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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第22章 平和な日々?
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散歩と魔法学院

魔法学院のリーベルの部屋に向かう

『マルス、何か用ですか?』

リーベルがマルス達を見て叫ぶ

『クリス様達に今年の10人を紹介してなかったから、挨拶させに来ました』

マルスが笑顔で言う

『あの子達ですか? 早く隔離してください』

リーベルが慌てて叫ぶ

『隔離? 何故?』

『既に1年の授業をする内容が終わってます!! 誰が魔法学院で教える内容を全部教えたのですか!!』

『何故? 授業を受けれないのですか?』

『は? 教科書の内容を既に習ったと聞いてます』

『あ! マルス師匠、みんな魔法学院の教科書で勉強しています』

ミリアが思い出して言うと、みんな笑い始める

『先生達が先生だからね』

マルスが笑顔で言う

『エビリアさんとクレスタさん、楽しそうに教えてましたから、ルキアちゃんとリーネちゃんも凄く楽しかったと言ってました』

ミリアが嬉しそうに言う

『もう送り込まないで下さい』

リーベルが大声で言うと、リーベルの案内で1年の教室に向かう


『マルス様、何か御用ですか?』

講師が笑顔で言うと、生徒達がマルス達を見ている

『様子を見に来ただけだよ』

マルスが笑顔で言う

『君達は内容を理解しているから、マルス様と話し合いに行ってきなさい』

講師が10人に言うと、他の生徒達もマルス達を見て頭を下げている

『クリス様とミーレスとリリアは、何処だろう』

『今なら、魔法練習場の上の部屋です』

講師が笑顔で言う

『マルス師匠、つまらないです。虐められません』

メトリシアがつまらなそうに言う

『誰の所為ですか? 講師が全員入れ替わったのは』

リーベルが呆れながら言う

『誰の所為? 講師に能力がなかっただけですよね?』

『それは認めます。誰1人生徒に教えられないのですから・・・』

リーベルが呟くと頭を押さえている


マルス達は、10人を連れてクリス達の部屋に向かう

『あ!マルス様、レティナちゃん!!』

クリスが嬉しそうに叫ぶと、生徒達がマルス達を見ている

『紹介してなかったから、連れてきたよ』

マルスが笑顔で言うと、10人を紹介している

『やっぱりマルス様の知り合いだったのですね』

クリスが嬉しそうに言う

『みんな仲良くしてね・・・姉弟子の教え子だから、ミーレスがみんなの相談相手になってね』

マルスが笑顔でミーレスを見ている

『え! 自信は無いですけど』

ミーレスが驚いている

『何か問題が発生したら、レズオスかカミラに相談すれば良いからね』

マルスが笑顔で言うと、10人がミーレスに挨拶をして、それぞれがミーレス達に質問をするように話し始め、下の練習場で魔法練習を始めている


マルス達はしばらくして、練習場を出て帰っていく

『マルス様、お帰りなさい』

レーゼンとケーレスが笑顔で言う

『何か有ったかな?』

『御客様が来ています』

ケーレスが笑顔で言うと、マルス達は屋敷に入っていく

『マルス殿、帰ってきたか』

ヘルトがリビングで待っている

『ヘルト御兄様、何か用ですか?』

メトリシアが笑顔で聞く

『御母様から魔法使いのランクに付いて提案が有った・・・良い事だが、Aランクをどのレベルにしたら良いか、相談に来た』

ヘルトが考えながら言う

『フローネ先生に相談しよう』

マルスが笑顔で言うと、ミリアが呼びに向かう


ヘルトがフローネに概要を説明する

『良いことですが・・・最低限上位には、宮廷魔術師達のレベルが必要と思います。 宮廷魔術師がAランクですね』

フローネが微笑みながら言う

『魔法学院卒業生達のランクはどのぐらいに?』

『今年の卒業生は、Cランクでしょう、Bランクは上位陣で良いですね』

フローネが微笑みながら言う

『やっぱりそうなるか・・・初級魔法10種類使えて、Dランクで、それ以外はEランクで良いですね』

メトリシアが笑顔で言う

『ハルド師と同じ意見か・・・困った事に、元宮廷魔術師達は、全員Eランクになってしまう』

ヘルトが苦笑いしている

『初級魔法5種類以下をFランクにして、魔力制御が未熟な者、攻撃魔法で的に当てれない人、回復魔法使えない人等をランク外にすれば良いかな?』

マルスが笑顔で言う

『あはは・・・それでも魔法師団の魔法使い達がランク外になる人が出そうだ・・・』

ヘルトが苦笑いしている

『魔法学院に入れるのがEランクになれば良いですね』

マルスが笑顔で言う

『魔法薬精製や魔道具作成もランク分けするのですか?』

メトリシアが笑顔で聞く

『それはしない方向だ! 魔導具作成やポーション作成出来るなら、魔法も結構使える筈だ』

ヘルトが考えながら言う

『その通りですね。魔法を教える人が、ランク低いのバレたら大変な事になりそうですね』

フローネが微笑みながら言う

『あ! 魔法教える人がEランクだったら最低です』

メトリシアが笑顔で言う

『メトリシアに元々教えていた人達は、どのランク?』

『え! 多分・・・Eランクです・・・だけど5種類使えたかな?』

メトリシアが考えている

『Eランクに偉そうに教わっていたなんて・・・本当にこの国の魔法使いは、使い物にならなかった証明だな』

ヘルトが苦笑いしている


夜になると、エリカを呼び出す

『マルス師匠、何か用ですか?』

『エリカ、今後どうしたい?』

『え! どうしたい? マルス師匠から魔法を教えてもらいたいです』

『リベリアで過ごす事で良いのかな?』

『はい! マルス師匠、どうして聞くのですか?』

エリカが不思議そうに聞く

『エリカの人生だから、何かしたい事が出来たら教えて欲しいだけかな? エリカなら冒険者でもやっていけるし、旅も出来るし、王家や貴族に仕えたり、貴族にもなれるからね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが微笑みながら見ている

『マルス師匠、忘れたのですか? 元々マルス師匠に憧れて魔法使いになろうとしていた事を! マルス師匠の手伝いをする方が、王家に仕えるよりも何倍も凄いことです』

エリカが笑顔で言う

『何か他にしたい事が出来たら言ってね。応援するから』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス師匠・・・マルス師匠の子供が出来たら、先生になりたいです』

エリカが笑顔で言うと、マルスが苦笑いしている

『エリカちゃん、気が早いですよ』

リリシャが慌てて言う

『ライオちゃんのお陰でみんな待ってます。誰が世話係するか、取り合いになりますから、沢山作って下さい』

エリカが笑顔で言う

『それは・・・その』

マルスが赤くなっていると、リリシャが横顔を見ている

(マルスも照れて可愛い・・・エリカちゃんもっとマルスに自覚を持たせてください)

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