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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
3章 北部の危機と付与魔法師
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迷宮訓練再開と槍の性能

翌日はキリシアとリリシャとマルスで迷宮に潜り、19層に最短距離で向かい、ゴーレムに遭遇する。キリシアが闘気を槍に纏わせて突きを放つと一撃でゴーレムを貫く

『あ!少し外した』

キリシアは呟きながら横に振り払うと、ゴーレムは両断されて黒い煙になって消え、鉱石と魔石が残る

『この槍、闘気を纏うと凄い威力になる』

キリシアは笑顔で言うと次の獲物を探す。そして次々と倒しながら進み19層を一周してしまう

『あれ、もういないの?』

キリシアが呟くと

『1人で全部倒したよ。たまには自分にも分けてよね』

マルスが言うと

『あ!楽しくて独り占めしちゃったね』

キリシアが苦笑いしながら言うと

『20層行こう』

マルスが言うとキリシアは20層に向かう。そして小部屋に着いて、マルスは魔力視と闘気を剣に伝わらせてゴーレムを一刀両断して倒し、次々と倒して小部屋のゴーレムを全部倒す

『マルスは全部一撃だね』

リリシャが言うと

『ゴーレムじゃ相手にならないね』

キリシアが笑いながら言う

『倒し方が解っているからね』

マルスも笑う

キリシアとマルスは次々とゴーレムを倒しながら進み、大部屋のゴーレムも全部倒してしまう

『まだまだ余裕があるね』

キリシアが笑顔で言うと

『槍を強化しすぎたかな?』

マルスは笑うと

『体力回復と生命力回復と腕力強化でしたよね』

リリシャが言うと

『あ!だから疲れないんだね』

キリシアは笑顔で言うと

『腕力強化は必要なかったかな?』

マルスが言うと

『この槍は私のだからね』

キリシアが笑顔で言う

『とんでもない魔槍を作った自覚が出たかな?』

リリシャが笑いながら言う

『こうやって見てみると凄い槍になったと思うよ』

マルスが言うと

『マルス、ありがとう!』

キリシアは笑顔で言って21層に向かうと、大きなカークロッチに遭遇し、キリシアは闘気を纏った一撃で両断して倒す

『え?こんなに弱かったけ?』

キリシアが言うと

『槍の強化したから?』

マルスが言うと

『どんどん倒すよ』

キリシアは笑顔で言うと

『持ちきれなくなるよ』

リリシャが言う

『もう少しだけ』

キリシアが言うと次の獲物を見付けて両断して倒す。そして次はマルスが闘気を纏い一刀両断して倒す。次はリリシャがファイヤーボールで吹き飛ばして倒す

『ファイヤーボールじゃ足りないね』

『ファイヤーキャノン使う?』

リリシャが笑いながら言う

次の大きなカークロッチに遭遇して

『ファイヤーキャノン!』

大きなカークロッチは大きな火の玉に当たり大爆発して消滅する

『リリシャ、凄い魔法!』

キリシアは笑顔でリリシャを見る

『少し強すぎたかな?』

リリシャが言うと

『元々階層主だから良いんじゃないかな?』

マルスが言うとキリシアとリリシャは笑いだす

21層を一周して迷宮出口に向かうことにする。そしてギルドに向かい

『ヘザーネ、ただいま』

『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、お帰りなさい』

『魔石買い取りお願いね』

キリシアは次々と魔石の袋を置いていくと中を見て

『19層ですね』

ヘザーネはそう言って魔法のランプを使い、魔石を鑑定して、数を数えていく

『20層もですね・・・・え?もしかしてこれは21層ですか?』

ヘザーネが言うと

『21層まで行ってきたよ』

キリシアが言うと

『全部買い取りで良いですか?』

『あ!21層の魔石は20個持って帰ります。魔道具作成に少し使いますので』

マルスが言うと20個袋にいれる

『19層が180個で20層が215個で21層が42個ですので金貨1620枚です。口座に預かりますね』

ヘザーネは笑顔で言う

『お願いね。ヘザーネまたね』

キリシアはそう言って帰ろうとすると冒険者達は噂話をしている


家に着くと

『お帰りなさいキリシア様』

ラーザが笑顔で出迎えてくれる

『ラーザ、ただいま』

家に入ると

『お兄ちゃん、お帰りなさい』

レティナが抱きついてくる

『帰ったようですね』

フローネが言うと

『フローネ先生、ただいま』

リリシャは笑顔で言う

『もうランプの材料を揃えるとは思っていませんでしたよ』

フローネは微笑みながら言う

『今日は槍の性能確認も出来ました』

マルスが言うとフローネは槍を鑑定して

『マルスの本気の付与魔法ですね』

フローネは呟き

『大きなカークロッチも簡単に両断して倒せました』

キリシアが言うと

『え?大きなカークロッチ・・・・2層にまた出たのですか?』

フローネは驚きながら言うと

『21層は大きなカークロッチですよ』

キリシアが言うと

『まさかそんな大物と戦って来たのですね・・・・まさか!』

