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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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迷宮探索とエリカ

56層の大部屋まで焼き尽くして進み、57層に向かって歩いている

『リリシャも容赦ない』

『キリシアもでしょ』

『氷漬けにしてから焼き払うなんてズルい』

『動きが素早いから仕方ないですよ。マルスが動きを止めた方が良いと言うからですよ』

『マルス、少しぐらい手加減するように言いなさい』

『魔法使いの番だったから良いよね? 100匹相手に突撃する?』

『面倒!! リリシャのは、ただの虐殺だよ』

『強いモンスターを殲滅して悪いのですか? 接近されたら大変ですよ』

『マルスもリリシャも効率ばかり追及しないでよ』

『早く終わりますよ? 次のバッファローは、早いもの勝ちにしますか?』

『え! 奇数階は貰う!!』

キリシアとリリシャとマルスが笑いながら歩いて階段を進んでいく


グレイドバッファローに遭遇すると、キリシアが闘気をまとい、グレイドバッファローが突進してきて、槍を振り抜きバッファローの前足を斬り飛す。グレイドバッファローは、勢いのままキリシアの横を通り抜けて、マルス達の方に転がりながら近付く

『ハイバリア』

マルスが結界を張り、グレイドバッファローがバリアに当たって止まる

『あーーー このーーー』

キリシアが振り返り、グレイドバッファローに向けて槍に闘気の刃を作り、振り下ろすと、グレイドバッファローの首を斬り、黒い霧になって消えていく


『キリシア、油断し過ぎかな?』

マルスが笑顔で言う

『次は油断しない!!』

『ふふふ、油断したのですね。一緒に戦いますか?』

『リリシャやりすぎるから、後ろで見ていて!!』

キリシアが慌てて言うと、グレイドバッファローを探して歩き始める

『キリシア、この頃余裕が有りすぎて、油断してますね・・・魔石も革も魔光石も忘れていますから』

リリシャが拾いながら言う

『警戒もしっかりするよ』

マルスが笑顔でキリシアの後ろ姿を見ている


『はぁはぁはぁ・・・』

57層を一周すると、キリシアが疲れたように肩で息をしている

『連戦は疲れるよね』

マルスが笑顔でキリシアを見ている

『少し疲れた・・・急に次々と襲ってくるから、休めない』

キリシアが苦笑いしている

『マルス、どうしますか?』

リリシャがマルスを見ている

『今日は帰ろうか? 休んでも時間が勿体無いからね・・・次は57層から3人で力を合わせて戦おう』

マルスが笑顔でキリシアを見ている

『仕方ない・・・革が厚くて硬いから、本気で戦わないと倒せないから』

キリシアが苦笑いしている

『3人で力を合わせて戦うのは、久しぶりになりますね』

リリシャが嬉しそうにマルスを見ている

『数年振りに本気で戦える相手かな?』

キリシアが笑みを浮かべている

『次は3人で殲滅しよう』

マルスが笑顔で言うと、マルス先頭に54層に向かって行く


『マルス師匠お帰りなさい』

エミールが笑顔で出迎えてくれる

『キリシア師匠、元気無いですが・・・』

『疲れただけ!! バッファロー手応えが有る』

『キリシア師匠が喜んでいるなんて・・・』

エミールが驚きながら呟くと、みんなキリシアを見ている

(キリシア師匠が手応え有るなんて・・・相当な化物です!!)

『一人じゃ殲滅は疲れる!!』

『次は久々に3人で協力しますよ』

リリシャが微笑みながらキリシアを見ている

『仕方ない!! 連戦は体力が持たない!! 横取りはしないでよ』

『マルスに言っておいてくださいね』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャがいつもするでしょ! マルスは危機にならないと、手出しはしないから!!』

キリシアが大声で言うと、みんな笑っている


13層に到着する

『あ! マルス師匠』

エリカがマルス達を見付けて笑顔で言うと、全員立ち上がり、マルス達を見ている

『エリカ終わったの?』

『はい! 休んでいました! この結界凄いです』

『結界が無いと鍛練は面倒だからね。エリカは、鍛練したの?』

『はい! マルス師匠、全員このぐらいで良いのでしょうか?』

エリカが考えながら言うと、マルスが全員の魔力と闘気を確認している


『魔法使いは全員ギリギリだね。しっかり魔力制御してね・・・闘気は海兵達は余裕が有るね、他はギリギリかな?』

マルスが考えながら言う

『海兵達は、12層殲滅も手伝って貰いましたけど・・・14層もした方が良かったのですか?』

『必要ないかな? 自己責任だから・・・自分で努力させたいからね』

『はい!マルス師匠、努力は惜しみません』

エリカが笑顔で言うと、レスリアとエリスナが微笑みながら見ている

『エリカとエリスナとレスリアさんは、明日も頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『はい!マルス師匠』

エリカが笑顔で言う

『マルス、エレーヌとヒストリアは、どうするのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『越えているから、休ませないとね・・・明後日は、エリカと一緒が良いかな?』

マルスが考えながら言う

『エレーヌお姉さんとヒストリアさんどうかしたのですか?』

エリカが驚きながら聞く

『ちょっと越えすぎちゃった。何気に最後まで殲滅していたからね』

マルスが苦笑いしてエレーヌを見ていると、全員エレーヌとヒストリアを見ている

(最後まで? 殲滅した? 何層まで殲滅してきたのか気になる・・・きっととんでもないモンスターを激戦で倒してきたのだろうけど・・・)

『エレーヌお姉さんと一緒は嬉しいです』

エリカが嬉しそうにエレーヌを見ている


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