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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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平和な航海

カーレスト諸島で2日ゆっくりしてから、ヘルゼレス王国に向けて出港準備をしていると、ジエルとメーレスが船着場にやってきて、リリシャとマルス達が小型魔導船で船着場に向かう

『リリシャ、もう行かれるのですね』

メーレスがリリシャを見つめている

『ヘルゼレス王国でゆっくり迷宮探索をします』

『この手紙をセレスバイン御兄様に届けて下さいね』

メーレスが手紙を差し出して、リリシャが微笑みながら受け取る

『風呂の使い勝手は、どうですか?』

『凄く過ごしやすい風呂です。毎日楽しんでいます』

メーレスが嬉しそうに言う

『何か改造が必要なら言って下さいね。マルスが作り直しますので』

リリシャが微笑みながら、マルスを見ている

『あ! 蒸留装置は、もっと必要ですか?』

マルスが思い付いた様に聞く

『蒸留酒は、非常に売れ行きが良いですが・・・増えすぎると値崩れしますので、増やさなくて大丈夫です』

『そうなのか・・・売れる量が増えるように、ヘルゼレス王国でも広めてきます』

マルスが笑顔で言うと、ジエルが苦笑いしている

『マルス、早く沢山売りましょうね』

リリシャが微笑みながら言うと、メーレスがマルスを見ている

『マルス様にも飲んで欲しいですけど』

『時々飲んでますが・・・飲みすぎは良くないので、ミリアもこの間、間違って飲みすぎてましたから』

マルスが苦笑いして言う

『コップ一杯を一気飲みしたからですね』

リリシャが笑いながら言う

『ミリアちゃんは強いのですね』

メーレスが笑いながら言う

『マルスの裾を握り締めて寝てしまいました。可愛いからみんなで寝顔を見てましたよ。間違えて飲んだと言ってましたけど、ミリアですから』

『今度見てみたいですね』

メーレスが笑いながら言うと、ジエルが苦笑いしている

(飲みすぎは良くないぞ。何が有るか解らないのだから・・・)


ウンディーネ号は、ジエルとメーレスに見送られてカーレスト諸島を出港する。


騎士と子供達は、ヒストリアの指導で闘気の鍛錬と戦闘訓練を毎日やっている。魔法使い達は、海に向けて魔法を放って練習をしている

『マルス、何を見ているのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『みんな真剣に鍛錬しているな・・・エリカも頑張っているね』

艦橋からマルスが見ている

『エリカちゃん頑張ってますね・・・成長しましたね』

リリシャが微笑みながらエリカを見ている

『無詠唱も教えて、沢山練習させよう』

『マルス、基礎だけにしてくださいね。教えることが少なくなりますから』

『エリカは、リリシャの弟子では無いよ』

『ダメです。エミールを取ったのですから、マルスからエリカちゃんを貰います』

リリシャが笑いながら言う

『取ってないよ』

『マルスにベッタリですから、取ってます。エリカちゃん才能が有りますから、楽しみですよ』

リリシャが笑顔でエリカを見ている

『エビリアとクレスタに取られそうだけど』

『そうですね。仲良くしてますから・・・魔法放っているのを見ていたら、放ちたくなりましたね』

リリシャが微笑みながら海を見ている

『本気で放ったら大変な事になりそうだけど』

マルスが苦笑いしてリリシャを見ている

『仕方ないですから、島を1つ吹き飛ばしてみたいですね』

『リリシャ、遊びで島を消し飛ばしたらダメだよ』

『巨大な魔物出ないですかね』

リリシャが海を見ながら言う

『キリシアが獲物を取るなって言うよ』

『早い者勝ちです』

リリシャが笑いながら言う

『迷宮内の話だよね?』

『今回の旅は何が起きるか・・・楽しみですね』

リリシャが笑いながら言う

『何か起きるのが前提?』

『マルスだから仕方ないですよ』

『酷いな・・・何か起きるのが前提なんて』

マルスが抗議していると、エミール達もやってくる

『マルス師匠、師匠、何を話しているのですか?』

エミールが微笑みながらリリシャを見ている

『マルスと旅をすると、何か起きるかの話です』

リリシャが笑いながら言う

『今回は大量発生か、化物ですか?』

エミールが笑いながら言う

『侵略国家が無いですから、化け物ですね』

リリシャが笑いながら言うと、エミールが頷きながら笑っている

『酷いなーー何か起きることが前提なんて』

マルスが抗議している

『マルス師匠事実です。 リリシャ師匠の実家に出向いたら、内乱とスパイダーですから、レトリアル・クレトリア王国でも内乱でしたよね? それにウルシナ公国まで遊びに行ってましたよね? オテリオス王国でも・・・』

エミールが笑顔で出来事を話している

『トラブルが起きている所に行っただけだから』

マルスが苦笑いしている

『マルスだから仕方ないです』

リリシャが笑いながらマルスを見ている


ルーメルアの町が見えてくると、ヘルゼレス海軍に挨拶をしてから港近くに停泊して、小型魔導船で港に向かい、馬車が到着すると、セレスバインが降りてくる

『マルス殿、迷宮探索で良いのか?』

セレスバインが笑顔で聞く

『はい、魔光石を取りに来ました』

『ゆっくり楽しんで欲しい。町中の人避けは騎士に命令しておく』

セレスバインが笑顔で言う

『メーレス様からの手紙と国王陛下からの親書です』

リリシャが微笑みながらメーレスの手紙を差し出して、メトリシアが親書を手渡している


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