フローネは嫌な予感がする

『魔石はどのぐらい持って帰ったのですか?』

『20個は魔道具作成のために持って帰りましたよ』

リリシャは魔石を出しながら言うと

『確かに大魔石!こんなに・・・・以前だったら、これを取るために数十人で挑んでいたのに・・・あなた達は簡単に持って帰るのですね』

フローネは諦めたような顔になる

『そんなに強くないのに?リリシャも魔法で一撃で倒せるよね』

キリシアが言うと

『え?あれを一撃で!まさか・・・・』

フローネはリリシャを見て

『ファイヤーボールだとちょっと厳しかったから、ファイヤーキャノンを使ってみました』

リリシャは微笑みながら言うと

『本当に倒してしまうのですね』

フローネは苦笑いし始める

『フローネ先生、ミリアが付与魔法の練習で書き込んだ魔方陣を見て貰えますか?』

マルスが言うと

『え?ミリアは付与魔法の練習を始めたのですか?』

『昨日の夜にやりました』

『解りました。楽しみですね』

フローネは微笑んで言うと工房に向かう

『ただいま』

『お帰りなさい、師匠』

みんなと挨拶した後に

『これもしまっておいてね』

魔石の袋を渡してしまってもらう

『え?・・・・・・大きい』

クレスタは驚き声を上げてしまう

『どうしたのですか?』

リシリアが覗いて

『え?・・・うそーーー大魔石!!』

リシリアはフローネを見て涙目になる

『だだだっ大魔石!』

エビリアが見て呆然とする

『1つじゃ無いです・・・・』

クレスタが言うと

『こんなことあり得ません・・・・大きなカークロッチ・・・だけどこんなに沢山』

リシリアが涙目で言うと

『リシリア、あなたが欲しくて探し回った魔石をこの子達は21層から余裕で持って帰って来たようです』

フローネが言うと

『21層なんて・・・・不可能ですよね』

リシリアがそう言うと泣き出してしまう

『どうしたのですか?』

マルスが聞くと

『魔道具を作るためにこの魔石が欲しくて命懸けで迷宮に潜り、仲間は亡くなり、私も魔法が使えなくなりました・・・それが目の前に・・・』

リシリアは泣きながら言う

『一個あげますから、泣かないでくださいね』

リリシャが言うと

『え?本当ですか・・・ありがとうございます』

リシリアは両手で大事そうに抱えて泣き続ける


泣き止むのを待ってから

『ミリア、付与魔法の練習の書き込みしてきて』

マルスがそう言うと、ミリアは2階で書き込みを行う

『出来ました』

ミリアは笑顔で言うと魔石を渡してくる

『フローネ先生、どうですか?』

フローネに渡して確認してもらう

『綺麗ですね・・・少し歪みがありますが、これは練習して修正したら完璧ですね』

フローネは笑顔で言うとミリアに魔石を返す

『私にも見せてください』

リシリアがそう言うと魔石の魔方陣をじっくり観察する

『そんな・・・私よりも細かく出来ています・・・どうしてこんなに綺麗に書けるの?』

リシリアが言うと

『魔力制御と魔力量ですね。リシリア、私を越える付与魔法使いが2人もここにいるのですから、このぐらいで驚いたらダメですよ』

フローネが言うと

『師匠よりも・・・』

リシリアはリリシャとマルスを見て

『沢山練習をさせたのですね』

リシリアが呟くと

『えーと昨日初めて練習しました』

ミリアが言うと

『え!・・・・』

リシリアはかたまり、ぎこちなくフローネを見る

『常識外ですが、ミリアの魔力制御が可能にしているのですよ。実質、魔力制御の能力が書き込む技術を可能にしているのですよ』

フローネの説明に

『基礎が一番大事なのですね』

リシリアは肩を落として言う

『ミリアに魔力制御を習うと良いですよ』

マルスが微笑みながら言うと

『そうですね・・・』

リシリアが言うと

『え?私がですか?』

ミリアが困惑しながらいう

『妹弟子に教えるのも仕事ですよ』

リリシャが笑いながら言う

『ミリアの魔力制御を見せてあげれば解るからやってみて』

マルスが言うと

『はい、解りました』

ミリアが魔力制御を始めて

『え?こんなことが出来るのですか・・・・・』

リシリアは見とれている

『この子達の実力が解りましたか?』

フローネが言うと

『あり得ません・・・だから自由に魔力を調節出来るのですか?』

『そう言うことです。あなたには努力する事が必要ですが、目標が沢山出来て良いかもしれないですね』

フローネが微笑みながら言うと

『師匠、頑張ります・・・』

リシリアがそう言って魔力制御をし始める。そしてマルスが少しアドバイスして制御してもらう


『リシリアさんも明日迷宮に潜りませんか?』

『え?良いのですか?』

『エビリアとクレスタも一緒にしますので無理はさせません』

マルスが言うと

『3人まとめて訓練ですね。マルスが見てくれるのであれば間違いは起きませんから行ってきなさい』

フローネが言うと

『解りました。御一緒します』

リシリアが言うと

『私達も頑張ります』

エビリアとクレスタが言う


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