表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
1219/1407

ヘルゼレス王国と神官

神官達が次々とケニス目掛けて突進してくると、ケニスは、次々と殴り投げ飛ばしていく

『神聖王国に逆らうとは!! 許されないぞ!!』

神官がケニスを睨みながら言うと、ヘルゼレス王国騎士達が取り囲んでいる

『許されない? 暗殺未遂、誘拐未遂、宣戦布告ですか?』

メトリシアが笑顔で言う

『アーメリア様が怒っているぞーー あーーー天罰を下せと言っているぞ』

神官が祈るようにしてから言う

『愚か者もいるのか・・・』

マルスが呟く

『アーメリア様も怒りそう・・・』

メトリシアが苦笑いして言う

『早く全員を殺せ!!』

神官が大声で怒鳴り、ヘルゼレス王国騎士達が苦笑いしている

(どうなるのか? これで教会も終わりだな・・・)


ケニスが全員を投げ飛ばしてから、丁寧に腕をへし折っている

『化物か!! 天罰を下すぞ!!』

神官が後退りしながら言う

『天罰を? どっちに下るのでしょう?』

メトリシアが苦笑いしている

『女神よ!! 愚か者達に天罰を!!』

神官が祈るように叫び、何かを唱え始めている

『サンダー』

マルスが呟くと、空から神官にイカズチが落ちて、次々と倒れている人たち全員に当たっている


『天罰が下った・・・』

メトリシアが呟くと、神官はピクピクしながら倒れている

『終わったのか?』

セレスバインが苦笑いして馬車から降りてくる

『処分お願いします』

メトリシアが笑顔で言う

『処分か・・・メトリシア王女、メリア王女誘拐未遂、暗殺未遂、不敬罪で捕らえよ』

セレスバインが苦笑いして言うと、騎士達が拘束を始めている。商人達や住民達がひそひそ噂をしている


『えーと、セレスバイン様、これは何が起きているのですか?』

マルスが苦笑いして聞く

『動乱の中、逃げ出した神官達に住民達が疑心を持っていましたが・・・リベリアの英雄様達の噂を聞いて、新しい神の誕生だと住民達が新しい教会を作ろうとしています・・・教会側は、布施が無くなり、慌てています。 少し前から不穏な雰囲気が有りましたが・・・とうとうやってしまいました』

セレスバインが苦笑いしている

『神聖王国って何処ですか?』

マルスが考えながら聞く

『魔工王国の南側ですが・・・あれは宣戦布告ですね』

セレスバインが苦笑いしている

『あ! 買ってしまいました!! 御父様に伝えておきます』

メトリシアが満面の笑顔で言う

『やっぱりメトリシアが買っちゃったか・・・キリシアが聞いたら、怒るかな?』

『え! キリシア師匠なら笑ってくれます』

メトリシアが笑いながら言う

『槍の女神ヴァルキリーの信仰もうなぎ登りですので、神聖王国は、敵視してます』

セレスバインが苦笑いしている

『標的がキリシアか・・・面倒だね』

マルスが苦笑いして呟く

『騎士に教会を強襲させます・・・』

セレスバインが苦笑いして呟くと、騎士達が走っていく


セレスバインが王城に戻り、国王に出来事を説明する

『はぁ・・・とうとうやったか・・・英雄殿は怒っているのか?』

国王が頭を押さえながら聞く

『笑っています・・・メトリシア様に武器を向けたからには、ただですみません』

セレスバインが苦笑いして国王を見ている

『これからどうなる?』

国王が苦笑いして聞く

『教会からこんな手紙が出てきました・・・独立計画と協力者は解りましたが・・・これは侵略ですね』

セレスバインが手紙を見せている

『あやつ・・・反乱計画が出てくるとは・・・すぐに重臣を集めろ』

国王が頭を押さえながら言うと、セレスバインが騎士に指示をしている

『英雄殿の来訪は何か起きるのか・・・悪いことでも良い方向に向かうのか? 面倒な事だが』

『セレスバイン・・・内戦になったらどうなる?』

『敗けは無いですが・・・混乱はします・・・どれ程民を蔑ろにするのだか・・・面倒なら公表して民に任せましょう』

セレスバインが言うと、国王が考えている

(公表が一番か・・・神聖王国も下手に手を出せないだろう・・・一部の神官の反乱なら文句をつけれないからな・・・)


重臣達を集めて相談を始めると、証拠を見て重臣達が苛立っている

『すぐに処分の沙汰を・・・公表にも賛成です』

重臣達が次々と言う

『すぐに騎士と兵士を派遣する・・・獣人達にも協力を要請して欲しい』

セレスバインが考えながら言う

『狂信者達が何をするか解りませんので、すぐに手を打ちましょう・・・獣人達にも連絡はしますが、動かないでしょう・・・先の戦争でまだ傷が癒えてません』

『普通ならな・・・兎に角先手を取るぞ』

セレスバインが大声で言うと、重臣達が賛成して、すぐに騎士と兵士を独立を考えている領地に向けて出発させる


『英雄殿は怒ってないのか?』

国王が苦笑いして聞くと、重臣達が一斉に国王を見ている

『笑っています・・・面倒事に巻き込まれたら怒りそうですけど』

セレスバインが苦笑いして説明をする

『平穏に迷宮探索を続けて欲しい・・・騎士を必ず護衛に付けるように』

国王が頭を押さえながら言う

『怒らせて仕返しに行ったら、神聖王国も滅びます』

重臣が苦笑いして言う

『グゼリオンス王国の様に・・・抵抗は不可能だからな・・・』

セレスバインがガッカリして言う

『頼むから、押し付けられないようにするように』

国王が苦笑いして言うと、重臣達が同意している

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