むから英雄殿を連れてこないで欲しい』

ベラゼルドルが苦笑いしながら言うと、外交担当が驚いている

『何故ですか? 大穴を空けて欲しいからですか?』

メリアが笑顔で言うと、エリスナが苦笑いしている

『英雄殿が来るぐらいなら、メリアとヒリアで判断して、手紙を送ってくれたら、指示通りにするから・・・本当に怖いから来訪は辞めて欲しい!!』

『情けない・・・住民から見放される国王なのですね』

『メリア、それは言い過ぎだろう・・・英雄殿が怒ると大変なのだから・・・』

ベラゼルドルが苦笑いしているも、メリアが呆れたように見ている

『メリアさん、早く行きますよ』

リリシャが微笑みながらメリアを迎えに来ると、重臣と外交担当がリリシャを見ている

『リベリアの英雄様、少し話をしたいから、先に部屋で待っていて欲しい』

『リリシャ様、面倒なのですが・・・』

『メリアさんを困らせる悪い人は、お仕置きしますね。誰から受けますか?』

リリシャが微笑みながら睨む

『ぎゃーーーーー! 許してくれーーー』

ベラゼルドルが玉座からずり落ちて叫び、重臣と外交担当が頭を押さえながら苦笑いしている

(一睨みで国王陛下を黙らせるなんて・・・絶対に怒らせたらいけない人・・・もう怖いから来訪は遠慮して欲しい・・・メリア様に女王に即位して貰えたら、国は復興しそうだが・・・本当にこの国は大丈夫なのか?)

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