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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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オルクスとローブ

数日間海で遊んでから、アーメルドに向かって出発して、アーメルドの町が見えてくると、造船所に入っていく

『マルス様、お帰りなさい』

ブロスカ達が上陸したマルス達を見て言う

『変わったことはなかった?』

マルスが笑顔で聞く

『賊も現れない平和な時でした』

ブロスカが笑顔で言うと、馬車が到着する

『マルス様、お帰りなさい。迷宮楽しかったですか?』

ルキアとアルクオドールとリーネが下りてきて、ルキアが笑顔で聞く

『楽しかったよ。これで素材が揃ったから、改造が出来るよ』

『マルス様、他に何も起きなかったのですか?』

ルキアが全員を見てから聞く

『何も』

『え! 本当に?』

『行ったら何か起きるような事を言うの?』

『え! マルス様が他国を訪れて何も起きないなんて・・・珍しいです』

ルキアが驚いて叫ぶと、みんな笑っている

『たまたま起きている場所に行くだけだよ! 旅に出て何も無い方が良いよね』

『そうですが・・・マルス様ならきっと何か起きると思ってました』

『マルス師匠、教会から喧嘩売られましたよ』

メトリシアが笑顔で言う

『あれはメトリシアが売られただけだよね』

『え! 買いましたけど』

メトリシアが苦笑いして呟くと、ルキア達がメトリシアを見ている

(やっぱり何か起きたのですね! 次は教会相手に喧嘩を? ・・・そう言えばリベリアの英雄の武勇伝を教会の神官がアーメリア様の加護のお陰だと言ってました)

『ちょっと各国に親書を持って行かないとね』

マルスが笑顔で言う

『旅がしたいだけだよね? マルス』

キリシアが笑いながら言うと、みんな笑っている

『みんなもそうだよね? たまには平和な旅もしたいよね?』

『マルスと一緒なら、きっと何か起きますね』

リリシャが笑いながら言う

『神聖王国を潰さないようにしよう』

キリシアが笑いながら言う

『知らない料理のレシピを集めますね』

アニーが嬉しそうに言う

『え! アニーが初めて積極的な事を言った』

ミリアが驚きながらアニーを見ている

『今回は目的が旅だから、食料を各地で買いながら行こう・・・美味しい料理が楽しみ』

キリシアが嬉しそうに笑顔で言うと、ルキア達が笑っている

(平和な旅なんて出来るのですか?)

『王都に寄ったら、迷宮に資金を稼ぎに行くよ!!』

キリシアが大声で言う

『必要あるのですか? 今回の交易品の交換でどのぐらいの利益が出るか・・・アルクオドール様、こちらが今回のリストです。いつも通りお願いします』

メリアがリストを手渡すと、アルクオドールが見ている

『こんなに手に入れたのですか? 少し旅に持っていきますか?』

アルクオドールがリストを見て言う

『そうですね。内陸なら海産物は高く引き取ってくれます。 各国の町で交易をしながら旅も楽しそうですね』

メリアが笑顔でマルスの顔を見ている

『商会担当者達も連れていった方が良いのかな?』

マルスが考え込んでいる

『マルスが商人になりました』

リリシャが笑顔で言うと、みんな顔を見合わせて笑っている

『最速で交易をする商人の誕生ですね』

アルクオドールが笑いながら言う

(助かった・・・この頃交易品が増えすぎて、商人も値崩れを恐れているから・・・遠くに持って言って欲しい・・・利益も莫大で預り金も物凄いのに・・・魔導船船団の利益で小国に匹敵する程の資金が有るなんて言えないけど・・・いつか受け取ってくれるのだろうか?)

『アル、何か安心してますか?』

ルキアがアルクオドールの顔を不思議そうに見ている

『何も・・・それよりもオルクスさんが用が有ると言ってましたよ』

アルクオドールが慌てて話題を変える

『オルクスが・・・フロートの魔導具かな?』

マルスが呟く

『マルス、忘れたのですか? ローブ注文してましたよね?』

リリシャが微笑みながら聞く

『あ! 勢いで頼んだね。もう出来ているのかな? みんなに配布しないと』

マルスが笑顔で言う

『え! 配布? 誰の分ですか?』

ルキアが驚いて叫ぶ

『商会の担当者と迷宮鍛練する子供達の分だよ』

マルスが笑顔で言う

『弟子でないのですから、手加減を忘れないように』

フローネが苦笑いしながら言う


ブロスカ達が交易品を下ろしていると、馬車が到着して、オルクスが下りてくる

『マルス様、今回は数が数なので、配達に来ました』

オルクスがマルスを見付けて言う

『早速準備するね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャ達も集まってて来る

『運び込んで準備するよ』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠、書き込む内容も準備出来ています』

エミールが笑顔で言うと、リリシャも嬉しそうに馬車に向かい、箱を浮かせて建物に入っていく

『マルス師匠、デザインも良いです』

メリアが笑顔でローブを見ている

『あ! オルクス、メリアのジャケットや外套も頼んで良いかな? 魔法使いでないから用意してなかった!!』

マルスがメリアを見て言う

『メリア様の? 了解しました。生地が余っていますので、すぐに作ります』

オルクスがメリアの方に向かい、メリアと話し込んでいると、メリアが嬉しそうにしている

『この子は、次の注文をするなんて・・・メリアの防具は必要ですが・・・』

フローネがマルスを見て呟く

『師匠、早く行かないと、取り分が無くなります』

リシリアがリリシャ達の背中を見ている

『リシリア行ってきなさい。ルシアナちゃんと見ていますよ』

フローネが微笑みながら言うと、リシリアがリリシャ達を追いかけていく

『リシリアお姉ちゃん嬉しそう』

ルシアナがリシリアの後ろ姿を見て言う

『そうですね。物作りが好きですからね。着る人の事を少しは考えて欲しいですが・・・』

フローネが少し心配そうに言う


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